このあとのお仕事とか
MF社フラッパー誌の月刊連載も先日脱稿し、
エモーションのwebマガジンの小説のビジュアルも一昨日納めたので
商業の仕事は年内まずは一息。
このあと29日からの冬コミの同人誌への寄稿も済んだ。
今回の寄稿は、
◎29日 『日本晴』 西 れ-47a
「神のみぞ知る世界」の中川かのんちゃん本。
◎31日 『峠茶屋』 西 あ-64b
峠たん(峠比呂)のところ。
「ストライクウィッチーズ」のバルクホルン×ハルトマン本。
どちらもイラストなのだけれど。
後者はどうやらエロエロな本らしい。
しまったエロだと思ってなかったのでHな絵にしてない!と焦ったのはつい最近。
本当は環望ちゃんのところにも絵を寄せる約束だったのだけど、
連載の年末進行とか他所の同人誌のエディトリアルとか諸々で手が廻らなかった。
この場を借りてお詫び。(ごめんなさい)
僕は3日目31日に、東 カ-30a で出展。
お誕生日席なのに在庫でお茶を濁しまする。
で、年明けの10日頃に1本短編漫画の〆切があるので、
明日には着手したい予定。
そろそろ発売が告知されているのでお知らせすると、それは
「ストライクウィッチーズ・公式コミックアラカルト2」に掲載予定。
前回はイラストを寄せたが、今度は漫画をという誘いがあったので。
角川の提示してくる契約条件は相変わらず酷いけど、漫画は楽しんで描きたい。
現在、プロットは仕立ててあるものの脚本になってないので、
頁数は12か14かというところでウロウロ。一両日中には確定したい。
2期8話の前、
お忍びで坂本+宮藤の二人が欧州派遣された扶桑艦隊の旗艦・大和の見学へいくという内容。
海軍さんとはいえ、連合艦隊旗艦にそうそう乗艦できるものではないので、宮藤わくわく。
という展開ではなく、TVのストーリーの穴を補完するような感じにするつもり。
恐らく他の漫画家さんは軽妙なノリのものが殆どだろうし、僕は箸休めのつもり。
戦艦大和は写真や資料が少ないので、
また脳味噌で大和を構築して、誰も見たことがない構図を描かないといけないのが
愉しくもアリ恐ろしくもアル。
(僕は不器用で模型を作らない作れないしね)
それが済んだら「虚数霊」の連載にかかる。
今度の原稿、2月発売号が実は一応の最終回。
簡単に言えば打ち切りなのだけれど、
編集部には感謝ばかり。
幻冬舎コミックスで冷遇された本作を、継子ながらとても大事にしてくれて、
1年半も連載させてくれたのは本当に嬉しい。
やりたかったこともかなりできた。
移籍時の幻冬舎の契約違反にも等しいゴネっぷりの酷さを
(あちらの担当編集は「ローゼン」移籍のきっかけを作った人なので、随分強引にあらがった)
(契約書に基づいた事前の申告期間をもって契約解除・権利の引上げをしたいと言ったら「ふざけるな」と返された)
(単行本は売れて在庫はもうないし、責務はまっとうしたはずと言ったら「君の漫画なんて出すだけ赤字だ」と嘲笑された)
(あげく、絶版にしてやってもいいが、権利は返さないと長くゴネられた)
「大丈夫、任せて」と支えてくれたことも忘れられない。
フラッパー誌での人気は半分より上かなーって辺りをウロウロしていたと聞くので、
迷惑をかけたわけではなかったし、
MF社の社長も「ダヴィンチ」の編集長も好んで読んでくれていたらしいのだけど、
どうも単行本が売れていないらしくて、
営業サイドからNOが出たという流れ。
商業作品だからそれも致し方なしと思う。
ただ、丸善・御茶ノ水店は200冊以上も売ってくれているし、
MF社が手作りの小冊子を作っておいてくれた書店は軒並み売れ行きもよく、
どうやらTSUTAYA系列が極端に悪かったのが原因らしい。
確かに近所のTSUTAYAを覗いたとき、
環のんちゃんの「バンパイアバンド」がアニメ放映中にも関わらず
1冊も置いてなかったんだから、
そもそも仕入れ段階でかなり相性が悪いのかも。
だけど再版がかかる漫画もあるんだから、TSUTAYAのせいにはしていられない。
自分の作品の商品価値ってなんだろうなと
いろいろ考えているところ。
お話自体は正確には終わりではなく、その先がある形で長いお休みに入る感じ。
それは編集部も快く同意してくれた。
もしチャンスがあれば再開をという気持ちを互いにもっての判断。
なので2月に入ったら見事に無職になるわけで、
単行本3巻の直しをする意味では、手は動かすけれど、身入りは刊行時までないし、
生活がかなりピンチだなぁという状況。
以前からMF社から打診のあるタイアップの話は
MF社が正式に受注しないと僕には廻ってこないし、まだ会社間の段階で、編集部も確約をできない状況。
(受注になると急転直下に忙しくなるんだけどね)
自分としては作品的にも請けたい仕事だし、
その結果待ちをする間、他社で連載の仕事を請けるわけにもいかないタイミングになるので、
他から声はかかってきているけれど、もどかしい。
そうこうしていたところで、
お友達の輸入雑貨商社の社長さんから相談をしたいと打診があったので、
今日、訪ねてみたところ、商品開発へのアドバイスを求められた。
ベトナムで作らせるオリジナル雑貨のデザインに関してなのだけれど、
版下とか縫製工程、資財調達や流通まで勘案して意見を交わしたら
とても喜ばれた。
どうやら巷のデザイナーは絵だけ提出して、そういうのを考えない人が多いらしい。
まぁ僕はメーカーの社長だったし、
中国で商品開発して輸入する計画に携わっていたから知っているというだけだけど、
もう少し相手の仕事を理解した提案ってしてるものかと思ってた。
単にお友達へのお付き合いのつもりだったのだが、
そのままデザインをしてくれと、2月中納めで受注してしまった。
僕の言い値で良かったのだけれど、
恐らくデザイナーとかデザイン事務所に依頼する額の1/5程度の額で受けた。
友達だし、僕は漫画家だから。
それにお金はそんなに好きじゃない。日々生きるに足りればいい。
将来の商品開発も相談にのって欲しいというし、愉しそうだからいいなと思う。
現地の工場の能力を推し量りながら、しばらくは模索して商品化を試み、
最終的には面白いものを作っていきたいな。
てなことで、なんとか2月はしのげそうな感じ。
漫画家って大変だ。
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