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2010年11月 6日 (土)

雲を追う

カラーイラストの仕事でラフにOKが出たので、
下絵の作業を進めているのだけど、
ついサボりたくなって、PCの中の雲ばかりの画像を集めたフォルダを眺める。
デジカメには撮影時の情報をデータに記録しておく機能があるから、
ネットで拾った画像たちでも、
そうしたものが残っているものが多々ある。
Win7にしてから、その情報がウィンドウの下部に表示されるようになったので、
余計に気にかかったりもするのだけど、
たくさん集めた雲の画像の幾つかが、
どうやら同じ雲を同じ時に複数の人が撮影しているのに気がつく。
とても巨大な発達した積乱雲。
夕日に染まって橙色のグラデーションが美しい。
人は誰もそうした視界を被う大きな色面に気持ちを惹かれてしまうのだろう。

Img_1261_2

そこで思い立って、この雲がどこのものかを追いかけてみることにした。
ネットの行き渡った今の時代だからこそできる探偵ごっこ。
画像の記録に残る「2008年8月9日」と「雲」という言葉で検索を
web、画像、blogなどにかけてみる。
すると出てきた出てきた。
それを負っていくと、この積乱雲がどこでどのように動いたかが見えてきた。

5648554_9dc599bbe7_b_2

三重県桑名市
http://kokoten.raindrop.jp/kumonikki_sub_2008_08/web20080809/kishou20080809.html
サムネイルの下段にある夕焼けの積乱雲。
桑名から山の方角だから西に向かってだし、これがその雲だと思う。
ちなみに同じ人のwebには東方向の雲の発達が動画でも記録されている。
http://meteo.life.coocan.jp/kishou_douga/20080809_1547_120.wmv
http://meteo.life.coocan.jp/kishou_douga/20080809_1441_120.wmv
当日の気象と雲の発達が良くわかる。

滋賀県蒲生郡日野町
http://photozou.jp/photo/show/182623/11582370
画面の「地図」をClickすると大まかな撮影位置が特定される。
桑名から真西という条件で符合する。

京都府亀岡市
http://01103284.seesaa.net/article/106178141.html
亀岡は大阪方面を南に見る方角だから雲の右が西面になる。
不思議なのは進路にあたる京都ではこれ以外に記述を見つけられなかった。

「渡辺淳一 楽屋日記」
http://ameblo.jp/m-walk/day-20080813.html
場所は特定されてないけど、関西方面に墓参りとある。
(氏は北海道出身なんだけど)
著名人が見ていた記録として。

大阪府南部
大阪市内を北にみた構図だと思われる。
http://blog.zaq.ne.jp/iroh/article/84/
大阪府茨木市
http://yasurumi.blog.so-net.ne.jp/2008-08-09
大阪市都島区
http://kimono.no-iroha.com/2008/08/09/
で、都島区で豪雨を降らせている。

神戸市
http://tabinosora.tea-nifty.com/ruun/2008/08/89_c706.html
格闘家・三島☆ド根性ノ助blog 神戸市須磨
http://bg.bodymaker.jp/mishima/2008/08/post-346.html
兵庫県川西市
http://jinseigekijou.blog.eonet.jp/kagerou/2008/08/post-f276.html
兵庫県伊丹市
http://blogs.yahoo.co.jp/hontateyama/43621958.html
兵庫県三木市吉川町
http://sora.ishikami.jp/image_earth/index.php?id=20080809211944
神戸近辺にも雲は流れていった様子。
ここで面白いのは雲が東から西へ流れていること。
関西の気流ってこういうことあるのかな?
住んだことないのでわからん。
雲頂が対流圏界面で展開した「かなとこ雲」は
つまり成層圏である10000m以上に達しているわけで、
三重からも神戸からもそれなりの視認はできる。
果たしてどれだけ動いたのかなと思ったりするが、
そこでもう一歩踏み込むなら
写真の撮影された傾斜角度と方角と時間を照合することだろう。
意外にあまり動いていなかったりするかも。

で、音羽電機の雷写真コンテスト
http://www.otowadenki.co.jp/thunder/contest/2008.php
いくつかこの積乱雲のものと思われる落雷が撮影されているのが
日付と撮影地から分かる。

写真のないblogの記事なども追う中で、
この雲を形容してラピュタの「竜の巣」と無邪気に称する人は若い人、
8月9日という日付から長崎の原爆投下を想う人は少し年齢を重ねた人の感じがした。
日本人の雲の形に刷り込まれたイメージって
面白いものだ。

とかサボっていたら2時間も遊んじゃった。ヤバイ!

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