« ストライクウィッチーズのお仕事 | トップページ | 主婦の勘 »

2011年2月28日 (月)

アニメとか漫画とか

最近すっかりアニメっ子である。 
仕事柄TVはニュース以外は殆ど観ていないのだけれど、 
アニメだけはなんだかけっこう観ているみたいだ。 
今期は何を観ているかというと、 
「ドラゴンクライシス」 
「君に届け2ndSeason」 
「IS<インフィニット・ストラトス>」 
「夢喰いメリー」 
「魔法少女まどか☆マギカ」 
「とある魔術の禁書目録Ⅱ」 
「STARDRIVER 輝きのタクト」 
「スイートプリキュア♪」は前作の「ハートキャッチ」を偶然見たら良かったので、 
新番組を試しに観てみたけれど 
昔の嫌な東映臭のする野暮ったい絵と気持ちの悪い配色と、 
酷い脚本にうんざりして2回で視聴を打ち切った。 
「みつどもえ」はたまたま観た戦隊モノのパロディがしつこくて辟易したのでアウト。 
「ケロロ」もそうだけど、いい加減他人様のネタで「プロ」がしつこく遊ぶのはゲンナリ。 
で、この中で一応ちゃんと見ているのが、 
「君に届け」と「IS]、「綺羅星☆」、「まどマギ」の4本。 

「君に届け」は、もうTVの前で正座してきゅんきゅんと悶えて観ている。 
ただ、今週の放映分「Episode7」は酷かった。 
今期は不思議に作画のボトムがなんとか維持されていて、 
アップ画などは表情が崩れないよう踏みとどまっているのだけれど、 
演出というか絵コンテの出来の悪さが目立った。 
そもそも「別マ」に連載の少女漫画が原作なので、 
そこの絵や構図と、アニメならではの動きの展開や間から求められる絵と構図の 
バランスみたいなものが肝要になるのであって、 
これまでは結構それを上手くこなしてきたいたのだけれど、 
この回の絵コンテをきった女性は新人らしいのか、めちゃめちゃだった。 
今回は原作から脚本を膨らませたシーンも多かった。 
ゆえに元絵がない。 
するととたんにレイアウトが崩れ、 
不安定なうえにパースまで狂った気持ちの悪い絵になり下がる。

[上がTV画面:下が僕の感覚でパースを修正したもの]
Kimitodo1
また原作のあるシーンは原作に引っ張られ過ぎて 
漫画の文法で組まれたコマの展開を無理になぞったりするから 
絵のテンポや画面の構成が乱れて、 
かつ演出のタイミングが狂ったり、勢いを維持できないから、 
声優のせっかくの演技を寸断し台無しにしていて、 
とにかく絵コンテという演出の要に、演出の芯がない。 
自分の表現したい流れや間や感覚や絵作りがない。 
まぁ来週から物語りはピークになっていくので、 
そのためのリソースの配分ということなら 
こんな素人仕事の事情は理解できるけど、 
楽しみに観ている視聴者としてはがっかりだった。 

「IS」はMF社なんだなぁーとか、 
またこんな人物相関なんだなぁーとか、 
マクロスFよりはCGと手描きの人物との馴染みやタイミングがいいなぁーとか、 
(マクロスFぎらいなオイラ) 
主題歌が演歌っぽい旋律と歌唱で、これでカッコイイとかPOPSだとか思ってるのかなーとか、 
さして強い興味を持って観ていたわけじゃなかったんだけど、 
シャルルにやられた。 
きみとどでも綺羅星でもイカ娘でもなんでも、昨今はやたら女の子は出てくるし 
それなりに頑張って人物設計やキャラ造形とかしてるんだけど、 
なんかそういう理屈とかどうでもよくなってしまった。 
いかん! 
シャルルが嫁に欲しい。 
以上。

Is61

「まどか☆マギカ」は原作のないアニメオリジナルゆえの牽引力を持って、 
あの陰鬱で毒に満ちた話を展開してて、素晴らしいと思う。 
徐々に淫獣QBのまるで新興宗教の勧誘のようなドス黒さが露になってきていて 
魔女の祝宴に向かって歩を早めている。 
ぜひこのまま時の輪に閉じた地獄図絵を永遠に展開していって欲しい。 
ちなみにまどかの契約は最終回の一つ手前かなというのが僕の予想。

0ea583e8

んで、イカ娘の2期が決まったのはめでたい。 
またすっかり悪乗り三昧のケロロが終わるのもまぁ良かった。 
イカ娘は性質の悪いパロディとかがなくて、 
昔のTV漫画のような直球で素直な面白さがあって良い。 
かつては王道であった 
異文化との出会いから生じる新鮮な驚きと感動を語る心優しく芯の強い作品は 
できるなら、長く続いて欲しいなぁと願う。

漫画の話。 
オイラの単行本はカラー原稿を納めて、目下モノクロ本文の加筆修正中。 
かなーり時間がなくなってきているので焦り中。 
カバー画に時間をかけすぎてしまったのが敗因。 
思ったより手数のかかる絵になってしまった。 
(その割には地味な絵でトホホ) 
本文描き足しは3Pの予定だけど、台割と折の関係で調整が必要な様子。 
連載中に風邪でダウンして、下描きの鉛筆画にトーン処理して掲載してしまった回の 
絵のボトムをどう上げるのかがナカナカに難しい課題になっている。 
最後は時間とのせめぎあいになりそう。 

「ストライクウィッチーズ」のアンソロジー漫画第2弾がやはりフライング発売されていた。 
早速目を通したけれど、 
峠たんの漫画は台詞のテンポやタイミングが絶妙で凄く面白かった。 
「小ぃサーニャ」も凄かった。 
オイラのは少々真面目すぎて悪目立ちって感じ。 
それでもネットで僕の漫画を良かったと言ってくれている人を見かけて 
ちょっと安心した。 
SWのファンってネタ物ばかりじゃなくって、この手のお話も楽しんで貰えるというのが 
いいなぁと思う。 
ただ、頁を繰っていて発見したのだけれど、 
本文に原稿不足や開きを調整するため、実質上シロの頁が5枚もあった。 
誰がこんなボケナスな台割組んでいるんだ。 
最初は笑ったけれど、読者はこのシロにも金を払わされていることになるし、笑えなくなった。 
モノクロ原稿の入稿から発売まで1ヶ月以上あるなら、 
5枚を誰かに描かせることだって出来たろうに。 
今回も求められて何人も漫画家を編集部へ推挙したけれど、 
顔ぶれを大幅に変えたいからと言われて二人に留まったのだが、 
(実際は嘘で、第1弾と同じ面子が結構残っていた) 
内容的にミリタリ成分の不足が否めないのは見えていたのだから、 
仮にあびゅうきょ先生にこの5枚が回せたらと思うと 
ほんとに悔しい。 

「君に届け」の付録目当てで20数年ぶりに「別冊マーガレット」を買ってみた。 
開いた誌面の誌面構成や紙質や企画が昔と殆ど変わっていないのに 
もの凄く驚いた。 
つまり昭和のザラ紙漫画誌のまんま。 
実はザラ紙ってわざと起毛させていて、元は滑らかな普通の紙である。 
(つまりキレイな紙が同価格かそれ以下で入手できる) 
冊子の量(かさ)を増すために使用されていると僕は教わったし、 
フラッパー誌を始め多くの漫画誌はもう使用していないから、 
絵もクリアに見えない、紙の劣化も早い 
ああいう妙な冊子の体裁は過去のものだとばかり思っていた。 
なので開けてビックリ。 
漫画のラインナップも絵柄的に大きなグループに大別される感じで、 
まぁ萌え絵を批判できるほどの多様性はない。 
「君に届け」は中でも異色に絵が上手い部類に入るから 
なんというか微妙に納得できない。 
僕の読んできた少女漫画からいえば、普通の上手さであって、うーん。 
往年の「りぼん」「LaLa」「少女コミック」「ぶ~け」の方が 
断然上手でかつ多様性に飛んでいたなぁ。 
ただそれでも、気になる漫画家さんとの出会いもあって 
「シトラス」を連載している香魚子(あゆこ)さんは印象的だった。 
雑誌ってそんな出会いがあるから、やっぱりいいな。 
単行本も3/25に発売らしい。買ってみよう。 

26日、「スタジオ小牧」の宴席に向かう前に 
磯本つよしさんの「三代目は梅くくり!」①と 
テツローさんの「タンデムLOVER」を買おうと書店によってみた。 
テツローさんの本は扱いがなく、「三代目」のみ購入。 
「三代目」は前作「エナ」より 
若干人物の絵柄を漫画的に整えた感じだけれど 
相変わらずで、とにかくよく動くし、手堅い構成でお話が畳み込まれていく。 
絵の密度も高いし、凝ったアイテムに満ちていて、 
連載時から手を入れていないっていうんだから、本当に立派な仕事だ。 
今後の展開が楽しみ。 

宴会では隣の席が昔なじみの徳間の編集さんだったので、 
色々と他所では聞けないことを楽しく話す。 
その中で、編集さん曰く、 
来月発売する 
「機神幻想ルーンマスカー<フルカラー >1」 (リュウコミックス) 
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4199502289?ie 
は凄いとのこと。 

Roon

出渕さんのルーンマスカーは縁あって昨年、連載のお手伝いをしたことがあって、 
その際に生原稿を色々見せていただいたけれど、 
素晴らしく手の込んだ宝石のようなアナログ原稿だった。 
富士見書房「ドラゴン」時代にささやかれた都市伝説に、 
出渕さんの家に遊びに行くと「ルーンマスカー」の原稿の手直しを手伝わされる~ 
ずーっとこつこつと作品を描き続けている~ 
というのがあったのだけれど、 
「ここは結城(信輝)に描いてもらったんだ」 
なんて説明してくれる傍で、 
切り貼りがパッチワークのようにされた原稿を見ていると 
あながち伝説ではなかったのかもと思ったりしたりして。 
でも、編集さんが言われたように、 
その宝石のような原稿へ彩色を担当した大本海図さんの仕事が 
また素晴らしい。 
(大本海図さんはうちのヤマト本にも寄稿してくれました) 
さっそく予約しなっくっちゃ!みんなもね!! 
あ、それから「ラーゼフォン」のブルーレイBOXも発売中。(オイラは原稿料入ったら買う!) 

|

« ストライクウィッチーズのお仕事 | トップページ | 主婦の勘 »