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2010年1月 1日 (金)

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

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多分、一年中で一番好きなTV番組なのじゃないかしらと思う
NHKの「ゆく年くる年」を観ながら年が明けました。
(で、今はさだまさしのTV番組をラジオで聴きつつ)
今年はいささかナレーションが多かったように思いますが、
余計なBGMのない、生音で綴られる日本各地の風景は、
まるでそこの空気が染みてくるようで心地良いです。

コミケを引け、友人達とささやかな打上げを済ませて帰途につき、
家のドアを開けるまでの間、
「良いお年を」と口にする機会が何度かありました。
駅の改札の駅員さんであったり、
区営駐輪場のシルバーサービスのおじさん、
そしてマンションのエレベーターに相乗りした人。
「あの刺青がある人に渡しといて」と
見送りの車の男性に言いながらエレベーターに乗ってきたのは、
髪を金色に染めた中年の女性でした。
ウチのマンションにはここ最近、暴力団関係の人が住んでいるのは
気づいておりましたが、間近で見るのは初めてのこと。
僕は、拳銃でも射ち込まれる事件にならない限り、
生活の場として住まい、家族と暮らす方には嫌悪感を特に持ちません。
ごく普通にお付き合いをします。
その女性と互いに「良いお年を」と挨拶を交わして
エレベーターを降りました。
考えてみると駅員さんを始め、普段は特に言葉を交わしません。
でもそんな見知らぬ同士が
お互いにその人が良き新年を迎えられるようにと
声を掛け合うときに
心の中で何かがちょこっとつながったような気持ちに満たされます。
それが暴力団の関係者であろうと隣人の幸せを願う
そんな魔法のような言葉と心を
僕らは持ち合わせているのだということを、
忘れてはいけないなと思いながら
年を越えました。

旧年中は皆様、大変お世話になりました。
漫画家に転身しての一年、かけていただいた言葉に支えられてここまでこれました。
またコミケの僕のブースまでお越しいただいた方々も
ありがとうございました。
どうぞ健やかで穏やかに新年のひとときをお過ごしください。
僕はラジオを聴きながら年賀状の図案を仕上げたので、
元旦は印刷と宛名書きかなと思っています。
この時間までおきていると、初日の出はまぁ無理かななので、
時間があったら南千住の素盞雄神社でも初詣に行くかもしれません。
そしてあとは多分、仕事してます。ははは。
でも今年は春に単行本もまた出ますし、一層の飛躍ができるよう頑張りますね。

そういえば2010年。
クラーク原作、ハイアムズ監督の「2010」の年ですよ。
ハイアムズの理性的な画面と
エドランドの美しい特撮(一部マスクが見えるけど)が大好きな映画ですが、
あの頃の未来に僕らはいるのですねぇ。

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