2018年4月 7日 (土)

5月5日はヤマトラジオの日!

昔からのヤマトのファンの人の多くは、ラジオに特別な思い入れがあると思うのです。
オールナイトニッポンの特別番組で聴いた生放送のラジオドラマ。
西崎Pさんが日曜夜に語る、ヤマトの乗組員たち。
ささきいさおさんの水曜夕方のペパーミントストリート。
ヤマトの一番新しい情報はTVでは流れないし、ネットもない時代に、
僕らはラジオへ噛りつくように聴き入っていたものでした。
今のように声優さんたちが集まって終始面白おかしくトークをするのではなく、
色々な情報や企画が盛り込まれていて、ラジオの豊かさを感じさせる番組。
西崎さんが深夜に宮川泰さんに電話をして、
その電話先で「今、曲ができた!」と
宮川さんがその場でピアノの弾き語りなんてハプニングに
驚き胸躍らせたものです。
(今から考えると収録番組だし、色々おかしいw)
音だけのラジオって
TVや配信動画とは独特に異なる距離感をもって
聴く人に届く存在だなって思う。

ということで来る5月5日にラジオに出演することになりました。
宇宙戦艦ヤマトの 音 楽 だ け をかける4時間もの特別番組です。
ヤマト45年の歴史で、音楽だけっていう特番はこれまで皆無のはず。
某NHK-FMの「今日は一日**三昧」だってこんな番組はやりません。
埼玉県南エリアのFM局「クローバーラジオ」で
14~18時の特別枠。
https://clovermedia.jp/dosp/20180505/
ネット配信もされるので、スマホのラジオアプリやPCがあれば
全国どこでも聴けます。

宮川親子楽曲だけで1000曲を超えるような膨大なヤマトサウンドから、
いったい何がかかるんだろう。
何をかけてもらおう、
と思っていたらゲスト出演だけでなく企画も出せということになって、
スタッフとあれこれ作戦会議を重ねています。

色々とまだ仕込みをしている段階ですが、
ゲストには庵野監督をお招きできそうな感じです。
他のかたも交渉中。
今回はゲストもリスナーのかたも
「思い出のヤマトのシーンと思い出のヤマトサウンド」で
リクエストに応えていきたいなと考えています。
庵野監督は何を語ってくださるのか。今から楽しみ。
リクエストは曲名などが分からなくても、
「TVのPart*の第**話のあのシーンでかかった曲」みたいな感じでも構いません。
もちろんヤマトとの思い出と普通に好きな曲のリクエストもOK。
思い出に染まる前の2202のあのシーンの曲を!ってのも良いと思います。
膨大な楽曲数から可能な限りお応えするため、
該当音源を探す必要もありますので、
リクエストは4月20日までにラジオ局の投稿フォームからお願いします。
https://clovermedia.jp/radio_messageform/
(土曜スペシャルを選択)

5月25日からは2202第五章 煉獄篇の上映も控えているので、
シリーズ最新作の話題や楽曲にも触れる企画を考えています。
2202のサウンドトラックは第1集が発売されているけど、
物語の今後の展開をイメージしつつ、
「こんなレア曲が流れるかもしれない!」予測とか、
74版から2202まで色々なバージョンが存在する主題歌の
聞き比べをして違いを味わうとか、
「さらば」公開から40周年にも当たるので考察するとか、
色々やってみようと模索中。

先に触れたように
聴き方は地方局なのでFMラジオではエリアに限界がありますが、
そこはネットの時代なので、
リンク先のwebにも記されているように、スマホとPCで聴けます。
課金のないスマホアプリ「listenradio(リスラジ)」をDLし、
「クローバーラジオ」を選択する方法と、
PCから、インターネットサイトの「サイマルラジオ」にアクセスし、
http://www.simulradio.info/
「クローバーラジオ」を選べばOK。
リクエストの数など番組が好評なら、
再放送も検討してくれるそうです。

2202第6章のモニター設定と、小説第3巻の挿画と並行しつつ
ラジオの企画と出演の準備は進めてます。
音楽にまつわる解説やお楽しみ企画が盛りだくさんの4時間になればと
思っていますので、
GW連休のひと時をヤマトの音楽で過ごしていただけたら嬉しいです。

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2018年3月12日 (月)

アニメって悩ましい

年が明けてから何だかずっと忙しくて、日記もなかなか更新が出来ない有様。
忙しい割には収入は乏しく、1月は2202ノベライズ2巻の支払いがあったきりで
(それも11月の仕事だし)
2月も収入は1円もなかった。
確定申告を提出するために仕事にまつわる数字を俯瞰する。
去年の収入の降下っぷりは甚だしいものだが、
その割には仕事はやはりずっと忙しかった。
このアンバランスはなぜだろうと考えてみると、
やっぱり明らかにモニター設定の労働投下量に比してペイが1/3くらいという
異常なパフォーマンスの低さに起因してる。
2199の半分以下の稿料単価で
しかし作業投入量は増えてるから
相対的に採算がより悪化するばかり。
これがアニメの相場なのかなぁ。
モニターデザインって仕事内容に見合わないほど低く見られているのかなぁ。
それとも安く使える人間の扱いなのかなぁ。
自分は漫画家なのでよく判らん。
アシスタントさんにまつわる経費が前の年の1/10にまで縮小してる。
どんだけ仕事が減ってるか分かる。
というかアシさん使ったのは連載の作業が残ってた17年1月までで、
あとは殆ど一人で描いてるからここまで縮小する。
この数年の必要経費の半分以上はアシさんにまつわるものなので、
一人で描くことで出費がないから、
収入が激減しても若干の赤字で済んでる。
ある種の経営の柔軟性なのだけど、
アシさんには深刻なことで、すまない気持ち。
ともあれ収入に見合った身の程を意識する経営と心は大切だ。
マンパワーを投下する生産体制は慣れると心の甘えや弱さを誘引する。
仕事や生活、金銭感覚に外聞や見栄がはびこる。
己の分をわきまえた縮小ができなくなる。
そういう経営者は破綻するリスクを自分の心の内に抱えている。
「身の程」をどう意識するのか、
それによっては虚栄に溺れて己を滅ぼすことになりかねない。
目指すべき自分、なりたい姿を演じることが過ぎれば、
現実との間に深い谷ができて、やがてそれが自分の墓穴になりかねない。
足元を固める、まさにその言葉と逆の行いだ。
自分の立っている場所を見よ。崩れようとはしていまいか。
自ら描いた己の虚像を維持することが励みになろうとも、
限界を超える自覚を持てない者は自滅する。

1月末にあった角川の新年会。
一次会では自分の知る作家さんがだんだん減っていく寂しさを感じ、
二次会ではモンハンとかなんとかのゲームの話題に盛り上がる世代に完全に取り残されて、
キャリアも実績もない僕に話しかけてくれる人もなく、
己のふがいなさを痛感させられる時間であった。
人前に出ると、お前は恥ずべき存在、駄目人間なのだと逃げ場のない現実がある。
誰よりも劣っている自分を忘れるなと迫ってくる。
世の中は甘くなく、現実に目をそむけるなと迫ってくる。
それも「身の程」。
今回は今年の仕事を考えてメディアファクトリーの二次会に参加したものの、
自分の相手をしてくれた才谷屋龍一さん帰ってからも、
色々お話しなきゃ!って無理して挨拶して回ったけれど、
知らないオッサンは無視状態で、
皆はゲームの話とかばかり。
あげく煙草を吸う人も多くて半泣き。
人に割って入るほど孤独になってへとへとに。
自分は自分の話をひけらかしたいのではなく、
(他人が楽しいと思う話題をあまり持ち合わせていないのもいけないけれど)
人の会話を楽しく聞いて、それに少し混じれれば幸せなんだけど、
周囲の人はゲームの話ばっかりで、とことん疎外感。
漫画とか絵の話を全然しない。
オイラ無趣味だから、こういうときほんと何もない。
からっぽの恥ずかしい人間だと思い知らされる。
ネット広告もそうなのだろうけど
Twitterも無慈悲に数字で現実を示してくるものなんだなぁと思う。
仮に数万のフォロワーがいて、
必死に自ら宣伝の狂言廻しをしても、
数十しか反応がなければ、自分の大失敗を突き付けられる。
普段なら見えないものを露わにされる。
自分の何が誤りなのか考えざるをえなくなる。甘えが許されない。
都合のいい解釈をして逃げれば、現実が追い討ちをかけてくる。
時にそれは今の自分を全否定してくる。
腹をくくって堂々と撤退する勇気を問うてくる。
ネットのフォロワーって当然ながら軽く流し見程度で、
自分のファンや支持者、友人という温度をもって接してくれている人ばかりじゃないはず。
だとするとフォロワー数に一定の反応や確度を見出せる量を導き出す算式みたいなもので、
減算をしないといけないのだろう。
仮に3万近いフォロワーがいてもRTが10とかありえる。
自分はTwitterアカウントはないけれど、
今の世はどこでも人は己の現実を突きつけられるようにできてしまっているのかな。
そういえば二次会は、いつもぽつねんとしてしまう僕に話しかけてくれる
優しい柳原 望先生がいらっしゃらなかったんだ。
一次会では久しぶりに色々お話できて嬉しかったけど。
そのままお帰りになっちゃったとのこと。
柳原先生はとても素敵な人なのです。
ついご厚意に甘えてしまうのです。
フラッパー誌の宴席は5年ぶりくらいだったのに、
僕を覚えていただいていて、ありがたく嬉しいばかり。
そういう優しさに甘えることはたまに許して欲しいな。
ともあれ、寝れば凹んだ気持ちは霧散して、朝から平常運転。
僕の思考って子供の頃から基本的にドロドロの欝で、
自己評価、自己肯定、自尊心が低くて、パラメーター的にはぶっちぎりなんだけど、
己が動くことでしか問題は改善しないって現実を意識してるのと、
寝るともやもやは忘れちゃうから、鬱病にならないみたい。
っていうか社長時代の圧倒的に悲惨な経験をしてるので、
大概のストレスはそれよりましだし!

ゲームはまったく分からないしルールも知らない。
将棋すら出来ない。
だけどアニメの「りゅうおうのおしごと!」は感心して観ている。
将棋の駒や盤が、指す場所でその姿かたちの表情を変えてある。
公式戦の駒は漆の字が盛ってあり、木目(杢)も美しい。
場末の棋場では手脂に染まり角が削れ、文字は彫ってある。
(駒の制作者名に白鳥と記されているのは原作者のことだろう)
盤もテクスチャーを変えて雰囲気を出している。
木目の美しいものから、使い込まれて盤面に刷れた傷があるものまで、
そのシーンの背景を雄弁に物語る。
将棋のルールは知らないが、
以前に漫画で将棋の駒について描いたときに色々学んだので、
駒を通じて心のある作り方をしているなと分かる。
まさに陰の主役たる駒に力と心を入れてある。
また、僕がNHKの朝ドラで一番評価をしている作品
「ふたりっ子」へのオマージュもある。
アニメの原作小説を手にとってみたくなった。
それに引きかえ酷いのが「ラーメン大好き小泉さん」だ。
ラーメンは好きだが、ラーメン小泉のラーメンは
絵が下手で美味しそうに見えないからガッカリする。
「甘々と稲妻」もそうだったけど、
グルメ系のアニメで料理や調理が美味しそうに描けていないアニメは、
すでに語る資格がないよ。
ラーメン小泉では、ブラシ処理でエッジやコントラストを曖昧にし、
色や表情を湯気でぼかし、
そして形状の把握をないがしろにしてる。(つまりは素材の理解がいい加減)
美味しそうに料理を表現する全部逆をやっていて、もうどうかしてる。
細密に再現しろというのではない。
絵を簡略化しても普通に絵心があればそれは生き生きと存在感を主張する。
このぞんざいなトロロ昆布の絵にそれがあるか?

Photo
馬糞にしか見えない。
周囲の麺も艶がなく、のびたようなどんより感。
いい加減さとごまかしばかり。
グルメ系アニメで、料理がまともに描けなければ、それはもう失格。
それがこの絵だけで分かる。そういう自覚もないアニメ。
僕は自分で料理もするし、
編集者の時はグルメ記事を担当して取材も撮影もしていたから、
料理を美味しそうに見せることの大変さと大切さは理解しているつもり。
だからこそグルメ系アニメなのにそういう配慮がない絵作り・姿勢
(簡単に言えば主役なのに作監をおいてないいい加減さ)には、辟易する。
このラーメン小泉とほぼ同時期、ネット配信だけれど
「衛宮さんちの今日のごはん」はグルメ系としては素晴らしい出来で好対照だ。
https://abema.tv/video/episode/26-40_s1_p3
地味な動きの部分の動画が凄くしっかりとしたタイミングで描かれているし、
料理も簡潔に省略の緩急がつけてあってスタイルがある。
そして何より料理が美味しそう。
ラーメン小泉さんのラーメンとか「甘々と稲妻」の料理みたいに
リアルに描きたいけど描き手のセンスや技術が伴わない曖昧な表現とは違う。
料理作画班を編成して臨んだシャフトの「幸腹グラフィティ」の絵はコレ。
https://www.plurk.com/p/ko8g3l
新海監督の「言の葉の庭」の料理はコレ。
http://blog.livedoor.jp/kaigainoomaera/archives/50956688.html
上記を見る限り普通に料理を美味しそうに描ける人はいるだろうになぁ。
と不満を募らせながら調べたら、
ラーメン作画監督いたよ!!
番組公式サイトにはなかったけどWikiに書いてあったよ!
ラーメン作監がしかも「甘々と稲妻」の料理作画と同じ人だったよ!!
ちょっと衝撃だった。

なんだかアニメって色々悩ましい。

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2018年1月 5日 (金)

新春のご挨拶

明けましておめでとうございます。
年末は仕事に追われていて、年賀状の絵をようやっと描きました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
18s_2

大晦日のコミケット93にお越しくださった皆様、ありがとうございました。
以前から温めていた蓄光塗料で印刷した夜間でも発行する丸メーターのステッカー。
https://gyazo.com/92f57f6b897e53e378e2bfdb51dc01b6
ありあわせのイラストで体裁を整えた冊子と一緒に発行することができました。
メーターステッカーの制作費がかかってしまって、やや高価な品になってしまいましたのに、
おかげさまで、というかびっくりするほどに手にとっていただいて、
随分大昔に、列ができて押せや押せやになった時以来のひっきりなしの状態で、
用意した数のほとんどがなくなってしまいました。
今月28日のガタケットと次回のヤマケット用に小部数は残がありますので、
ご興味のある方はそちらで。

コミケの後はKIYOさんや小林治さんたちと
ドキィ!男だらけの大晦日焼肉食べ砲台大会ー!!を催しまして、
ひたすらに肉を食べまくっておりました。
そしてその足で、今度は野上武志打ち上げ2次会に合流。
年明けのカウントダウンを過ごして帰宅。
例年どおり、年越しそばも紅白も初詣も自分には関係ありません。
酔ったまま冷たい寝床にもぐりこんで初日の出も逃しました。
自分のためにはもう頑張らないと決めたのは、
無様な自分が嫌いなことと、
それを証明するように自分の孤独な生活の虚しさが
己への罰であるかのように感じるからで、
であれば罰を受けることが至らない己の修練としての意味を見出せるようにも思うので。
ただ、人様の力になること、喜んでもらえることには努力をしたいし、
自分が自分でいることのプラスの意味は
漫画を描ける人であることなので、
あまり執筆ができなかった昨年のようにはせず、
今年は漫画を描いて精進に努めたいです。

今年は新連載を控えています。
一部では公言していますが、
ガールズアンドパンツァーのスピンオフになります。
現在公開中の最終章には絡まないお話です。
ヤマトの連載と同じ角川グループのメディアファクトリーの
コミックフラッパー誌の編集部になります。
実はオリジナルの企画で他の出版社の編集部ともお話をしていましたが、
ヤマトの連載再開までの連載期間をイメージしている僕と、
当然の話ながら、人気があるならヤマトをさしおいての継続をという考えがあって、
そこに悩んでいるときに、
たまたま大洗での散策中にばったりお会いしたガルパンの杉Pに
「じゃあガルパン描いてよ!」と言われて、
そのまま話が転がるように進んでこうなりました。
(杉Pは2199の初期のプロデューサーの一人でもあるのです)
角川内で、この連載はヤマト再開までという編集部間の確認が取れていることも
自分にはとてもありがたいことであります。

ガルパンは楽しくて大好きなアニメではありますが、
TVの最初期から、脚本や人物描写、物語の芯に納得していない部分があって、
ではそういう部分を自分なりに照らしていく漫画にしようかなと、
準備を進めています。
とはいえ、ミリタリーの素養が根本的にないし、
戦車は門外漢なので、
親しい人たちにおすがりしながら、作っていくことになりそうです。
お正月はアニメのモニター設定を仕上げて、
春には連載をスタートするべく、歩を強めていきます。

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2017年12月25日 (月)

心はどこへ

世間様はクリスマスだ。
24日はお誘いを受けて親しい人たちと目黒の五百羅漢寺で精進料理を食べてきた。
http://rakan.or.jp/
全然クリスマス気分じゃないけれど、美味しかったし楽しかった。
自分は茶道の茶会で懐石料理をいただく機会は多いけれど、精進料理は初めて。
この数ヶ月、ずーっと仕事に追われていて、
Instagramの更新がやっとという状況だったので、
息抜きのできた時間だった。
年内まだまだ仕事は山積しているので、引き続きがんばろう。

NHK-FMでクリスマスPOPSの企画で曲がかかっていた。
聴いていて、男性グループのダンサブルなものの歌詞って、
ベタベタとロマンチックなシチュエーションを男っぽく語るばかり。
ああ、女性の夢や憧れに訴えているだけなのね。
女性歌手は女性の理想や心情を語るばかり。
日本って 男 の 心 の た め の 歌 はどこへいったんだ?
男性グループの歌うベタベタなバラードも、
歌詞は俺様的な立ち位置から女性に向けて、
オマエのことが一番だって想ってやってる優しい俺(でもそれは俺がエライから)
って心の底では意地の悪いナルシズムに満ちた馬鹿男の浅はかさ全開。
男の歌ってこんなに独善的で他者に対して汚らしいエゴをなすりつけるものなのか?
番組の最後にかかった桑田佳祐の「白い恋人たち」はさすがに大人の歌詞で、
桑田は別に好きじゃないけど、姦夫姦婦へ向けた商売臭い甘い歌より100万倍はまし。
歌は、人生の伴走者だと思うので、なんだか虚しい。

来週末はコミックマーケット93だ。
年末だ。
僕は31日の日曜日、東4ホールの ヤ-54a で参加。
新刊を出す予定。
この数年のイラストをいくつか選んで補筆し、
原画とほぼ同サイズで収めたA4判フルカラーイラスト集。Ad1
KIYOCLUBで描いた、魔法使いサリーなども収録。
その冊子には、特製付録も同梱。
というか付録のためにいささか高価になってしまった。
蓄光印刷を用いて夜間でも発行する丸メーターのステッカー。
貼り直しのできる糊を使用しているので、
冷蔵庫とかノートPCに貼って楽しんで貰えたらいいなと思う。
https://gyazo.com/92f57f6b897e53e378e2bfdb51dc01b6

他にもいくつか寄稿などしている。
最近おなじみのKIYOCLUB(30 日 東と-11a)の新刊2種類のどちらにも参加している。
一つは横山光輝本。
もう一つはエロマンガ先生本で、
後者は緊急特命編集長をいつのまにか仰せつかっていたのはいいが、
エロかわいい小動物のような妹本を作ろうと思っていたのに、
集まってくる原稿が重量級のオッサン臭漂うくどいエロスにまみれていて、
下克上的に編集コンセプトの転換を迫られる結果に…orz

よしぞうおねえさまの伊太利堂(31日 東V11a )で発刊する
斎木先生の「フランス戦車本」にも寄稿。
こちらは本文掲載だけでなく、
コミケ会場での購入者特典にもイラストを採用していただいている。

そしてサークル甲冑娘(30 土 東A-74a)の
「激突!女子高生お色気戦車軍団10巻」へ寄稿。
以下は、ザクッと塗って、細部を整えていく前のもの。
https://gyazo.com/f666cd33c3ea15bca7b2f7af3465071e

最近の僕の彩色の方法は
ラフ画に大まかな彩色をして色調や大きなタッチをつけ、
それを清書した線画の上にどっこいしょって拡大して乗せてしまう。
それでちまちました筆先で見失うような大きな筆さばきを維持したり、
大胆な色使いを残して、詳細を仕上げる。
だからこの絵でもレイヤーは背景を入れて5枚。
しかも凄く早いw 
そしてパーツわけを細かく気にする絵にしていないことを利用し、
境界での混色などそういう偶然性の遊びをどんどん入れる。
アクリル絵の具で塗っていた時の感覚に近づけつつ、
細部を整えたあとで、効果を足していく方法。
解像度600dpiで塗ると、
どうしても相対的にブラシの筆先が小さくなってしまうので、
この拡大どっこいしょ方式はそうした筆先の大きい使い方が生きてくる。
デジタルゆえに出来る発想でやってみた、今の僕の彩色方法。

ガルパン最終章の上映がスタートしている。
僕は試写会で観た。すごく楽しい作品になっていた。
でも疑問や不満も散見されて、少々複雑な気持ち。
まず、戦車戦を前提にしたゆえに音響が試写室では大失敗してて、がっかりした。
戦車砲の音は低域の成分が多く、その迫力は左右の振り分けではなく、センターに定位される。
そこを強調しようとすると、必然的に真ん中の音が強くなる。
結果、OPの歌のボーカルが左右にある楽奏より前に出過ぎて、
気持ち悪いほど前にきてしまっていた。
まるで演歌歌手が目の前で歌謡ショーやっているようなクドさ。
OPの問題は、もう少しミックスダビングの段階でボーカルの成分を減らして
オケを前にこさせる配分があってしかるべきだろう。
前代未聞の酷いステレオ感だったよ。人生50年で最悪レベルのもの。
これが歌のレコードエンジニアの立場だったら逆上か号泣の酷さだ。
スケジュールの厳しさから、音響デザインで配慮を欠いてしまったのかな?
本当に驚いた。
そしてお話に関して。
大洗の面々がとった行動は悪手であって正義ではない。
それを認めるのではなく、反省がなくては、世の汚ならしい大人の馴れ合いと同じだなと思う。
ガルパンって、そもそものTVが高校廃校を阻む理由から、
生徒会が生徒をだましたり強制したりしてでもなんとかしようっていう悪手に出た話で、
でもそれは大儀になりえるものだったけど、
今度は一個人の便宜をはかるものだから、
それってコネとかズルとか裏で手を回すとか、替え玉受験と大差ない、
そういう汚らしい人間の馴れ合いだ。
やっぱり、戦車道ってものに劇中で基本的に芯がないからこうなるのかなぁ。
自分が正しいと信じることで、でもその実現に不正や悪手を行ったら、
それは悪の秘密結社と同じなんだよ。
この点について、苦言を言ってるのは結局僕だけで、
みんな、わーい たーのしー!なのかなぁ。目をつぶるのかなぁ。
TVの頃からガルパンの脚本の問題を述べたりはしてるけれど、
OVAを経て劇場版でやっと落ち着いたかなと思ったら、
また人間性としての存立に頓珍漢をかましてくれて、困惑してしまった。
願わくば、主人公達がそういう汚らしい手を使ったことで手酷い失敗をし、
正々堂々それを糾弾され、恥じ入り、それを悔いて
更生していく話であって欲しいな。
ハートフルタンクストーリーでこの汚さを出したのなら、
ハートフルに反省と償いをしてもらいたい。
それができれば素晴らしい最終章であり、その第1話だと思う。
この気持ちは先日お会いした総作画監督の杉本さんに話しておいた。
ともあれ、年内には今度は劇場で観たいなと思っている。

そういえば何かのファンド的なもので、
漫画家が対価と引き換えに直筆サイン入り年賀状を描くって企画を目にした。
アメリカは日本と印税や稿料のシステムと違うので、
サインや生原稿を売るのは収益の一つとして確立されてるし、認知もされている。
日本でもイベントで色紙に絵とサインを添えて売るのを見かけるようになったけど、
金くれれば年賀状描いてやるぜ的な企画を聞くと、
年始挨拶の厳かさを金目当てに摩り替えるいやらしさしか感じない。
僕は絵を商売にしているので、絵を描いて売るのは是とするが、
サインを売るのはどうかなと思う。
さらにここで気になるのは年賀状という年始の寿ぎは皆で分かち合うものであるのに、
そこに金銭要求するような商売の構図を持ち込む下品さだ。
清貧たれとは思わないが、
なんでも金がらみの商売にしてしまうのは、人品がえげつない。
人の心の持ち方が問われるのではなかろうか。

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2017年10月11日 (水)

高級オーディオと日本酒の夕べ

つい先日、特撮・アニメの歌やサントラが大好きで、
なおかつ日本酒も大好きな友達数人で
「高級オーディオと日本酒の夕べ」を楽しんできた。
というか企画してみた。

自分の過去の仕事の関係から、
オーディオメーカーのショールームや視聴室っていうものが、
意外に一般に開放されて貸してくれたりするのを知っていたので、
隣近所を意識したボリュームに気兼ねなく
好きな音楽をそういう場所で思い切り楽しむ機会を持てないかなぁと
以前から思っていた。
そもそもが、アニソンやサントラ好きな面子で飲もう!ってお話があって
その目当てのお店が秋葉原の日本酒の揃いのいい所ということで、
じゃあ、秋葉原のどこかのオーディオ視聴室を借りて、
持ち寄ったCDを高級オーディオで聞いちゃうもんね!ということに踏み出したのだった。

調べてみると、かつてと違って大手音響メーカーのショールームが
かなり減っていることが分かって淋しかったが、
それでも何軒かのショップで視聴室を貸してくれることが分かった。
でもそもそもショップは売ることを前提にした視聴室なので
いささか宣伝が絡んでしまうし、買わない者は居心地が悪かったりする。
リストに電話で問い合わせをして、こちらの思惑と日程が合致するという所を選択した。
それが㈱FALの試聴室
http://www.fal.gr.jp/index.html
秋葉原の万世橋を渡って左に入った所にあるスピーカーメーカー。
自社のスピーカーシステムを中心とした試聴室というか工房兼事務所兼視聴室。
1時間半ほどお借りして、
今回の参加メンバーは4人だから一人合計 15~20分程度の割り当てで
聴いてみたい音源を持参するという方法にしてみた。
CDのほかにPCオーディオ音源も対応可能。アナログレコードももちろんOK。
(PCオーディオは、USB端子及びライトニング端子)

僕の持ち込んだCDと演奏楽曲は以下のもの。
■宇宙海賊キャプテンハーロック ETERNAL EDITION 1&2
http://amzn.asia/fA8MlUr
1枚目2曲目の「序曲」


■黒蜥蜴 / 江戸川乱歩の陰獣 / RAMPO黛ヴァージョン サントラコレクション
http://amzn.asia/gnZwB50
富田勲作曲の「黒蜥蜴」から1曲目の松竹タイトルと2曲目の美輪明宏の歌う「黒蜥蜴の歌」
(2分10秒から)


■サンダーバード音楽集  広上淳一指揮 東京ガーデン・オーケストラ
http://amzn.asia/3lMST1L
1曲目のOPテーマ、6曲目のマーチ、24曲目の日本版主題歌


■赤毛のアン 想い出音楽館-完全版-
http://amzn.asia/5evaYCq
10曲目タイトルバックから11曲目の「きこえるかしら」TVサイズ、12曲目の前奏曲


■冬木透CONDUCTウルトラセブン
http://amzn.asia/iMxVwmY
5曲目「交響詩ウルトラセブン第1楽章」


■GALAXY EXPRESS 999 ETERNAL EDITION File No.1&2
http://amzn.asia/iGzZUWO
1枚目1曲目オープニング、2枚目2曲目「惑星メーテル」、5曲目「新たなる出発」


集まった各人の選曲で楽しみつつ、
メーカーの社長さんが自社のシステムの理解を深めてもらうための
マリンバ演奏やフラメンコの音源などもはさむ。
これも臨場感のある再生で愉しい。
黒蜥蜴はモノラル音源だったけれど、
奥行きと輪郭がはっきりして普段と違う聴き応えに驚き。
メーカーさんは冬木さんのセブンの楽曲が厚みや奥行き、録音的に優秀だと言っていた。
999の終曲はやっぱり涙ぐんでしまう。
普段聴けないような音量とハイエンドオーディオで聴くアニメサントラは最高!
(ヤマトも持っていっていたけど時間切れ)

そうして音楽を堪能した4人は、いざ日本酒飲み放題へ。
全国47都道府県の銘酒をよりどりみどり。
料理も美味しいしという、我々が密かに「K」と呼ぶ店。
(ちなみにレジにはオイラのサイン色紙が貼ってあるw)
酒盃をあおりながらもアニソンサントラ談義に花が咲く。
そこで話題になったのが、
コミュニティFM局でDJの林檎さんが受け持つ番組
「カミラジ~DJ.林檎の厨二病の部屋」。
http://fm767.net/fm/radio-program/kamiradi/
毎週繰り出される選曲の妙に唸る。
NHK-FMでもアニソン番組とか声優番組で認知はされてきたジャンルだけど、
サントラとかはまだ扱いが薄いし、
主題歌に関しても、同じ曲でもバージョンの差異と理由などまで触れていくような
探究的な考察やこだわりがない。
そういう部分の理解が林檎さんの番組の選曲に見え隠れしているところを
話題にしつつまたそれが酒を美味くする。
ということで飲み放題ゆえに酒は進み、
それぞれ終電で帰途についたのだった。

そして今週末14日はヤマト2202第三章の公開初日だ。
自分も新宿へ顔を出せたらと思っている。
そしてその日の午後にラジオ生出演が決まった。
埼玉県朝霞市を中心にしたコミュニティFMのアニメ特番。
http://fm767.net/fm/dosp/dosp-41754/
そう、実は前述のDJ林檎さんの受け持つ番組。
色々濃い内容の番組になりそう。

FM波は遠くまでの出力を持っていないけれど、
サイマルラジオでの配信もしているので、PCやスマホでも聴けるはず。
(オイラはガラケーなので)
聴き方は…
 ①インターネットにアクセスできるPCで聴く場合
 「サイマルラジオ」(http://www.simulradio.info/#kantou)にアクセス
 「すまいるエフエム」を見つけたら「放送を聴く」をクリック
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ガルパンの公式コミカライズをしている友人の漫画家・才谷屋さんも一緒に出演する予定。
公開初日だし、僕はヤマトの話も少しはするかも。
初日舞台挨拶を追いかける移動中の人もいるかと思うので、
そんな合間にアニメ特番で楽しんでいただけたら嬉しいなと思う。

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