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2013年1月 2日 (水)

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

13
元旦は6時には起床して初日の出を見てみようとフラフラと外へ。
荒川土手は、陽が昇る方向に北千住駅前再開発によるビルが建ってしまって、
とても見づらい場所になってしまったので、
家の裏手の隅田川にかかる尾竹橋で待ってみることに。
東には薄い雲があって、
日の出の時間を過ぎても空は明るくなれどお日様は顔を出さず。
20分くらい待ってやっと雲間から陽光を拝むことが出来ました。
曇っていたり、飲みすぎたりで、
この数年まともに初日の出を拝む機会がなかったのですが、
昨日や明日とさして変わらない太陽を眺めるということでも
何かを意思を持って行なうことは
自堕落に流されてなにもしないのと大違い。
自分を律していく意味でも、新年のスタートに節目をつけられました。
ということで新年から腹筋運動なども復活。
僕は始めてしまえば、きちんとこなす人間なので、続けていこうと思います。

午前中は仕事をして
午後からは西新井のTOHOシネマズへ映画へ。
アシさんから「元旦は映画の日ですから映画に行くべきです!」と
普段、単調な生活をしているオイラの背中を押してくれていたので、
強制休日的に自転車漕いで映画館。
「青の祓魔師」http://www.ao-ex.com/
「ホビット-おもいがけない冒険」http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/
「スカイフォール」http://www.skyfall.jp/
の豪華3本立て。
というかハシゴなのですが、
学生時代に池袋文芸座ともう1館で1日4本とか観てたので、3本ならまぁ平気。

感想としては
「青エク」
背景美術の設定や表現、動画も丁寧でさすが劇場版。
お話も小気味良い。
青エクのキャラ造作って結構好きなので、楽しかった。
けれど、ドラマは弱いかな。
劇場としての濃密な時間を与えられるのだから
それぞれのキャラの心理にもう一歩踏み込めんだ展開だったらなと思う。
また主人公達の積極的な動きが
解決を見出す展開に寄与する感覚がちょっと弱い。
ラストの心象もちょっと弱い。
無くした者と無くしてない者、その差から生まれる虚しさと昇華こそが
大切なのではないかなと思うと、そこにもう少しだけ時間を欲しかった。
「ヒカルの碁」で僕が一番評価してるのは、佐為がいなくなってからだし、
「エースをねらえ!」では宗形コーチの死後、桂大悟編だし、
そこにこそ心の大切な葛藤があると思うので。
僕はだから、ヤマトでは26話で森雪が死んだと知った古代がそうだし、
物語では語られないけれど、
沖田艦長の死後の葛藤が古代をまた一つ大きくさせていると思う。

「ホビット」
あー、これはもうピーター=ジャクソンのトールキンものは
こういう時間なりドラマなり画面なんだろうなぁっていう
ひとつの定番で綴られている感じ。
3部作の一番目ゆえ、工夫はあってもまったりとした展開。
これから盛り上がっていくのだろう。
今回は日本語版3Dで見た。
3D表現は嫌味がない。
(予告で流れたジェット・リーの新作の3Dは凄まじく下品な3Dだったけど)
吹き替えはガンダルフをLOTRで演じていた有川博さんが亡くなったので
羽佐間道夫さんが代わったのだけれど、
聞いていくうちに違和感が消えるのは、さすがベテランの演技という感じ。

「スカイフォール」
これは007素人にも楽しませながら、
色んなところで、50周年を小粋に魅せる工夫がある。
それでいて脚本の構造が実に巧み。
簡単に言えば物語の山の作り方が
日本のアニメ映画みたいにしり上がりにスケールや展開を派手にすればいいだろう
なんて単純な構成にはなってない。
この映画のようなストーリー構成はあるものだよね。
それにドラマ部分も多くを語らずとも、僅かな会話の伏線や雰囲気で想いが感じられる。
映像も、昔の007のような古臭い型ではなくて
構図も色も空間も動きも洗練されてる。
俳優も文句なし。
ダニエル=クレイグの007シリーズは凄く好みだ。
ただし、ボンドガールって歴代を見てもタイプの女性がいないのはどゆことー。
ダニエラ=ビアンキくらいかなぁ。

もう仕事を始めているので
しばらくはまた映画にいけないと思うけれど、
アイドルタレントにおもねらない、
しっとりとした恋愛映画を久々に観てみたいな。

大晦日はコミケ。
そこから新年に繋がることを少し。

年の瀬に、お越しくださった皆さん、どうもありがとうございました。
いつもより刷り部数を減らして臨んだコミケでした。
お陰さまで、僕の手元には2冊しか新刊の現品がありません。
10冊位は残そうとしたのですが、
閉会近くに「お父さんに頼まれてきた」とか言われたら、もう売るしかないじゃないですか(笑)。
なぜ部数を減らしたの?ということへのお答えは、
夏のコミケで自分がやらかした、つまらない欲への戒めです。
ヤマトの4章公開も近いし、コミックスの2巻も出るのにどうしてと思われるでしょうが、
関係ないのです。
そもそも同人誌は利益とか目的ではないのですから。
そして今は汚い自分に罰を与え、猛省することが必要なのです。
それほど夏の自分の邪さが嫌い。
自分を好きになったり、過大に信じたりすることは危険極まりない。
身の程を知り、低くかがむことこそが大切だったので。
だから部数を減らして臨みました。
「売れないマイナーサークルだ」とのたまっているので
友人が同情して当日に委託を受けてくれましたが
それがなければやはり100部ちかく余っていたはずです。
つまり300程度販売にまわして、自分では2/3位しか出ない。
プロの漫画家とは言っても、そういう実力なのがやはり確認できました。
友人達の1000や2000という数と格の違いが分かるはず。
僕は数字こそ目指しませんが、
漫画家として友人として向かい合えるようここからまだまだ努力が要るということです。

売れ残りのうち、30部はコミックZINにお預けしました。
年明けのそろそろ通販にも回るはずです。
卸値を低めにしましたので、千円少々に抑えられてると思います。
うちは増刷はしません。
同人誌は大人のたしなみと道楽の範疇でと思うゆえ、部数を売ることに興味がないので。
ただし、転売屋がネットオークションにて高価で売ることには辟易しています。
今回は顔を覚えてる転売屋には1冊しか売りませんでした。
奴らは人を使って量を買おうとしましたが、
そのグループには合計でも3冊程度しか売っていないはず。
そんな連中にお金を落とさず、ZINの通販を利用してください。
あとは今月末のガタケット125に、印刷会社に残しておいた50部を持ち込みます。
お近くのかたはそちらで。

ということで
新年といえども仕事を始めてます。
今年も忙しいことと思います。大変ですがありがたいことです。
コミケで声をかけてくださった人の気持ちにも応えられるよう、
頑張って漫画を描いていきますので、
書き出しに重なりますが、本年もどうぞよろしくお願いします。

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