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2009年9月 5日 (土)

似すぎじゃないかな

昨日、打ち合わせで編集部まで赴く電車の中吊り広告に
今日、CX系で放送される「ジャングル大帝」の宣伝があった。

Jungle1_2
これを見ていて、どうにも嫌な印象がむくむくとしてくる。
これって昔の広告のパクリじゃないのか?
そういう疑念だ。
そこで家へ帰って1991年度の広告の資料を繰ったら、出てきた。
「週刊朝日百科・動物たちの地球」の中吊り広告だ。

Jungle2_2
イラストレーター・滝野晴夫さんの筆によるものだ。
氏は「地獄の黙示録」のポスターで世界的に高い評価を得ていて、
最近は「レッドクリフ」の日本版ポスターを手がけている。
見たところ動物の物量こそ違うけれど、
ライオンを中心に据えることや、左右反転させて見たりすると
パンジャとレオの配置も同じで(オリジナルには子ライオンが小さく描いてある)、
象やキリンの配置、ゴリラやサイ、インパラの位置や馬の頭数、
飛んでいるコンドルとオウムの空間配置、クロヒョウと虎の相似、ガゼルと水牛のポーズ。
「ジャングル大帝」の画像はwebのキャプチャーだけど、
実際の中吊りにはやはり反転した位置にゾウガメがいた。
皆そっくりだ。絵のイメージを盗んでいるようにしか思えない。
だれがパクったか知らないけれど、
もう20年近く前のものだから、判らないとでも思ったのだろうか。
今回のアニメって、手塚治虫生誕80周年、フジテレビ開局50周年の記念番組だというのに、
どんな了見なんだろう。
過去の創作物に敬意を払わないこの姿勢って矛盾してないだろうか。
どの面さげて周年行事なのか?
産経さまが朝日のパクリとは大恥だろうに。
恐らく、手塚側もフジ側も製作会社も意図はしていないだろう。
どこぞの輩がバレまいと模倣したのだ。
ただ、僕でさえピンとくるこのメインビジュアルの盗作に近い行為に
天下のCXの誰も気づかなかったのだろうか。
ただただ呆れるばかりである。

僕の気のせいなら善いんだけどね。

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