原隊復帰ってことかな
昨日は友人の漫画家・松田未来さんのお手伝いに清瀬まで。
帰りに西武線のホームで「西日暮里」までどう行けばよいのですか?と
アジア系外国人に尋ねられたので、
僕の乗り換え駅ということもあり、「一緒に行こう」と言って道中を共にする。
聞けばウランバートル出身のモンゴル人だそうで、
今は、日本語学校で学び、来年は大学を目指すと、片言で教えてくれた。
僕もモンゴルで合宿型の馬術学校を出ていることもあり、
つたない言葉ながらも、そこそこ共通の話題をもちつつ楽しく過ごす。
JR西日暮里駅で「おやすみなさい」という僕に
お礼の言葉を返してくれて、それでお別れ。
外国の人との出会いは面白い。
見ず知らずでも来訪者は歓待するという習慣に触れたのは
モンゴルの草原の天幕でのこと。
出会いは一期一会なれど、そのもてなしは、また誰かに返せばいい。
たとえ草原でなくても、それは巡っていく。
一昨日、世田谷でMF社の担当さんを交えて新しい企画の会合。
久しぶりに降りたその街は
昔、学友が住んでいた頃と様相を変えたけど、
人の暮らす街としての活気があって、
梅雨晴れの空を見上げて人待ちをする間に
吹き抜ける風と音を身に受けて楽しむ。
仮に「ブルー・ハーベスト」とでも呼んでおこうその新企画は、
(っていうタイトルで笑えるのは果たして何人いるかな)
どうやら漫画家としての僕の出番よりも、
会社と会社の折衝がまだ先行すべき段階であることが、
入り組んだ情報の流れを今回整えてようやっと見えた。
であるなら、スタートはしばしお預けということになる。
じゃあ僕はどうしましょうということで、
今月のフラッパー誌で「しばし休載にして再開をお楽しみに」
と触れ込んでおいた『虚数霊』の連載を
舌の根も乾かぬ9月発売号からまた続ける運びになった。
(ていうか台割が空くのかヒヤヒヤしたった)
休載だからと今月はゆっくり家事をこなしたり、
友人の仕事を手伝っていたりしたけれど、
8月の執筆日程のことを鑑みると
まるで余裕なんてないことが明らかに。
世は夏休みや連休になろうとしているけど、
今日明日からはさっそく仕事に戻る感じになる。
連載以外の幾つかの仕事を仕上げて、
夏コミの原稿を描いて、
そして連載に戻ろう。
ということで原隊復帰なのだ
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