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2010年6月

2010年6月 8日 (火)

脱稿!2巻は6月23日発売なり

なんとかかんとか『虚数霊』第2巻を脱稿。
すべて納めることができた。
はぁ疲れた。というか無茶苦茶な数ヶ月だった。もうボロボロ。
今日くらいはお風呂入って、美味しいものを食べて、休みをとろうっと。
明日は気分転換にイラストの仕事をして、夜は人と会ってお酒でも飲もう。
そして明後日からは、連載の仕事に戻る。
ここまで押しちゃうと、今月末も修羅場が確定か。うう…。

今回もほぼ全頁に手を入れた感じ。
ああでも再録する「U君編」はあまり手が入ってない。
U君はキャラとして完成されているので風化しないから。
新作の追加頁も18頁ほどある(原稿料でないのに)。
今回の巻頭カラーは連載時にはペンを施してトーン処理した、
普通の漫画原稿で掲載されているのだけれど、
下描きの段階でスキャンをしておいたので、 今回それに着彩した。
なんとも便利な時代だと思う。
「Ringlet」の時は角川版ではカラーだった頁を
幻冬舎版ではモノクロ掲載になったため
彩色に用いた原版にトーン処理をしてしまったから、
もうカラーで再現は出来なくなってしまったのを思うと、
隔世の感がある。
今回の彩色は、単行本の巻頭ゆえ、タイトルだけでなく目次も兼ねる。
そのため、初出時と若干のコマの配置変更をしてみた。
やってみたら大正解。
見開きはワイド感が高まって印象が良くなった。
またもともとカラーのイメージを持って描いた絵だったので、
彩色して元来の狙いが明確になったと思う。
例えば1コマ目の真空管の発光や、
見開きで頭上を覆う雲の表情と黄色味の加わった空の色、
そして夜、街の灯にほの赤く照らされる雲の色だ。

あれこれ2ヶ月もかけていじっていたので、
少しは読み応えが増せたと思う。
でも自分的にここまで手を入れないといけないというのは、
つまり連載時に納得がいくまで描き込めていないという裏返しだ。
己の未熟と向かい合って、
絵と絵作りを考えていかないといけない。

今回のカバー画は、もうフラッパー誌に掲載になってしまったので解禁。

Cover02_4

前回が赤だったので、今度は黄色にしてみた。
このまま巻を重ねれば戦隊モノの色になっていく予定。
ピンクってどんな絵を描けばいいんだ。
カバー画のイメージソースは
「エウレカセブン」で吉田健一さんの描かれていたイラストや、水中ヌード写真といった、
あれこれ落下の絵や写真などからポーズや浮遊感を参考にした。
苦労したのは背景のビル群。
黄色の光源でオモチャっぽくならないで、そこそこの実在感が出せるように。
こういうときに僕の彩色は下手なので大変。
(でもこの街並は帯で隠れちゃうんだな)
そして青磁の碗。
印刷ではぜんぜん見えないはずだけど、
碗の底の模様は細かな花柄をちゃんと描き込んである。
薔薇のレエスも同じ。ちゃんと描いてあるのだ。

前回はカバー下の裏表紙に、環望ちゃんにイラストを寄稿いただいたけど、
今回は米村孝一郎さんにお願いすることになった。
ギリギリの発注で迷惑かけたけれど、
ゾクゾクするような絵ですごく嬉しい。

ここまで辿り着くまで、
随分多くの方々に助けられました。
ありがとうございました。

そういえば夏のコミケに当選していた。
脱稿後にポストをみたら封書が来ていたのだ。
日曜日の西館「に-15b」だそうな。
新刊はあちこちで描いたお付き合いの原稿ををまとめたものを出すつもり。
漫画のメインはふくやまけいこ先生の「まぼろし谷のねんねこ姫」勝手に最終回と
神野オキナさんの「あそびにいくヨ!」のウチナー料理編かなぁ。

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