2020年12月16日 (水)

年の瀬はいそがしく、されど

もう師走も半ばを過ぎた。残すところ本年も2週間。
コロナの病禍でただでさえ引き篭もりの生活が尚更に出不精になる1年だったように思う。
(まぁそれだけ感染リスクは低いわけだが)
今年はまだ1本も映画を観ていない。
美術館博物館にも行っていない。
週末に友人と石岡瑛子展に行く約束をした。
自分の視界を広げること、思索を深めることをあと半月で少しでもやっていこう。
小休止で観たTVでイタリアンシェフの矜持に触れた。職業人の心があった。
仕事をする上で金さえ貰えばいい、損をしなければいいっていう考えの人間には
そこまでの視野しかない。
どうしてその仕事するのか自分に問い、相手に何を見出すのか。
職業を通じた自己実現とは何なのか。
またそれを理解できずに金でしか人を推し量れない客は、
理想と真摯さを持って臨む相手を愚弄しているという自覚がない。
打算と妥協と損得勘定という世渡りと、理想を持った生き方と区別がつかないのだろう。
自分が以前、町工場の社長になって一番ショックだったのが、
ベテランの社員たちが「金さえくれればいい」と口を揃えて言ったこと。
職工として矜持も意識もこだわりもなかった。
編集者として社会人として、多くの人や仕事の現場に触れてきて、
そして社長になったけど、自分の会社が一番意識の低い悲しい姿だった。
それゆえに心がすれ違い続けたのだろう。
自分も経営への意欲も削がれていった。
漫画家の自分はその意味では赤字すれすれでやっていて、
いい歳になっても、何もないままの自分だけど、
それでも理想や矜持は大切にしている。
幸い雨をしのぐ屋根と、糊口をしのぐくらいの働き、
そして気の良い友人たちがいるのだから、
それで十分だ。
来年も愚直に仕事をしていこう。

そんないくつかの仕事で、
年明けのラジオ特番に関わることになった。
5月のクローバーラジオでご一緒したDJ林檎さんの
こしがやエフエムでの番組の正月の拡大番組。
https://koshigayafm.co.jp/
題して「DJ林檎の二次元音楽館 新春スペシャル ザ・石ノ森ワールド-アニメと特撮のコスモロジー-」。
来年は「仮面ライダー」の連載と放送から50周年になる。
それを機にアニメ作品から特撮ヒーロー、劇場映画まで
石ノ森章太郎が生前に関わった多くの映像作品の音楽、主題歌や劇伴までを採り上げていこうという企画だ。
自分は東映特撮はあまり観ていないので、
もっぱらアニメの話題をしながらになるはず。
放送日時は2021年1月2日(日曜) 午後2時~6時の4時間。
聞き方はヤマトの特番のときと同じ。
FMラジオやインターネットを通じて全国で聴くことができるのでできるので環境に合わせてどうぞ。
①FMラジオで周波数 86.8MHz にチューニング。
(埼玉県越谷市を中心にした県南部、東京都北部、千葉県西部のエリア)
②スマホからスマホアプリ「listenradio(リスラジ)」をダウンロード(無料)し、
「ハローハッピー・こしがやエフエム」を選択。
Android版  http://bit.ly/2HsnkU1
iPhone版   http://apple.co/2VS22YT
③PCから、インターネットサイト「listenradio(リスラジ)」にアクセスし、
「全国のラジオ局」⇒「関東」⇒「ハローハッピー・こしがやエフエム」を選択。
 http://listenradio.jp/
お楽しみに。
自分のお正月は多分なく、家で一人 連載原稿を描いているはず。
今年は冬コミもないので、年末からずっとそんな感じだろうと思う。
なので皆様、どうぞよいお年を。

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2020年10月 1日 (木)

#勝手に今日は一日クローバーラジオ三昧

9月30日はクローバーラジオ閉局の日。
朝起きてから、仕事しつつクロ局だけをずっと聴き続けてみた。そのまとめ。

9月30日
06:33
今日はずっとクロ局を聴き続けてみようかな。勝手に自分で出来る「今日は一日クローバーラジオ三昧」だ!
08:24
今朝の黒のゲートは「1974のTVアニメから」でした。
10:05
今朝の「キラクラシック」はホルストの惑星。日本人の好きな交響曲のベスト10に必ず入るこれをこの日に聴けるのはいい!
10:23
簡単な曲解説つきで1時間まるまる惑星を聴きこめる。昔の民放FMなどであったスタイルだけど、味わい深い。
10:56
未完成の「冥王星」の後世の補完版をかけるのではなく、平原綾香の「ジュピター」で番組を〆るのも視野が広くていい。
11:15
「フレンチポップスでBon!」は解説が入らないから年代が分からないが、編曲から1960〜90年くらいの幅がある選曲に聞こえる。シャンソンやフレンチPopsは日本の歌謡曲やニューミュージックへの影響も強く耳馴染みがして心地よい。ただ最近のJpopには皆無だけど。
11:22
近年のJpopは90年代のバンドブーム以降、ロックバンドの編成が主流になってしまったため、音楽的に偏向していて貧相だ。新人デビュー⇒アイドルかロックバンド⇒がっかり の構図。アニソンも「魔女っこメグちゃん」や「ひそまそ」のEDのようにフレンチの要素が入ったりする豊かさをもっと広げて欲しい。
11:27
まぁ、ひそまそはフランス・ギャルの曲をリメイクしたものだけど。
11:28
あ、番組ラストに曲リストが入った。でも解説なしねw
11:34
「洋楽ヒットソング」って番組タイトルからして脳味噌使ってないから、時間を埋めるフィラー番組だな。こだわりもなさそう。そろそろお昼ご飯に出かけようかな。
12:51
昼食より帰宅。さぁ「ごきげん!昼MAX」。初めて聴くけど穏やかな番組だ。これも地元にしっとりしっかり根付いてるなぁ。
12:58
ここも最終回っぽいリクエストでいっぱいだ。僕はぴーちゃんを誰かリクエストしてよー。
13:02
1時台のスタートにこのテーマ音楽は昼寝をしろと言っているようだ。志木市の田圃ウォーキングの案内とかいいなぁ。そういうの好き。
13:25
今しがたかかった曲。Van Jones「Time has made me New」。お昼にこういう音楽は昼寝しろと言っているようだ。いや、最高なんだけど。


14:58
昼MAXの選曲は独特に日本のというか埼玉のお昼の空気と広い空に馴染んだものが多かったんだな。いいな、この番組。
15:17
5時台はフィラー番組だから特に練りこみがないので聴き流し。その意味では林檎さんの黒のゲートJukeBoxは毎回テーマを明確に設けて選曲していたからこだわりがあるよね。
15:59
さぁ、ラストイブクロの時間だ!水曜だけでなく、イブクロの最終日。そしてAスタジオからの生放送もこれで終了なんだよ!
16:33
朝の6時半から始まった#勝手に今日は一日クローバーラジオ三昧。10時間を越えてNHKの三昧も突破した!まだまだ聴くぞ!
16:40
イブクロも各曜日のパーソナリティ、番組の個性にファンがいて、常連さんが投稿してるんだなぁ。その温度みたいなものが伝わってくる。火曜常連のアンドローさんにはアンドローファンがいるという階層構造が凄いし!
17:04
「番組へのメッセージはメッセージフォームで」というCMもこのイブクロが終わりなのかな。いや、フォームが数日残っていれば、お礼のメッセージを送る手段になるかもしれない。
17:36
今日はスタジオの下にファンも来ているんだ。凄いな。オイラもクロ局のスタジオ近くにまた行きたいな。焼肉とかラーメンとか食べたい。
17:50
昨日と違って、最終回っぽい曲がガンガンかかるぞ。これも曜日ごとの個性だな。
17:59
ああ、子供DJってあったなぁ。新しいリスナーが聞き始めたら閉局って残念だろうなぁ。生放送の番組が終わってしまったよ。拍手!拍手!お疲れ様でした。
18:03
「アジアンヒッツ迷歌不断」はNHKのワールドミュージックよりもアジア圏に特化していて、実は貴重なPOPsの番組だったんだよね。イブクロのあとにそのまま聴いていることが多かったな。
18:07
90年代からアジア各国の音楽事情は洋楽よりも日本のPOPsやアイドル歌謡の影響を強く受けて、急激に変化と成長をしていく。その頃からタイや台湾、香港を訪れて音楽に触れて驚いたものだった。なので日本の曲のカバーや日本語の歌もあったりする。そうした音楽シーンの今を聴ける番組だった。
18:10
タイなどは日本のトレンディドラマと一緒に輸出されて浸透していったので、タイ北部の山奥で植林していたとき、現地の中学生がキムタクを知っていたよw 韓国は日本文化の統制が長かったから演歌からスタートしてるのがユニーク。演歌はそもそも日本で在日文化の朝鮮歌謡も取り込んで成立してるしね。
18:24
アジアンポップスは山下達郎や渋谷系の影響を受けてさらに飛躍している。AKBとかアイドル歌謡に市場を食われてる日本よりよほど洗練された音楽シーンになっていたりする。
18:30
まぁそのAKBの女衒商売のビジネススタイルを輸出したりするから、日本の芸能界はさらに卑しいんだけどね。
18:31
「こども♪おんがく♪ひろば」はオイラには縁がないなw 可愛い曲が多いけど、やもめの自分には少しさびしい。
19:00
いよいよ「アニソン音エア厨!」
19:02
ひろ♪さんもいる!MIKARAちゃんのメッセージもありそう。音声メッセージだとなお良いんだけどな。そして今日のテーマは「おしまい」。アンドローファン的にはどんな話題で攻めてくるのかが気になる!
19:03
さぁオイラの#勝手に今日は一日クローバーラジオ三昧も12時間を越えたぞ!
19:25
林檎さんは色々好きすぎて紹介しきれなかったという感覚は分かるw 「ピカレスク」がテーマのときブラックラグーンは採り上げると思っていたのよね。
19:31
おお、ガルパン最終章か!
19:32
ちゃにま。さん、泣いてもいいんだよ。
19:41
リクエストはあれど、音源の問題で曲が全然かからないアニソン番組になっているぞw
19:50
アンドローさんきた!また左とん平!ww
19:57
炭治郎の歌か!番組のラストにこの選曲いいね!
19:59
ふぇぇ。番組が終わってしまった。
ちなみにアニソン音エア厨のオイラのリクエストはアンデルセン物語の「キャンティのうた」でした。

20:01
「ラジオセラピー」最終回なのにメインMCが休みという快挙! つか、初めて聴く番組w
20:08
瀬織津姫の話題とは凄いな。
20:13
ふぉぉ、スピリチュアルがらみの番組なのか。あっちの世界までとは、やるなクローバー。
20:29
この番組まるで終わる気ないぞ!また来週とか言ってるww さては、他の局にも配信してる番組だな。
20:32
「サルパラダイスのマジカルハッピーツアー」って猿の楽園かと思ったら音楽の番組なのかな?
21:02
「アミティエシアター」って演劇集団の番組なのかな?雑談っぽいトーク番組だけど、途中に寸劇が入るのかな。
21:35
「Wednesday music selection」はフィラーじゃなくて日本コロムビア所属の歌手がMCの音楽番組なんだ。タイトルとは裏腹に演歌番組なのね。ふぉぉ。
21:36
このあと11時まではフィラー番組の再放送か。
23:01
荒井伝太さんも強い個性の人だよね。イブクロにゲスト出演したときにエンタティナーとしてのオーラを感じたな。
23:16
実に歌が巧い。瞬発力と自由さをもって声を操る感じが歌だけでなく、番組にも魅力を与えてるよね。
23:29
なんだか最終回とは思えないまったく普段と変わらない番組のノリだったなw
23:30
次のCANDYBOXってどんな番組だ?
23:32
さぁ#勝手に今日は一日クローバーラジオ三昧は17時間に突入!
23:35
CANDYBOX内の「ラジスピ」って、これもスピリチュアル関係のパートなのか?そっち系ってあちこちにいるもんだなぁ。
23:39
次は「モテ塾」って恋愛指南コーナー。凄いな。こういう短い企画って数時間の番組の中にコラム的に挿入して続けるパターンが基本かと思っていたけど、コラムだけ集めて30分構成してるのか!それがCANDYBOXなのか!
23:45
うわぁ今度は「山梨」番組。5分位の短い番組の応酬、しかも1ヶ月単位で番組が切り替わっていくいみたい。凄いスピード感だ。てことはあと3つコーナーがあるのかな。
23:52
次は「瞑想」番組。次がメインMCのトークで、閉局の最後の番組を表明してる。とうとうこのあと午前0時でクローバーラジオも終わるんだなぁ。
23:56
この番組も他局へ移籍するんだ。クロ局はそうして他局でも魅力を認められるMCや番組を持っていたのに、それを経営が生かせなかった。その現実を経営陣は認めるべき。
10月01日
00:00
JOZZ3DKFM クローバーラジオ最後の挨拶があった。これで閉局。お疲れ様でした!
00:02
クラシックのピアノ曲が流れ始めた。おそらく当面はこうした語りかける言葉のないまま音楽が電波に乗っていくんだろうな。
00:04
#勝手に今日は一日クローバーラジオ三昧 もこれにて終了。17時間30分。こんな風にラジオを聴き続けたのは初めてでした。特別な一日のクローバーラジオ。ありがとう。

そして衝撃の発表が!
クローバーメディア【ご報告】10月以降について
https://t.co/7vNv6DIk6d?amp=1
昨夜、林檎さんが知らせてくれた。
「停波」ではなく「閉局」。電波のライセンスを承継した新しいラジオ局が開局するとのこと。
自分もビックリ。
地域にメディアが残る。それは素晴らしいこと。
1日今朝から「アサカエフエム」と称して試験放送的なフィラー番組が流されている。
どんなラジオ局になっていくのかな。
またご縁があるのかな。

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2020年9月24日 (木)

ラジオのお話を色々。

連載原稿は先月引っ張った影響がでて押し気味だったけれど、なんとか脱稿。
ただ原稿は上がったものの連休を挟んでしまったので更新日が遅くなることに…。
今月は場面転換で主人公のフェーズに入る予定でいたのだけれど、
才谷屋さんから提案いただいた戦車戦のイメージが面白そうだったので描きたくなって、
結局今回も戦車がいっぱい。
描くの大変でした。

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しばらくぶりの日記になってしまい、もうすでに月報どころでもない。ううむ。
その間なにをやってるかといえば、家に篭って原稿を描いているほかは、とりたてて何もしてない。
コロナ禍の中、都内にすら特に出かけず、映画も本屋も行ってない。
近所で昼ゴハンを食べたり、スーパーマーケットに立寄るだけ。
そんな合間、8月にはクローバーラジオで
「ラジオ・スイート 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち -番外編-」が放送になったりという感じ。
番外編は5月の特番の収録でどうにも収まらなくなっていた
ヤマトの企画盤の音源にスポットを当てようというコーナー1時間分でした。
番組の一部に収録では扱っていない、打ち合わせにもなかった曲が入っていてとても驚いたのですが、
音源の編集を担当した譜観さんの思惑だったとのこと。
自分的には番組全体の構成バランスを崩した結果になったなと思うけど、
放送番組はイレギュラーがつきものだし、
そんな部分ものちのち録音を聴きなおすとスパイスになっていくと思います。

Radiosuite-be-forever

ラジオといえば、10月からの新番組のおしらせ。
僕の大学時代の仲間の他故壁氏くんが文房具専門のラジオ番組を始めます。
題して『他故となおみのブンボーグ大作戦!』。
番組Webサイトももう出来てる!https://daisakusen.net/
10月4日(日曜日)19時半から。局はFM-OZE。
群馬ローカルなので、クローバー局と同じくリスラジやサイマルラジオで全国どこからでも聴けます。

Tako_sticker

他故くんは学生時代から文房具好きとして活動していて、
社会人になってからは「ブング・ジャム」の一員としてイベントや情報発信など
長く活動をしてきた成果がこの番組で聴けるはず!
クローバー局でもお馴染みのふじいなおみさんと他故くんが
一緒にラジオ番組を持つというのも不思議な縁。
自分と同じ野上組出身の漫画家・海産物さんの文房具漫画の連載の原作を
「ブング・ジャム」でしたときも思いましたが。
https://www.amazon.co.jp/dp/4048936034/
そんなこともあり、番組アイコンの絵を自分が依頼されるという流れに。
リスナープレゼント用の円形ステッカーの図案に用いたいということで、
色々考えたところで行き着いたのがメンコの図案でした。
円形の中にイラストだけでなく、ジャンケンや数字、トランプなど
多用な遊びができるアイテムがレイアウトされており、
番組情報に使えそうので。
メンコは役者絵的なリアルな似顔絵のものからマンガ絵まで人物描写の幅があったので、
リアル系もラフで描いてみましたが、
面白いけどプレゼント用にはくどいのと、
依頼にあった「文具を持ってるポーズ」がリアルな絵だと浮いてしまうのもあったのでボツ。
ロゴもジャンボーグAとかスパイ大作戦みたいなヤツ!という要望でした。
僕がアンドローさんや譜観さんと一緒にファンとしてヤマトのラジオ特番を作ったように、
文具マニアが文房具についてひたすら語る番組ができるラジオの敷居の低さと可能性は
とても好ましく思います。
新番組、自分も楽しみにしております。
ラジオは今でも聴取率調査とかやってますが、
ネット配信が地域の枠を越える時代にあってまだ番組の評判や人気を示す指標がないのが現実。
なのでTwitterのツイート数などが用いられるわけですが、
自分はアカウントないので、恐縮ですが聴かれた方で面白かったら是非RTなどお願いします。

「**先生の音楽は永遠です」なんて言葉をラジオなどでよく聴きます。
人類の文化史において長く愛聴される曲っていうのは確かにあるけど、
作品の完成度や価値が素晴らしいものでも、消費の激しい世の中にあって、
聴かれなくなれば忘れられ、存在を知られなくなり消えてしまうのも現実で、
ヤマトの音楽も90年代なんて主題歌を除けば絶滅危惧種でした。
そういう音楽が見えない聞こえない所に封じこめられ溢れかえっています。
音楽をもっと聴く機会を作らないと消えてしまう。そういう危機感を感じています。
アニメ音楽でいえば、アニソン偏重も凄く嫌。
アニメや映画の劇伴音楽の扱いが本当に少ない。
JAZZが日本で一番聞かれる音楽ジャンルというランキングを見た事があるけれど、
その理由も有線などでBGMに用いられるというだけ。
日本は、音楽の多様性を否定はしないが欧米に比べてそれを評価し育て聴いていく素地も市場も弱い。
POPSや歌謡曲に異常なほど偏重をしている。
もっと色んな音楽に触れる機会を作る。それがまずは大切。それが第一歩。
なんだけど、TVメディアは民放を中心に音楽番組は壊滅状態で、
音楽は、タレントの馬鹿騒ぎの間をつなぐどうでもいいVTRの下地に流れる音の埋め草ばかり。
(そこにアニメのサントラが使われているのが更に悲しい)
NHKは地上波やBSで趣向を凝らして音楽を見せて聴かせる番組を作っているのでそれが救い。
90年代初頭はミュージックビデオの勃興の中で、
民放が牽引して深夜枠を中心に、洋楽やJAZZ、クラシックまで様々な音楽番組があったのに、
みんな消えてしまった。
今は通販番組とお笑いタレントが無意味に騒ぎ、アジアの三流メロドラマが垂れ流されてる。
あってもアニソン番組。またアニソン偏重だよ。
コロナ禍でカラオケが潰れる時代なのに、音楽利権を儲けさせるための画策はもういいよ。
民放は恐らく芸能事務所とそれに癒着したレコード会社との関係が狂わせてるんだろうな。
だからその商業的思惑に偏っていく。
90年代半ばから洋楽よりも和製POPSをという圧力で世に流れる音楽の変化を見てきた。
今の民放TVはそのなれの果てだ。
音楽はラジオ的な形態に場所を見出すことになるのだろう。
テレワーク、リモートがどう定着するかは判らないけど、
自宅仕事である漫画家をやっていて思うのは、
TVはどうしても手先から目を離すことになるので、
仕事にはラジオ的メディアが馴染みやすい。
今ならスマートスピーカーもあろう。
そうした環境の変化で音楽番組の復権を強く望む。これは好機なのだから。
音楽ライターの不破了三さんがTwichで行っている音楽配信も良い。
https://www.twitch.tv/fuwaryozo
時代は個人がメディアになっていくツールとルートを提供している。
音楽を聴く形は個人の感受性の選択と意味づけをされていくことで、新しい面を見せる。
そういう変化がきてるのにクローバーラジオの停波は残念でならない。
営業努力を放棄しクローバー局を畳もうとする雇われ経営者も、
この可能性に無関心な自治体もピントずれてるなと思う。
来る首都直下の震災に地元のラジオ局がどれだけ地域に根ざした情報発信に特化できるのか。
地域の人を結び付けられるか。
良質な娯楽を届けることができるのか。
それはTVメディアでは無理だし、ネットで足りるという姿勢なら、
いつかその浅はかさを後悔することだろう。
そんな中でも林檎さんを通じてこの3年、
アンドローさん、譜観さんとヤマト音楽のラジオ特番を作ってこれたのは得がたい経験でした。
深く深く感謝します。
林檎さんが長く特撮やアニメの音楽を自分の番組で扱ってこられた実績と素地があって実現したと思う。
自分の中では音楽番組としてアニメの劇伴に光を当てること、
特にヤマト音楽の復権がテーマでした。
その想いは形と実績にできたように思います。
クロ局が続くなら、他の作品も扱っていこうという話もあったのでそれも残念。
庵野監督からは「エヴァ特集するなら協力するよ」と言われてたのに。
それでもこの番組でコミュニティFMの可能性を示せたと思います。
埼玉県の小さなFM局の番組が全国で聴かれて、トレンドの1位になる。
そんなことは恐らくこれまで無かったことだから。
今後も、こしがやエフエムには林檎さんの番組もあるし、
https://koshigayafm.co.jp/
ラジオを通じて豊かな音楽的生活が実現できるよう、応援をしていきたいな。
意志があるところからすべてが始まるのだから!

林檎さんのこしがやエフエムでの土曜朝の番組「二次元音楽館」。
時々、自分で番組のフォーマットに合わせて選曲構成をして提案をさせていただいています。
主に劇伴を中心にした内容です。
これまで採用いただいたのは、
「宇宙海賊キャプテンハーロック」「劇場版 地球へ…」 
そして今月は「ガンヘッド」。

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ガンヘッドは試写会後にブルックリンのモノローグが追加されたように(ブレードランナーみたい)、
音楽も終盤まで制作と製作サイドでもめながら手が入れられている。
なのでサントラ盤には堂々と映画未使用曲があるし、使用されたのに未収録曲もある。
発売された曲のアレンジ、テンポ違いやリズム帯を抽出してリピートさせた編集モノが入っていない。
今回の番組での選曲は未使用曲をオミット。
限られた時間でそういうマニアックさを表に出す意味はないので。
逆に映画を観たときの感覚を大事にするという意味で、本編に用いられた音楽、
特にドジャースの球場オルガン曲は映画の音声から引用した。
サントラ盤を見ると、場面に用いられた音楽と曲名がリンクしておらず、
また当時の資料ではMナンバー以外に「戦争」「マーチ」などが記されているが
それも無視した曲名がつけられている。曲順も映画の展開とも関係ない。
恐らく永井真理子とのタイアップをやったファンハウス社が適当にやった仕事だろう。
酷いものだ。
永井真理子の「TIME」はかなり早い時期からタイアップが決まって強制されたもの。
映画より先に発売した永井のアルバム「ミラクルガール」からシングルカットされ、
あとから「Song for GUNHED」と間に合わせに追記した偽物主題歌だ。
なので歌詞は映画とは1mmも関係ないどうでもいい内容。
ドメルの死に不倫の歌が流れるような非道と同じだ。
ただ当時に映画を観た人には、
エンドテロップの音楽の直後にこの曲が始まるインパクトを記憶している人もいるので、
イントロ+間奏+コーダを用いて編集し、歌は全カットしてお届けした。
実際、原田眞人監督もこの曲が気に入らなかったのか、
映画のEDなのにワンコーラスのショートVer.を用いてる。
永井タイアップも含めた圧力に監督も作曲の本多俊之もかなりうんざりしていたことだろう。
それが最終的にサントラ盤のどうにも頭のおかしい構成や曲名など
ファンハウスのいい加減な仕事を放置した諦めに結びついている気がする。
映画公開から今日までTVの報道番組などでも用いられる名曲が多い盤なのに、長く廃盤状態。
映画DVDの特典にCDが付録されるまで、中古市場では高騰が続いていた。
残念な話だ。
ラジオでの曲順はCDとも映画とも変えてある。
これは番組内での流れを重視した演出的なもの。
そこに劇中シーンのセリフなどを重ねていったら、
意外にもストーリー順に曲を聴いているような補正がされた。
なので映画を観た方はこのラジオ番組が
ガンヘッド全体を包括し流れのある印象を持ってもらえたのではないだろうか。

Fig004

「ガンヘッド」は東宝特撮史に燦然と光り輝くリアルロボット映画の金字塔!
ロボ嫌いの自分が大好きなくらい凄い映画なんだ!ほんとだよ!
この映画から30年。この映画の遺伝子を継いだ作品は日本ではなかなか生まれてこない。
これも残念なことだ。
ちなみに画像の新宿アルタ前のガンヘッド1/1の展示は映画公開にあわせたイベントであるが、
これの据付けを行ったのが、
大学の友人でヤマト2199のイベントやコンサートでカメラを回してる映像ディレクターの倉本真誠くん。
彼が就職したての新人時代の話だ。

そうして、在宅ワークの自分は仕事しながらFM番組を聞くのが習慣となっています。

NHK-FMの日曜午後のクラシック枠で大人気の長寿番組を打ち切って4月から始めた新番組がある。
番組開始早々、コロナ禍で収録が出来なくなり、
過去のストックもないから再放送もままならず、過去の別番組をあてがわれるなど
散々なスタートを切ったのだが、
この番組、正直全然面白くない。
打ち切られた番組の過去の録音を聴くとその差が歴然。
でもこの失敗って凄く価値があると思うのです。
面白くするためにスタッフが物凄く考えてアイディアや企画を出してきてる。
その経験値は長寿人気番組では生まれない。
TVにせよラジオにせよ、型に甘えた楽な番組は作り手の心も技術も発想も育てない。
典型がアニソン番組。
漫然と知名度の高い歌を楽なランキングで並べ、知られた歌手を呼び、
にわかタレントが意味不明なコメントとリアクションで笑わせるのでオチ。
音楽の背景や創作の工夫、時代における意味などに触れることもない。
誰でも出来る企画だ。
そういう惰性が番組制作者の創意を衰えさせ、視聴者を番組から飽きさせる。
そんな曲を並べるだけの安易な番組は滅んでいい。
それではスマートスピーカーに劣り、自前のCDや音源のランダム再生と大差なく、
番組の存在の意味を失わせ、未来を縮小させるものだから。
それゆえ凡庸になってしまったこのクラシック新番組が多くの知恵と努力で
これからどんな番組になっていくのか自分は楽しみです。

ラジオの夢と可能性はこれからだ。

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2020年5月14日 (木)

ヤマトのラジオ特番をお届けしました。

連載をようやっと脱稿しました。
手間をかけずに戦車を描く見せ方みたいなものをなんとなくは理解できてきたけれど、
手間をかけて戦車を描かないといけないシーンもある。
こつこつと一人で描くがゆえに牛歩のようなあゆみで、
なかなか頁数が稼げないのは悔しいけれど、この作品には必要な時間なのだと思うようにしてます。
そんなために今年もヤマトのラジオ特番があるのに
それを事前に十分に告知する機会も持てず、もどかしい時間を過ごしておりました。
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5月9日にその宇宙戦艦ヤマトのラジオ特番を放送しました。
病禍の中での制作環境ということもあり、
スタジオでの消毒エチケットはもちろんのこと、
マスク着用やUV除菌機能のある空気清浄機まで据えての収録番組となりました。
そういう中でもささきいさおさんにはゲストを快諾いただき感謝ばかりです。
ヤマトに特化した形でのお話を聴く機会は近年無かったもののように思いますし、
その意味でも貴重な言葉と時間だったように思います。
また、ヤマトという作品性を踏まえたメッセージも込められていたのは、
お聞きになられた方々は感じていただけていることでしょう。

番組では自分が前面に出ているように感じるかもしれませんが、
実のところはさして詳しい解説などはしておらず、
感想と意見を述べているだけで、
アンドローさん、譜観さん、そしてゲストのささきさんに水を向けて
話を聞く役であるのが判ると思います。
自分の役は間接部門であるというスタンスは一昨年の頃から変わっていません。
今回も渉外担当として、
ヤマト製作委員会の公認、ゲストの出演交渉、
スポンサー各社への説明と交渉、CM構成や脚本執筆、
そのための各種資料の作成などをもっぱら行いました。
あ、あと忙しいアンドローさんに代わってエポック社へ連絡もしました。
選曲や企画の細部などはアンドローさん、譜観さんに意見を求めながら、その調整役になります。
そして林檎さんには編集とディレクションという大役をお任せするので、
番組進行表みたいなものを作って譜観さんの選曲のシートとともに渡す。
間接部門は現場がよりよく動けるためにある存在なのです。そういう役回りが好き。
番組を楽しんでいただけたなら、
こうした我々4人の連携がうまくいっていたということだと思います。

特に譜観さんからは
病禍の生活の重苦しさを感じさせない、
ヤマトの音楽を楽しめる番組にしたいという考え方が示され、
林檎さんが普段の番組放送で発信者として心がけていることも伺いながら
番組の空間を組み立てていけたのも
今年の大きな特徴だったのかもしれません。

放送の数日前にNHK-FMで祝日特番として「ガンダム三昧Z」が放送されました。
が、自分は早々に聴くのを止めてしまいました。
ロボット物にそもそも興味ないというよりも
構成内容がどうにも好みじゃなくてがっかりしたからです。
プレイリストが発表になっていますが、
8時間に60曲もかけているのに、劇伴と呼ばれるサウンドトラックは10曲にも満たない。
まるでアニソンのカラオケ宴会みたいな状態。
自分は賑やかに面白おかしく過ごすような席は大の苦手で、
静かに人の言葉に耳を傾けるような時間と場所を好みます。
歌は自分にとっては人生や心の伴走者であり、騒いではしゃぐためのものではないし、
昔からお祭り騒ぎほど無口で孤独になって居場所がなく、駄目なんです。
この番組の企画は音楽と人との関係性をカラオケ宴会的に考えて作っているのが分かりました。
そこへ豊富な予算で声優さんをたくさん呼んで短い話で場を繋ぐだけ。
しかも事情は理解するものの、電話出演で否が応でも疫病流行下の窮屈さ陰鬱さが露出する。
つらいだけの番組なのです。
ガンダムだってヤマトに劣らない豊かな音楽性があるはずなのに、
そうした面には触れない番組はおかしい。
映画音楽が主題歌と劇伴を扱うのに、
アニメ音楽の番組は異常なほどアニソンに偏向しすぎている現状が自分には耐えられないのです。
ヤマトの特番を歌も劇伴も偏りなく聞ける音楽番組として作れたことは、
アニソン偏重への自分の回答のようなものかもしれません。

自分はTwitterをしていないので、
当日はラジオを聴きながらYahoo!リアルタイム検索でリスナーの反応を追いつつ、仕事してました。
そんなだから見逃してしまうつぶやきも多かったのですが、
まとめサイトに当日のツイートを一覧して下さった方がおりました。
■2020.5.9(土)クローバーラジオ特別番組「ラジオ・スイート 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」
その1 https://togetter.com/li/1505580  
その2 https://togetter.com/li/1505976
ツイート数が多いから2分冊だそうです。
18年が3500、19年が7000、今年が15000くらいと倍倍に増えているのも分かって、嬉しい限りです。
番組を録音された方は聴きながらこれを読んだら放送時の雰囲気が蘇って楽しいと思います。
つぶやき中には、僕がシリーズの後半に辛辣だというご指摘もありますが、
自分は漫画家として作品への疑問や意見を述べているだけで、
私人というか個人として問題視している作品には実は今回たいしたことは喋ってません(笑)。
漫画家は物語や登場人物の象徴性と関係性、その意味と示すことができた結果を考える
習性のようなものが身に染み付いているので
作品の好き嫌いから出る言葉ではありません。
そもそもそんなに嫌いなら番組なんて作らないし。
好きな仲間と会って話を聞いている。ラジオはそんな距離感だと思うので、
悶々と反芻することなく、On Airな感覚でお楽しみください。

そんなこんなで色々喋っていたら、
すっかり時間オーバーになってしまって、
それを詰め込むと音楽番組ではなく、トーク番組になってしまうという状況が分かったのが初日収録の後。
(収録は二日間行われました)
そこで大ナタを振るって、一つの企画丸々1時間分をカットしました。
番外編っていうのはその部分になります。
その部分は林檎さんではなく、譜観さんが編集したいとのことで、お任せしてあります。
いつまでもいじってると、いつまでも放送できないぞーっと
自分も出来上がりと放送を待つ身になっています。
そんなわけで番外編も編集途中ですが、
番組の再放送の予定も今のところまったくありません。
そういう要望などありましたらクローバー局へお寄せください。

今回、こういうご時勢だからこそ、
中身のないから騒ぎの宴会のように無為に時間を費やしやりすごすのではなく、
ささきさんもお話されていたように
ヤマトの作品性に添った形で音楽と話題をともに楽しめる機会になったことは
番組作りに関われてよかったなと感じるところでした。
協力いただいたスポンサー、ゲストのささきさん、
そしてアンドローさん、譜観さん、林檎さん、
リスナーのヤマトファンのみなさん、
ありがとうございました。

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2020年2月27日 (木)

サイン会は延期です。ごめんなさい。

3/15に開催予定だった大洗の海楽フェスタが延期になりました。
自分と才谷屋さんのサイン会はその前日3/14に催すことになっていましたが、
角川と書店さん、そして我々の協議の上で無期延期とさせていただきます。
https://comic-flapper.com/information/entry-11274.html
おそらく大洗の商工会も同じように意識したと思いますが、
「延期」という言葉に
ちゃんと気持ちに応えたいという意思と責任を込めているつもりです。
ですので、サイン会の整理券はどうぞ そのまま保存をしていてください。

14、15日は自分はオフのつもりで大洗に行く予定を変えていません。
書店の江口又新堂さんにもお礼の挨拶をしに行きたいし、
少ないながらも顔馴染みになった方々にも会いたいので。
これまではどうしても外様である自分を意識していましたが、
単行本も出て、ようやっと一歩お近づきになれるかなと思うのもあります。

そんなこともあり、いまだ新参者ですから、
顔を知られていることは大洗の地元も、ガルパンさんたちにも殆どないですが、
もしそれでも見かけたら声をかけていただければ、
サインでよろしければいたします。
(自分は花粉症なので、マスクをしてるでしょうから余計人相がわからないかもですが)
ただ江口さんで単行本を購入いただいた方を優先できたらなと思うのも、
公正さなり義理なりがありますので、お許しを。

コミックスも手元に届き、見ましたところ、
カバー画の色彩に関しては色校でのバタバタが嘘のように、
自分の願った仕上がりになっていて安心をしました。
(本文の口絵はやや暗く沈んだ色になっていましたが)
ブックデザインはかなり自分であれこれ提案してしまって、
それを見栄えよく仕上げていただいたデザイナーさんに恐縮しつつ感謝いたします。
Design-rough_20200228082801
ただ発刊はされたものの、
周囲のほんの数人の人が感想を述べてくれたけれど、
結局、自分で触れることができるのはAmazonのレビューの「わけがわからない」って酷評だけ。
あとはほとんど読者の反応が分からない状態で
そもそも読者すらいないのではないかと思い悩みました。
Twitterも何もしていない自分は
いつのまにか誰の声も聞こえない場所にいるんだなと痛感するばかり。
[ガルパン漫画だ買ってみよう⇒わけわからない・つまらない・困った⇒だんまり]
って図式ばっかりなのだろうと思いつめて
漫画家をやっている意味はなんなんだろう。
無駄にお金を使わせて迷惑かけているだけじゃないのか。
大洗ではお礼を言うのではなく謝罪をしないと。
以前に「中国嫁日記」の井上純弌くんに「友達が欲しくて漫画を描いている」って話して
呆れられたけれど、
自分の漫画や自分の努力の結果で
友達ができるような期待をするのはきっと間違いなんだ。
浮かれているだけ愚かさは増していく。
欲を出さず、スルーされる現実を受け入れて、
漫画家を名乗ることに身をかがめて生きていくしかないんだろう。
そんな考えばかりが頭を巡って数日間凹んでいました。
普段、仕事をしていれば、家から出ず、
3日も4日も誰とも口をきくことのない、
世間から捨てられたような自分にとって、
新刊の感想ってそれが一言でも、自分に向けて発せられた言葉なのです。
そういうものが殆どないって、
つまりそれはもう存在否定と無視で、誰からも相手にされない証明のようなもの。
家族とか職場とか、もしくは飲食店でも「自分」に向かって人様から話しかけられる機会が
1日に一度でもある人には、
声の出し方を忘れちゃうほど人と喋ることのない人間の
わずかな機会と信じていたものが無音の絶望は、
たぶん分からないかもしれません。
おかしな奴だと笑うことでしょう。
数年前にあんまり孤独だから漫画を辞めると宣言した若い漫画家さんがいました。
それは他人事ではない。自分も本当に身にしみます。

武漢肺炎の影響で色々な催しが中止になり、
企業や学校が休みになる中で、
なんだか人と人が会って楽しむ機会が奪われ、
人と会うことや場を催すことが罪悪に見られるようになってきているのは
恐ろしいことだなと思います。
自分はもうこんなですが、
他の人はそういう孤独や分断に悲しむことがないように願うばかりです。

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