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2011年8月

2011年8月12日 (金)

いよいよ窯の蓋があく

コミケット80、夏コミはいよいよ明日から。
今回は自分の本が出せなくなるほど、友人の本のことで奔走し続けた。
本当に大変だったし、迷惑もかけたし、疲れた。
自分の生活や健康さえ壊しそうなほどだ。
ここ何回かそれらの本について触れてきて、
まぁ宣伝ととられても仕方ないけど、自分の本ならそんなことしない。
僕は自分のことになると、そういう外向的な力はまったくでないから。
友人達が心をこめて作った本だから応援したいだけ。

夏コミの日付の順で触れていくと、
まずは初日には、なんと同日に単行本発売のあの「中国嫁日記」の同人誌第2弾、
中国嫁嘘日記」が出る。(東・A-23a「日本晴」)

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おっと間違えた、こっちが同人の表紙だ(笑)。

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イラストはもちろん井上君ご本人。
もう、よつばスタジオデザインと言っていいほどの再現性。
本当に疲れたよ。
僕はIllustratorとか扱えないので、
ロゴは全部直線を描いて、そこから角の面取りとか全部手修正。
☆の傾きも位置も原典に合わせてあるし、
あっちが1巻で「一」表示なら、こっちは第2弾なので「弐」表示。
あっちが「純一」なんてダセエ改名してるなら、こっちは「純弌」のまんま。
至れり尽くせりとはこのことだな。
内容もバッチリ。
また今回も6頁も描いちゃったよ(風邪で熱があったのに)。
一応今度の企画は「嘘日記」って言うくらいだから「嘘」がテーマなんだけど
ほとんど嘘のような本当のことばかり描いてるから、
元締めの唐澤サンは、プロットですでに大爆笑だったね。
オイラはどうしてこういう漫画は自分の漫画より面白いものが描けちゃうんだろうな!

Usoyome
ちなみにこの僕の漫画は頭に作者名とか書いてない。
最後に小さい文字でちょっとだけ「むらかわみちお」ってあるから
読み終わるまで希有馬っちが描いてると思わせるように仕組んである(最低だ)。
大事なことは小さい文字で書いてあるってのは社会人の常識だよな。
前回、この企画は好評だったので、二番煎じなのかなと当初思ってたのだけど、
どうやら別の企画がポシャって、こちらに落ち着いたみたい。
便乗企画なのかもしれないけど、
描き手は特に利益があるでもないし、
友人として楽しく愛情こめて漫画を描いてるつもり。

二日目。13日は「ロボと少女(仮)」の日。
多くはもうすでに語っているけれど、
初めてコミケへ出展する初々しさと精魂こめた作品をもって臨む姿は
やっぱり応援しなきゃと思う。
アオキ監督は筋道のしっかりした人で僕は話を進めるのに助かるんだけど、
製作者の田中さんはもう、たいそう立派な粗忽者で、
人の話は聴いてないで喋りまくるし、
びゅんびゅんブッばして進んでいくから、見ててヒヤヒヤ。
フォローしないととんでもない大失敗をやらかしそうで、何度注意を促したことか。
ただモノを作るってこういう猪突猛進な牽引者が必要。
誰かが支えてあげないと危なっかしいんだけど、支えるのが嫌じゃない。
「場」を作って人を動かせる「才」がある人。
社長だった僕に決定的になかった資質だなぁと思う。
僕は自分の会社では単に「分かってない目下の嫌われ者」だったからね。
さておき、DVD発売のCMも第4弾。
CMと同じ雰囲気のこんな楽しいアニメであります。
ブースの場所はCMで触れてるのでご覧あれ。

三日目、14日は僕も出展。(西・う-39b)
イラストを寄せた松田未来さんと野上さんは二人とも東館なので、
応援なんてしてあげないんだからっ。勘違いしないでよね!
 松田未来さんのところ(14日(日)東クー50b)
 野上武志さんのところ(14日(日)東M-31ab)

で、僕のところは僅かな在庫と「ロボと少女(仮)」と
春日ひろさんの自選作品集「Pink Flower」を置く予定。
http://www.ne.jp/asahi/hiro/sheep/PF.html
僕のところ以外にも村田蓮爾ちゃん、岸田メルさんのブースでも扱うけれど
ゆっくり内容を見て買うなら
断然、訪問客の少ない僕のところだよ!
400Pを超えるボリュームの中に、
カラーイラスト、2色版刷りも収録されて本当に豪華。
利益度外視で価格は2500円。
(同人誌を作ったことのある人なら分かると思う)
ぜひ、手にとって眺めて見てほしい。

W301

で、僕はお盆前の仕事はひと段落。
アニメの設定のお仕事をこつこつやっているところ。
社外秘だから貰わないようにしていたのだけど、
必要があって第3話の絵コンテを借りて読んだ。
すげー面白い。
自分は漫画はずっと描いてきたけれど、
まさかアニメの仕事に関係するなんて思ってなかった。
凄く新鮮。
で、秋以降はこのアニメに関係する書籍の
「編集」をお手伝いすることになりそう。
いや確かに元・編集者ではあるのだけど、漫画描きたいよ…。漫画家なんだもん。

追記:8/12
どうやら嘘日記に落丁があった様子。
厳しい日程で入稿したから(オイラは余裕をもって入れたよ)、ありえる話だけれど、
冬コミは勿論、同人誌書店売りには改善されるはず。
交換にも応じるそうだし、夏コミを逃した人でも安心していただけたらと思う。
内容自体は満足して貰える印象がTwitterあたりから聞こえるのは安心しました。

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2011年8月 6日 (土)

いやはや忙しい

忙しいと日記の更新がおろそかになってしまう。
連載を抱えているわけではないのだけど、
本当に色々細かな仕事を入れてしまって、
映画も観ず、酒もほとんど呑まず、とにかく1ヶ月以上ずーっと机に向かってる。
ここまで休まずにやっていると集中力が落ちて能率が下がるし、
そもそも連載が終わって身体のリズムが執筆体制からイージーモードになってたので、
暖機運転なしに走り出しちゃった感じでしっくりこない。

「花咲くいろは」のアンソロの原稿も
その意味で通常より筆がやや遅かった。
もちろん〆切には無事に納めてはいるし、
お話は自分らしくできたけれど、
反省点も残る感じ。
なんだか漫画の描き方を忘れてる。
というか自分の癖と言うか枠の中に収まってしまって、
奔放さも足りないし、
絵自体が似せることを意識して魅せる絵になってない気がして仕方がない。
編集からは良い評価を貰ったけれど、
リハビリを含め、自分の課題としていかないと。

Ohana6

夏コミは自分の新刊は出ないけれど
あちこちで手伝いや寄稿をした。

松田未来さんのところと(14日(日)東クー50b)
野上武志さんのところでは(14日(日)東M-31ab)
それぞれイラストを寄せた。
ここのところずっとアシストやアンソロの仕事が続いて
「自分の絵」で絵を描く機会がなかったから、
描いていて気持ちが良かった。
この感覚を大切にしないと。

あとは希有馬っちの「中国嫁日記」単行本発売にかこつけたOfficial同人誌!
とりあえず表紙は完成。
漫画のほうはネームまでできているけど、こちらはまだ作画してない。
主宰の唐澤サンに脚本を送ったら、
あまりに面白いのでと電話がかかってきたほどの内容。
描けるのかな。

そして「ロボと少女(仮)」も入稿済み。
特典ブックレットの編集だけでなく、
結局、DVDのジャケットや盤面、ポスターやノベルティのフィニッシュまで、
印刷にかけるものは殆ど手がけた。
DTPでサポートしてくれた 皆川ゆかからは今回厳しく僕の不勉強を指摘された。
DTPの技術とアプリに関しての理解が中途半端だからなおのこといけないと。
実際、連携しての仕事で随分手間を負わせてしまうことになり、
反省しきり。
僕は編集者はやってたし、レイアウトも写真もカットも全部こなしたけど、
デザインの現場でのDTP作業に関しては業者のマターになっていて、
端々をかじっただけで、ちゃんと学んでこなかった。
デザインの感覚も癖が肥大して、強引にそこへ押し込んで体裁をつくろっている。
基礎が充実してこそ個性が正しく飛躍できるものだから、
今の仕事がひと段落したら、しっかり学びなおそうと思う。

Robosyo1415

で、その「ロボと少女(仮)」は価格が決定!
イベント特価1500円にて発売。
同人ソフトとかの「差分」と称した貧相な動きに比して、
ちゃんとしたアニメーションが
それら同人ソフトの半分程度の値段でリリースされるのは、
自主制作という環境で意義も深く、
また、低廉というだけでなく、内容的にも購入者にお得な提供と言えるのじゃないのかな。
今回値段を決めるのは僕じゃないけど、印刷関係の原価を知ってる身としては驚き。
英断だなぁと思う。

ということでイベント向けの予告CM。

主催者のブースが2日目、 (13日・東Q-30b)
3日目の僕の「むらかわみちお党」(14日・西う-39b)でも頒布するので、興味のある人は是非。
(でも発売初日で売り切れたら、僕のところでは売れないので、注意)

そして今は助っ人で請けたアニメの仕事の真っ最中。
休めねー!

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