2018年6月11日 (月)

エンディングイラスト

上映中の2202第五章、
劇場先行販売のブルーレイなどのパッケージ版では
今回エンディングに僕の描いた絵を使っていただいている。
そこに至るまでの話と、
執筆の技術的な側面について
いささか専門的かもだけれど触れてみようと思う。

第四章の公開を控えていた辺りの頃、
スタジオから第五章のEDイラストを描いてみる気はないかと打診があった。
自分でお役に立てるのであればよいのですがと、
まずは羽原監督とお会いして色々お話をうかがった。
そのタイミングで18話までの絵コンテはモニター設定の都合で
すでに目を通してあったので、なかなかに重い幕引きになるなと印象を思っていたのだが、
監督はそこへ子守唄のイメージで曲を発注してあるとのこと。
それに柔らかいタッチでの僕の絵を所望されていた。
お話をしていく中で、僕の中でも絵柄のイメージができてきたので、
お手伝いができそうと判断し、お話をお受けした。
監督がお考えになっていたことや、
ディスカッションで出てきた言葉を当時のメモを振り返ると
以下のようなものになる。
 柔らかいタッチの絵 水彩画的なものか
 命 優しさ 救い 和やかさ 
 艦内の日常 集団ドラマとしての場面
 古代ユキは控えめに
 フィルムにないシーン可
 翼と真琴 親子の交感
 艦内だけでなく、地球に残った者でもよい
 よって、百合亜もOK
 人物描写だけでなく、私物や写真など存在の痕跡
(肉親から贈られたもの 安心できるなにか)
 美しい瞬間
 ヤマトの現在だけでなく、遡った時間軸のイメージも。
 ×悲しみ ×戦闘 ×透子 
ここから、僕の方で多めにイメージラフを起して、
監督から選んでいただいたもので絵コンテに入り、
僕は彩色へと進んでいくという流れになった。

水彩画的なタッチで描かれたアニメのEDとして
自分の中で一番最初に思い浮かぶのは、
「君に届け 2ndシーズン」の映像。

これを見ると、水彩調で描かれた絵を一枚絵として打ち出さず
素材として巧みな撮影で重ねていって雰囲気を構成している。
羽原監督のEDイメージの自由度を上げていくには
僕の絵で限定していくというより、
素材として扱いやすい絵なり、描き方なりをしていく必要があると考えた。
なので紙に絵具で塗っていく方法ではなく、
データ上での彩色でということになる。
(素材の切り抜きやにじみ部分の透過性などは紙への彩色では難しい)
僕の描いたEDイラストというと「2199追憶の航海」がある。
自分としては色々反省点も多く、
特に筆致についてはもっと水彩画のタッチを強調したかったのに、
PC上でのスキルが足りずに、中途半端になってしまっていた。
今回の監督の求めるものは、
よりタッチを注視していかないとならないと受け取ったので、
ラフを描くだけでなく、技術の試行錯誤を始めていくことになる。

絵に関しての僕の使用ソフトは
Adobe Photoshop 6.0
PGN openCanvas 4.0
どちらもかなり古いバージョンだ。
Photoshopは2000年、openCanvasは2006年。
後者は水彩の滲みの筆致には弱く、
前者はフリーのブラシ素材で多様な水彩筆致を実現しているものの、
6.0ではその殆どを利用できない。
唯一見つけた使用できるブラシで塗ったのが「追憶」だったりする。
その反省に立ち、
今回は新しいソフトウェアの導入も検討した。
その最有力候補だったのが、Expresii。

水彩表現の再現では驚異的とも言えるソフトなのだけど、断念。
大きな理由はクレジットカード購入を自分はできないから。
以前に社長として会社を倒したときに、家や預貯金など全て手放し、
その上でなお金融機関に迷惑をかけたこともあり、
自分はカードを持てる身分ではなくなってしまったのだ。
従業員や取引先に誠実にむきあって働いても
人生に決定的な傷と責任を負うことはあるもの。
中小企業経営者は日大とか東芝とかのような大組織の卑怯で無責任な道はないのだ。
そういうことで、
では、Photoshopの機能を使って、自分で水彩ブラシを作ろう!
という基本といえば基本の方法で臨むことにした。

並行してラフを進めていく。
2月8日にヤマトークに出演の折に福井さんから、
パッケージ用の1分半の尺だけでなく、
劇場EDにも使うかもしれないというお話もいただいていたので、
ラフの数は少し多めに描いた。
結果的にはパッケージ版だけということにはなったが、
イメージが多いほど、羽原監督の選択肢は増えるので作品のためには良い。
途中、楽曲のデモや歌詞を頂戴しつつ
以下のような着想で絵を描いて、ここから選んでいただいた。
 眠る子。翼のようであり、島のようであり、女児のようでもある。象徴としての眠る子。
 在りし日の空間騎兵、桐生親子も入った集合写真・斉藤の私物
 ふざけあう航空隊の男連中
 ペンダントを見やる玲
 ウサギのぬいぐるみを抱きしめる西条
 内緒話を耳打ちする孫娘と徳川機関長
 作業卓で仮眠をとる真田
 ひそひそ話のヤマト女子部
 眠る島大介、O.Lする母ひざ枕の幼い島
 対局中の将棋の駒を失敬する太田と慌てる南部、気づく相原
 名もないヤマトクルー達
 艦長室で沖田を思う土方
 風になびくユリアの髪
 地球で短い休暇中の古代とユキ
 イリィのジャンプ
 加藤一家の団欒 翼と真琴の笑顔。父の贈ったファルコンの模型
 家族を懐かしむコクピットの加藤
 笑顔の翼(または眠る子の目覚め)
ラフのいくつかは止め絵ではなく、簡単な動きのあるイメージも混ぜてみた。
結果的には不採用だったけどw01_rough
ラフの提出では自分としての彩色の提案もしてみた。
水彩調で人物を塗った上で、
背景の「たらしこみの絵具の滲み」の部分だけその色が表示されるというもの。
この背景の滲みを浸透させるような広がりで
止まった絵にも動きが与えられるかなという発想。
この提案は監督の絵コンテに採用されていく。

02_test
では今回の技術的課題とどう向き合ったのか。
①水彩ブラシ作り
水彩絵具で紙に濃淡やにじみを大小にいくつも描き、それをスキャン。
それを濃淡を意識しながら色を除くグレイ化。
Photoshop6.0のブラシは実験したら縦横1000ピクセル未満なので、
その大きさに収まるようブラシとして登録。
水彩タッチの濃淡が生かされた不定形なブラシが出来る。
様々な形状で作成し、自分の筆致や狙いにあったものを最終的に登録。
近年のCSなどのバージョンに比べて6.0は
出来上がったブラシの筆圧や調子などを加減する機能がほぼないので、
あきらめと覚悟が大事。
②実験・出来たブラシで試し描き
ブラシを単純に利用して彩色をしてみた。
これがまったく思ったとおりに塗れずに大失敗。03_test
水彩の色調を出したいのにブラシの大きさや濃度をコントロールできず、
結果、筆先の曖昧さ不自由さをさらしながら、
僕の普段のアクリルっぽい色調やタッチに流れてしまう。
自分の最近の塗り方は、レイヤー数を極力減らし、
人物などは1枚だけで、隣り合わせた部位の混色をも即興的に取り込む
音楽的な勢いを大切にしていたのだけど、
自作水彩ブラシではそれがまだ制御できなかったのだ。
③彩色工程の見直し
その失敗の反省にたって工程を見直した。
EDの絵を例に示してみる。04_ed1
肌や髪、服などパーツごとに塗り分ける(マスク作り)。
マスクの色は白。ないしは薄いベージュなどベースの色に使いたい色に塗る。
僕の場合、目指している雰囲気が淡彩画なので、白。
そのマスクの領域を保護し
ブラシのサイズや筆圧を強弱しながら筆先を調節してスタンプのように色をおいていく。
これで白地が発色を保ち、塗りこみ過ぎを避けて
にじみや色むらを出しながら、必要な面積のみ塗れる。
ただ、この下地のマスクをかっちり作り過ぎると
パーツの境界に柔らかさを失い、紙に塗った水彩画の雰囲気から遠ざかる。
そのためにエッジは小さく不規則な水彩ブラシなどで曖昧に作っておく。
そうすることで隣の部位に色がにじんだり流れ出して、
程よい混色や即興性が生まれる。05_ed1
④線画
水彩的印象を強めるために、線画は普段より小さいサイズで描いた。
イラストの多くはA4サイズで600dpiの解像度にしているが、
今回はその半分のA5サイズで描いている。
これで線が太い印象になり、鉛筆のタッチもより強調される。
ハイビジョンの画質とは、印刷物を扱う自分達から見ると、
実はとても低かったりする。
それが秒30枚で連続されることで情報密度と目の残像の効果で高画質になる。
なのでA5サイズ600dpiでも十分に大画面に耐えるのだ。
昨今のアニメはHD画質を求められる中で線がどんどん細る傾向にあるけれど、
逆の発想もできるのだ。
ちなみにこの加藤一家の絵は各人を撮影処理で重ねたいという演出の要請があったので、
線画も彩色もそれぞれ別に描いてあったりする。

⑤背景
大きな水彩タッチの面が求められる背景素材は、
1000ピクセルがMAXのブラシでは表情やタッチに限界がある。
(ブラシ形状のパターンが気取られてしまう)
そのため、デジタルではなく、
やはり紙に実際にいくつも描いてスキャンし、
さらにそれを変形や変色、合成を重ねて作成している。
その素材にPhotoshopで「マジック消しゴムツール」を用いれば
白い部分を削除してくれる。
この背景素材に対して、彩色のレイヤーをグループ化してやれば、
素材の上だけ色が表示される。06_ed1

こうしてデータを作成し、スタジオに納める。
監督のコンテに従い、
撮影処理をされてEDの出来上がり。
自分としては、絵をそのままダイレクトに使用されると恥ずかしいので、
少しクッションというか、深みを出すために、
たとえばふわふわしたハレーションみたいな光が重なるとか
チラチラと光りながら舞うホコリとか粒子とか小さな花びらのような
撮影処理をリクエストしたのだけど、
かなりギリギリのスケジュールになってしまっていたので、
実現はしなかった。

BDなどのパッケージ版のみ観ることができる映像だし、
劇場先行で発売はされたものの、
正式のリリースはまだ先であるため、
評判や感想はあまり聞かれないけれど、
こんな絵が収録されているので、
見ていただければ嬉しい。

自分としては空間騎兵の絵が
気に入っているかな。Ed5_3_color

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2018年5月11日 (金)

ヤマト三昧のラジオでした

春から並行して抱えていた大仕事もようやっとその最後が納まった。ふぅ。
5月5日のヤマトの音楽だけのラジオ特番を聴いてくだすった皆さん、ありがとうございました。
興奮冷めやらぬではないですが、
放送後まで不思議な熱を帯びたような感じでありました。ずっと心臓ばくばく。
録音しておいた番組を聞き始めると、見知らぬ声をした自分が早口で喋ってて
何かとってもいけない感じがしてきます。

さて
備忘録的に番組ができるまでのことや、実際のスタジオでのことを書いておこうと思います。

そもそもは、今年の2月20日に
「クローバーラジオで4時間くらいのヤマト音楽の特集番組企画って通らないかなぁ。DJは林檎さんで、企画構成はアンドローさんや譜観さん。んでオイラが誰かゲストを探すような感じで(出演はしないw)。特番用スポンサーで、バンダイに声をかけて。んで徹底的にヤマト楽曲と関連曲だけかけるの」
って趣旨の話をしたところ、
その当該メンバーのアンドロー梅田さん、譜観さん、そして林檎さんが応じてくれたところからが
番組作りの始まりになったのだと振り返ります。
つまり2ヶ月半でこの4人でわーっと作った番組なのです。
(スタッフも出演者もこの4人だけ)
ということは僕が発起人ということになるのかも。

僕はJAZZの他に以前から色々な映画のサントラを聴きこんでいて、
FMの映画音楽番組などもよく聴いてました。
「映画のサントラは素晴らしい!」とむやみに言う人もいるけれど、
映像と一緒になって感動のバイアスがかかるから、
名画の名曲って言っても、それほどじゃない曲もかなりあります。
それでも映画のシーンを程よく忘れたようなサントラを買って聴いてると、
意外に良い曲があったりするのに気づいたりもします。
映画はポンコツや大コケでも、
サントラは巧みな構成と出色の出来の楽曲って名盤もたまにあります。
(コッポラの「ワン・フロム・ザ・ハート」とか)
クラシックのオペラや舞台のミュージカルから、映画やアニメに至るまで、
そのドラマ性の媒体を移しながら音楽の存在を担う意味で
サントラって現代においては、大きなツールなんだなとつくづく思います。
林檎さんのクーロバーラジオでの番組を普段聴いたり、
去年はアニソン特番に出演させていただいたりの中で感じたのは、
映画もアニメも主題歌は番組や特集が組まれるけれど、
サントラとか劇伴と呼ばれる映画音楽が流れる番組は本当に少なくなったなということ。
たまにあっても、ジョン・ウィリアムス特集とか
懐メロかよ!って定番ばっかり。
またはテーマ曲ばかりで、あのシーンに使われたLPのA面3曲目!ってのはない。
映画音楽への新しい扉を開く機会になってない。
なので、サントラにどっぷりひたるような番組ってできないかなって
ずっと待っていたのでした。
そんな気持ちが、前述の発起時の背景にあったりします。

そして今回の3人との出会いがやっぱり自分には大きかった。
皆さん、ヤマトやアニメ特撮の楽曲に本当に詳しく、
好きな日本酒を皆でいただきながら
そのお話に耳を傾けるのがとても楽しいのです。
媒体は異なるけれど、
1999年にヤマトのアンソロジー漫画の企画を出版社に持ち込んで、
その後、ヤマトの同人誌を仲間と集まって作っていた雰囲気に近い、
そんな人の縁の妙を今回も感じました。

実作業は数回、4人で集まって日本酒を呑みながら、
番組の方向性とかやりたい企画を練ったり、
番組制作に必要であろうプロセスを確認して行動へと進めるというもの。
その1回目は、秋葉原に集まって、
以前にも使わせていただいたスピーカーメーカーのショウルームをお借りして
ヤマトの楽曲をハイエンドオーディオで聴くということから始めました。
そこで時代に古びれることのないヤマトの音楽の魅力と底力を
改めて僕は実感したのです。

今回のラジオは、一応2202製作委員会のOKをいただいて作ってます。
会合の中で、できればスポンサードもいただけたらいいなという思惑もあり、
僕のほうから委員会を構成するバンダイビジュアル(当時)の宣伝部のヤマト担当の方へ
「こんな企画があるのですが~」
「自分は企画のお手伝いをする予定ですー」とお話をしたら、
そりゃウチ(委員会)の許可がないと番組作っちゃアカンやろ!って話になってしまい、
ラジオ局の一番組なのでJASRACに払うもの払えばいいもんだろと思っていたので、
ひょえー!ヤブヘビ!!っとそこでまずピンチに!
でもその宣伝部の方が委員会へ熱心に働きかけていただいて
許可を取ってくれたのです。感謝感謝。
「むらかわさんが出演する番組なので大丈夫です」
と許可とりましたのでと言われて、
んでは僕が内容にがっちり入らないと…という流れであんなに喋る立ち位置に。
本当はアンドローさん、譜観さん、林檎さんにお任せで
自分は気楽なゲストの予定だったのに!

んで、番組にお墨付きをいただいて、
元広告代理店マンの自分としては
記者クラブ的なものへ情報を送って記事にしてもらおう作戦をやってみました。
コミックナタリーとかアニメアニメ!とかそんな媒体へ
ラジオ局からプレスリリースとして文書資料などを送るのです。
うまくいけば記事として採用されネットのニュースになるというもの。
で、結果的に記事にしてくれたのは
僕がお仕事してる角川のwebNewtypeさんという流れ。ありがたや。
https://webnewtype.com/news/article/145702/
名の知れた媒体って東京中心っていうか、
埼玉のコミュニティFMの企画なんて見向きもしないのかもですね。
ところが今回は結果的に全国規模で話題になったので、
元編集者としてはそんな媒体の視野にガッカリ。
逆に僕のコネではあるけど、
「面白そうですねぇ」と言ってくれてNewtypeの担当につないでくれた
2202小説の担当編集さんの素直さが、
情報発信としてKADOKAWAが一歩抜け出して、
話題になったこのラジオを唯一発信し、
媒体が話題を掴む能力があることを示す結果を示せたのは
こちらも宣伝で助かったゆえに
恩返しになれたかしらと思うのです。
そして5月1日から配信いただいた記事は、
放送の翌日を過ぎてもランキング5位以内、
1位を何度もとる勢いでした。
最新のアニメ情報の中で、40年選手にとって快挙です。

そしてそもそものスポンサードのお話。
最初はどこかスポンサーがついてくれたらラッキー!という感じくらいだったのですが
僕が気づいていなかったことに番組の制作費のことがあって、
局から予算が出るもんだろうと思っていたら、地方局はそうでもなく、
林檎さんをはじめ我々の持ち出しで制作〜って事がのしかかってきた。
そこで、スポンサーを本気で募ろうと動いてみた次第。
僕がまず公認をくれた流れもあって
バンダイ社内のヤマト商品を扱うで部署でどこかないか尋ねてみました。
宣伝部の人がやはり動いてくれのですが、
関係各所からはフラれたというお返事。
そもそも今回の番組はネットを通じて全国で聴いてもらいたいから、
クローバー局の普段の地元スポンサーさんでは宣伝効果がマッチングしないので、
日本全国へ宣伝したい相手でないとならないという悩みもあって、
じゃあやはりここはオイラの社長仲間に!と考える。
荒川の社長会だけでも全国展開の会社はあるし!と思いつつ、
「まずはでもアニメと親和性のあるところが先だよね(広告効果も高いし)」
と考えて、
以前にヤマト2199の展示もしてくれた新潟市のアニメ情報館へおずおずとお願いを。
そうしたら一発返事でお受けいただき、
しかも単独スポンサーでというご厚意まで。
これで制作予算問題はギリギリでクリアしたのでした。

企画内容に関してはアンドローさん、譜観さんにお知恵拝借の状態で
内容はもうお聴きいただいた人ならご理解いただけるように
充実したものになっていきました。
珍しい音源も扱いたいとか
どの作品も分け隔てなく採り上げたいとか
若い新しいファンにも開かれた雰囲気にしたいというのは
その中で番組の支柱になっていったものです。
会合はそうしたフラットな議論ができる場でありました。
論議しながら感じたのは、番組構成って雑誌の企画構成に似ていること。
かつての僕の仕事での経験は役に立ちましたが、
気になったのはこの集まりで雑誌で言えば編集長が不在だったのです。
林檎さんは我々が楽しく作れればいいというスタンスで放任主義だし
(実際の放送番組では彼女がジャッジするのでその余裕なのでしょう)
最終的に、編集長というヒエラルキーではなく、
僕が事務局的に各人の企画や思いを預かって
編集者スキルとして構成を編んでみますという形になりました。
集まってきたリクエストのリストを林檎さんから随時いただき、
作品順、楽曲ごとにまとめるという
ラジオ局のバイト君のような作業をしたりもしました。
これがあるとリクエストに応えるときに便利なので。

会合の当初から番組内にゲストもお招きしたいねという話題があり、
僕はすでにゲスト枠じゃないのねw と思いつつ、
「こんな人呼べたら素敵リスト」を皆で作成してその第1番が庵野監督。
で、僕がお声がけをすることに。
そうしたらここでも一発返事で「よろこんで!」と。ありがたや。

この間に業界に詳しい友人からのアドバイスとか叱咤激励をいただきながら、
番組はだんだん体裁を整えて、
そして「ラジオ組曲(スイート) 宇宙戦艦ヤマト」はイスカンダルへ向かって行ったのでした。

そして当日、スタジオのある志木駅に集合。
駅前のデニーズでランチをいただきつつ
構成内容や進行の確認と番組パートごとの各人の考え方などを把握。
リクエストの選曲もそこで最終的に行いました。
なので譜観さんはヤマトの全CDを持参いただいたりして大変な荷物に!

実際に喋ると僕はやや早口になってしまって、
余裕のなさが出て恥ずかしいばかりです。
庵野さんのゲストコーナーは、
ヤマトの引き出しのインデックスが
庵野さんが話数で語り始めるのですが、
僕は話数ではなくドラマ内容で記憶してるので、
ああ、あのシーンかと繋がるまでにワンテンポあいてしまって、
そこから応じようとすると庵野さんの喋るタイミングとかち合っちゃって、
聴いている人はリズムというか呼吸が合ってないように感じたかも。
それも面白い発見でした。
74ヤマトに関してはいつになく多弁で情熱的で、圧倒されましたが、
それ以降は、スタジオに一緒にいるのに
黙って進行を眺めていらっしゃってて、
監督に監督されているようで更に緊張してました。

番組は予想以上の反響で、驚きました。
Twitterのトレンド1位になったとか。
埼玉のコミュニティFMが4時間もの間、
全国の人の耳に届いて話題になるなんてとても稀なケースだと思います。
スマホやPCでのネット配信が、FMという電波エリアの縛りを越えていく。
現代ならでのことだなぁと思うことしきり。
そして何よりヤマトファン凄い。

ヤマトのラジオのツイートのまとめができていました。
https://togetter.com/li/1224459
なんだか凄い頁数。
放送後すぐに出来ていたようで、それも凄い。
放送時の興奮が伝わるようで、楽しく読ませていただいています。

僕はけっこう一人でぽつりと心の中で長くヤマトファンをやっていて、
ファンジン作ったり同好の人と交流したりとは縁遠い者でした。
というか独りだとそもそもそういう情報や方法すら知らないのです。
そんな僕をたくさんのヤマトの仲間の場へ引き上げてくれたのは、
亡くなられたYUMIKOさんという女性のヤマトファンでした。
シリーズのどの作品も大好きだった彼女は、僕にとってのヤマトファンの鑑のような人。
今のファン活動ってSNSなどの様々なツールとコミュニティで楽しめる機会がある反面、
趣味や嗜好の違いで互いに弾き排他したり、
わざわざ敵認定をして排除するような側面もあるけれど、
ラジオという独特な距離の近い感覚の媒体のマジックと
ヤマトという作品の音楽が持つ魅力と奥深さが
そういう壁を越えてたくさんの人が楽しむ時間を作れていたなら素敵だなと思うのです。
そして今回のラジオをYUMIKOさんが聴いてくれたら
とても喜んでくれたろうなと5月9日の彼女の命日に思うのです。
ヤマトファンは凄いのだと。

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2018年5月 1日 (火)

ラジオ放送直前!

もうあと数日となった5月5日のヤマト音楽だけをかける4時間のラジオ特番番組、
当日はNHK-FMでも「今日は一日***三昧」を放送するようですが、
こちらは地方FM局であり、張り合うなんて必要もなく、わが道を行く予定です。
番組へのリクエストは4月20日で〆切ましたが、
その後もどんどん届いているそうです。
ありがとうございます。
番組の予定ではリクエストに集中したお時間も設ける予定ですが、
企画構成や選曲の関係で十分にお応えできないときはゴメンナサイ。
普段めったにかからない、聴けないような曲もお届けできるよう、
廃盤や奇盤珍盤を探してあれこれ準備してたら、テンコ盛りに!
25日に公開を控えた2202第五章にも触れたいし、
どうなるやら。
音楽番組のはずがトーク番組にならないようにも要注意。
あ、庵野監督もゲスト出演が決定しています。

全国からいただいたリクエストが
クローバーラジオ開局どころか、前身のすまいるFM時代を通じて
最高の数になっているそうで、
ヤマトファン凄い。
その反応に驚いた局が、再放送もしてくれることになりました。
詳細はこちら。
https://clovermedia.jp/post-43157/
番組は四部構成各1時間となっているので、
5月8日(火)~11日(金)の四日間、1時間ずつを朝夕の2回再放送するとのこと。
連休のイベントやお出かけで聴けない人もこちらでカバーできるかと。

ラジオはFM電波の届く範囲しか聞けませんが、
ネットの時代なので、全国どこでも世界でも配信で大丈夫。スマホとPCで聴けます。
課金のないスマホアプリ「listenradio(リスラジ)」をDLし、
「クローバーラジオ」を選択する方法と、
(クローバーラジオはRadikoのリストにはないので、アプリはリスラジのDLが必要です)
PCからなら、インターネットサイトの「サイマルラジオ」にアクセスし、
http://www.simulradio.info/
「クローバーラジオ」を選べばOK。

また、局のほうで番宣CMを作ってもいいよということになり、
それもクローバー局の通常放送のCM枠で流れ始めています。

リスナープレゼントもあります。
リクエストやメッセージをいただいた方の中から3名、
お好きなキャラをご指定いただいて、
それを僕が色紙に描いてサインをし、お贈りします。

はてさてどんな番組になるのか、お送りするほうは冷や汗ものですが、
どうぞ放送をお楽しみに。
こちらは連休のほかの時間は原稿を描いてます。
慌しいGWです。

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2018年4月 7日 (土)

5月5日はヤマトラジオの日!

昔からのヤマトのファンの人の多くは、ラジオに特別な思い入れがあると思うのです。
オールナイトニッポンの特別番組で聴いた生放送のラジオドラマ。
西崎Pさんが日曜夜に語る、ヤマトの乗組員たち。
ささきいさおさんの水曜夕方のペパーミントストリート。
ヤマトの一番新しい情報はTVでは流れないし、ネットもない時代に、
僕らはラジオへ噛りつくように聴き入っていたものでした。
今のように声優さんたちが集まって終始面白おかしくトークをするのではなく、
色々な情報や企画が盛り込まれていて、ラジオの豊かさを感じさせる番組。
西崎さんが深夜に宮川泰さんに電話をして、
その電話先で「今、曲ができた!」と
宮川さんがその場でピアノの弾き語りなんてハプニングに
驚き胸躍らせたものです。
(今から考えると収録番組だし、色々おかしいw)
音だけのラジオって
TVや配信動画とは独特に異なる距離感をもって
聴く人に届く存在だなって思う。

ということで来る5月5日にラジオに出演することになりました。
宇宙戦艦ヤマトの 音 楽 だ け をかける4時間もの特別番組です。
ヤマト45年の歴史で、音楽だけっていう特番はこれまで皆無のはず。
某NHK-FMの「今日は一日**三昧」だってこんな番組はやりません。
埼玉県南エリアのFM局「クローバーラジオ」で
14~18時の特別枠。
https://clovermedia.jp/dosp/20180505/
ネット配信もされるので、スマホのラジオアプリやPCがあれば
全国どこでも聴けます。

宮川親子楽曲だけで1000曲を超えるような膨大なヤマトサウンドから、
いったい何がかかるんだろう。
何をかけてもらおう、
と思っていたらゲスト出演だけでなく企画も出せということになって、
スタッフとあれこれ作戦会議を重ねています。

色々とまだ仕込みをしている段階ですが、
ゲストには庵野監督をお招きできそうな感じです。
他のかたも交渉中。
今回はゲストもリスナーのかたも
「思い出のヤマトのシーンと思い出のヤマトサウンド」で
リクエストに応えていきたいなと考えています。
庵野監督は何を語ってくださるのか。今から楽しみ。
リクエストは曲名などが分からなくても、
「TVのPart*の第**話のあのシーンでかかった曲」みたいな感じでも構いません。
もちろんヤマトとの思い出と普通に好きな曲のリクエストもOK。
思い出に染まる前の2202のあのシーンの曲を!ってのも良いと思います。
膨大な楽曲数から可能な限りお応えするため、
該当音源を探す必要もありますので、
リクエストは4月20日までにラジオ局の投稿フォームからお願いします。
https://clovermedia.jp/radio_messageform/
(土曜スペシャルを選択)

5月25日からは2202第五章 煉獄篇の上映も控えているので、
シリーズ最新作の話題や楽曲にも触れる企画を考えています。
2202のサウンドトラックは第1集が発売されているけど、
物語の今後の展開をイメージしつつ、
「こんなレア曲が流れるかもしれない!」予測とか、
74版から2202まで色々なバージョンが存在する主題歌の
聞き比べをして違いを味わうとか、
「さらば」公開から40周年にも当たるので考察するとか、
色々やってみようと模索中。

先に触れたように
聴き方は地方局なのでFMラジオではエリアに限界がありますが、
そこはネットの時代なので、
リンク先のwebにも記されているように、スマホとPCで聴けます。
課金のないスマホアプリ「listenradio(リスラジ)」をDLし、
「クローバーラジオ」を選択する方法と、
PCから、インターネットサイトの「サイマルラジオ」にアクセスし、
http://www.simulradio.info/
「クローバーラジオ」を選べばOK。
リクエストの数など番組が好評なら、
再放送も検討してくれるそうです。

2202第6章のモニター設定と、小説第3巻の挿画と並行しつつ
ラジオの企画と出演の準備は進めてます。
音楽にまつわる解説やお楽しみ企画が盛りだくさんの4時間になればと
思っていますので、
GW連休のひと時をヤマトの音楽で過ごしていただけたら嬉しいです。

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2018年3月12日 (月)

アニメって悩ましい

年が明けてから何だかずっと忙しくて、日記もなかなか更新が出来ない有様。
忙しい割には収入は乏しく、1月は2202ノベライズ2巻の支払いがあったきりで
(それも11月の仕事だし)
2月も収入は1円もなかった。
確定申告を提出するために仕事にまつわる数字を俯瞰する。
去年の収入の降下っぷりは甚だしいものだが、
その割には仕事はやはりずっと忙しかった。
このアンバランスはなぜだろうと考えてみると、
やっぱり明らかにモニター設定の労働投下量に比してペイが1/3くらいという
異常なパフォーマンスの低さに起因してる。
2199の半分以下の稿料単価で
しかし作業投入量は増えてるから
相対的に採算がより悪化するばかり。
これがアニメの相場なのかなぁ。
モニターデザインって仕事内容に見合わないほど低く見られているのかなぁ。
それとも安く使える人間の扱いなのかなぁ。
自分は漫画家なのでよく判らん。
アシスタントさんにまつわる経費が前の年の1/10にまで縮小してる。
どんだけ仕事が減ってるか分かる。
というかアシさん使ったのは連載の作業が残ってた17年1月までで、
あとは殆ど一人で描いてるからここまで縮小する。
この数年の必要経費の半分以上はアシさんにまつわるものなので、
一人で描くことで出費がないから、
収入が激減しても若干の赤字で済んでる。
ある種の経営の柔軟性なのだけど、
アシさんには深刻なことで、すまない気持ち。
ともあれ収入に見合った身の程を意識する経営と心は大切だ。
マンパワーを投下する生産体制は慣れると心の甘えや弱さを誘引する。
仕事や生活、金銭感覚に外聞や見栄がはびこる。
己の分をわきまえた縮小ができなくなる。
そういう経営者は破綻するリスクを自分の心の内に抱えている。
「身の程」をどう意識するのか、
それによっては虚栄に溺れて己を滅ぼすことになりかねない。
目指すべき自分、なりたい姿を演じることが過ぎれば、
現実との間に深い谷ができて、やがてそれが自分の墓穴になりかねない。
足元を固める、まさにその言葉と逆の行いだ。
自分の立っている場所を見よ。崩れようとはしていまいか。
自ら描いた己の虚像を維持することが励みになろうとも、
限界を超える自覚を持てない者は自滅する。

1月末にあった角川の新年会。
一次会では自分の知る作家さんがだんだん減っていく寂しさを感じ、
二次会ではモンハンとかなんとかのゲームの話題に盛り上がる世代に完全に取り残されて、
キャリアも実績もない僕に話しかけてくれる人もなく、
己のふがいなさを痛感させられる時間であった。
人前に出ると、お前は恥ずべき存在、駄目人間なのだと逃げ場のない現実がある。
誰よりも劣っている自分を忘れるなと迫ってくる。
世の中は甘くなく、現実に目をそむけるなと迫ってくる。
それも「身の程」。
今回は今年の仕事を考えてメディアファクトリーの二次会に参加したものの、
自分の相手をしてくれた才谷屋龍一さん帰ってからも、
色々お話しなきゃ!って無理して挨拶して回ったけれど、
知らないオッサンは無視状態で、
皆はゲームの話とかばかり。
あげく煙草を吸う人も多くて半泣き。
人に割って入るほど孤独になってへとへとに。
自分は自分の話をひけらかしたいのではなく、
(他人が楽しいと思う話題をあまり持ち合わせていないのもいけないけれど)
人の会話を楽しく聞いて、それに少し混じれれば幸せなんだけど、
周囲の人はゲームの話ばっかりで、とことん疎外感。
漫画とか絵の話を全然しない。
オイラ無趣味だから、こういうときほんと何もない。
からっぽの恥ずかしい人間だと思い知らされる。
ネット広告もそうなのだろうけど
Twitterも無慈悲に数字で現実を示してくるものなんだなぁと思う。
仮に数万のフォロワーがいて、
必死に自ら宣伝の狂言廻しをしても、
数十しか反応がなければ、自分の大失敗を突き付けられる。
普段なら見えないものを露わにされる。
自分の何が誤りなのか考えざるをえなくなる。甘えが許されない。
都合のいい解釈をして逃げれば、現実が追い討ちをかけてくる。
時にそれは今の自分を全否定してくる。
腹をくくって堂々と撤退する勇気を問うてくる。
ネットのフォロワーって当然ながら軽く流し見程度で、
自分のファンや支持者、友人という温度をもって接してくれている人ばかりじゃないはず。
だとするとフォロワー数に一定の反応や確度を見出せる量を導き出す算式みたいなもので、
減算をしないといけないのだろう。
仮に3万近いフォロワーがいてもRTが10とかありえる。
自分はTwitterアカウントはないけれど、
今の世はどこでも人は己の現実を突きつけられるようにできてしまっているのかな。
そういえば二次会は、いつもぽつねんとしてしまう僕に話しかけてくれる
優しい柳原 望先生がいらっしゃらなかったんだ。
一次会では久しぶりに色々お話できて嬉しかったけど。
そのままお帰りになっちゃったとのこと。
柳原先生はとても素敵な人なのです。
ついご厚意に甘えてしまうのです。
フラッパー誌の宴席は5年ぶりくらいだったのに、
僕を覚えていただいていて、ありがたく嬉しいばかり。
そういう優しさに甘えることはたまに許して欲しいな。
ともあれ、寝れば凹んだ気持ちは霧散して、朝から平常運転。
僕の思考って子供の頃から基本的にドロドロの欝で、
自己評価、自己肯定、自尊心が低くて、パラメーター的にはぶっちぎりなんだけど、
己が動くことでしか問題は改善しないって現実を意識してるのと、
寝るともやもやは忘れちゃうから、鬱病にならないみたい。
っていうか社長時代の圧倒的に悲惨な経験をしてるので、
大概のストレスはそれよりましだし!

ゲームはまったく分からないしルールも知らない。
将棋すら出来ない。
だけどアニメの「りゅうおうのおしごと!」は感心して観ている。
将棋の駒や盤が、指す場所でその姿かたちの表情を変えてある。
公式戦の駒は漆の字が盛ってあり、木目(杢)も美しい。
場末の棋場では手脂に染まり角が削れ、文字は彫ってある。
(駒の制作者名に白鳥と記されているのは原作者のことだろう)
盤もテクスチャーを変えて雰囲気を出している。
木目の美しいものから、使い込まれて盤面に刷れた傷があるものまで、
そのシーンの背景を雄弁に物語る。
将棋のルールは知らないが、
以前に漫画で将棋の駒について描いたときに色々学んだので、
駒を通じて心のある作り方をしているなと分かる。
まさに陰の主役たる駒に力と心を入れてある。
また、僕がNHKの朝ドラで一番評価をしている作品
「ふたりっ子」へのオマージュもある。
アニメの原作小説を手にとってみたくなった。
それに引きかえ酷いのが「ラーメン大好き小泉さん」だ。
ラーメンは好きだが、ラーメン小泉のラーメンは
絵が下手で美味しそうに見えないからガッカリする。
「甘々と稲妻」もそうだったけど、
グルメ系のアニメで料理や調理が美味しそうに描けていないアニメは、
すでに語る資格がないよ。
ラーメン小泉では、ブラシ処理でエッジやコントラストを曖昧にし、
色や表情を湯気でぼかし、
そして形状の把握をないがしろにしてる。(つまりは素材の理解がいい加減)
美味しそうに料理を表現する全部逆をやっていて、もうどうかしてる。
細密に再現しろというのではない。
絵を簡略化しても普通に絵心があればそれは生き生きと存在感を主張する。
このぞんざいなトロロ昆布の絵にそれがあるか?

Photo
馬糞にしか見えない。
周囲の麺も艶がなく、のびたようなどんより感。
いい加減さとごまかしばかり。
グルメ系アニメで、料理がまともに描けなければ、それはもう失格。
それがこの絵だけで分かる。そういう自覚もないアニメ。
僕は自分で料理もするし、
編集者の時はグルメ記事を担当して取材も撮影もしていたから、
料理を美味しそうに見せることの大変さと大切さは理解しているつもり。
だからこそグルメ系アニメなのにそういう配慮がない絵作り・姿勢
(簡単に言えば主役なのに作監をおいてないいい加減さ)には、辟易する。
このラーメン小泉とほぼ同時期、ネット配信だけれど
「衛宮さんちの今日のごはん」はグルメ系としては素晴らしい出来で好対照だ。
https://abema.tv/video/episode/26-40_s1_p3
地味な動きの部分の動画が凄くしっかりとしたタイミングで描かれているし、
料理も簡潔に省略の緩急がつけてあってスタイルがある。
そして何より料理が美味しそう。
ラーメン小泉さんのラーメンとか「甘々と稲妻」の料理みたいに
リアルに描きたいけど描き手のセンスや技術が伴わない曖昧な表現とは違う。
料理作画班を編成して臨んだシャフトの「幸腹グラフィティ」の絵はコレ。
https://www.plurk.com/p/ko8g3l
新海監督の「言の葉の庭」の料理はコレ。
http://blog.livedoor.jp/kaigainoomaera/archives/50956688.html
上記を見る限り普通に料理を美味しそうに描ける人はいるだろうになぁ。
と不満を募らせながら調べたら、
ラーメン作画監督いたよ!!
番組公式サイトにはなかったけどWikiに書いてあったよ!
ラーメン作監がしかも「甘々と稲妻」の料理作画と同じ人だったよ!!
ちょっと衝撃だった。

なんだかアニメって色々悩ましい。

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