まだ踊ること無かれ
都民主党が件の「東京都青少年健全育成条例」改正案について
「継続審議」の方向で調整に入ったという報道が
昨夜くらいから出始めている。
でも今朝の早い段階では、
民主党内では「廃案」「継続審議」「可決」の三者の意見があり、
その調整を行っているのが現状で、
継続審議が決定したわけではない。
都議会最大会派である民主党が仮に「継続審議」でまとまり、
党議拘束をかけても、
他の会派(党)が同調しないと、議会の意思にはならない。
そういう数である。
実際、自民党と公明党は「可決」の方針でまとまっているのだから。
さらには東京都の小学校PTA協議会など
賛成・可決の立場で
同じように請願活動をすべての会派に行っているのも無視できない。
僕らが陳情や反対集会を行ったという
これまでになかった行動に出たことに自己満足していてはだめだ。
相対する立場は、僕らよりはるかに慣れて、
しかも権威をもって行動をしている。
まだ、反対の意思を示す行動の手を緩めてはいけない段階だということだ。
そして仮に「継続審議」に都議会が決定しても
また6月に審議の遡上にのってくる。
それを忘れてはいけない。
またこれまでのように「喉元過ぎれば」では、あまりに浅はか過ぎる。
今回の「学び」を契機に
論点を整理し論法を構築し、論戦に備え、
議員へのアプローチを模索し、
継続的な意見発信をしていかなくては。
まずその場所を作ることから僕らは始めないといけないのだ。
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