放送と上映が始まって。
連載の仕事はGW進行と格闘中。
〆切が普段より5日ほど早いだけでもかなりキツイ。
NA誌の表紙画を納めて、すぐにかかったけど、
今月はゼロとファルコンがたくさん出るし、
ゼードラーの資料が殆どないので、半泣きw
CGで作ることを前提にしているから、6面図の設定はあっても、
手で描くことを前提にしたパースのついたイメージショットがない。
模型でもあればいいけど、ゼードラーはキットすらない。
ファルコンはいただいた電撃hobby誌の付録のキットを眺めながら描いているけど、
コスモゼロの模型はない。
僕は不器用でプラモデルが作れないから。だからない。
ゼロは玉盛さんが設定である程度の数のデッサンを描いているので、
それを参考にして色んな方向を描いている。
7日の日曜からヤマト2199がいよいよTV放映になって、
自分が関わる何年も前から聞いていた製作での困難辛苦や、
スタジオでお会いした制作スタッフの皆んなの姿が浮かんで、
とても感慨深かった。
ここまできたんだ。
小学校三年生の頃、ヤマトが大好きで大好きで、夢にまで見ていた
自分に言ってあげたい。
君は将来あの艦に乗るんだよって。
TVを観た昔の職場の仲間とか、社長時代の社員からメールが着たりする。
僕のペンネームは平仮名なのでEDテロップでも目立つのね。
もう10年も前に一緒に仕事していた仲間からは、とても嬉しい。
全国の色々な会社の人と組んでやっていた仕事だったから、
神戸とか滋賀とか栃木とか色々だ。
皆、元気なんだろうか。
伯母の一周忌の法事があって、親族が集まった時も、
久しぶりにあった従兄弟たちから、番組や単行本について尋ねられたり。
小学校二年生の甥が「ヤマトを描いて」とせがんできたので、
差し出された無地のノートに描いてあげたら、
「へたくそー」と言われて消しゴムで消されたw
その法事で配られたお菓子がコレ。
http://www.kodai.jp/
なんか狙ってるのか?
並行してコミックスの3巻の動きもある。
カバー画に関しては出版社とは相変わらず議論の平行線が続いて、
それでも何度も話して、僕のイメージや考えは理解してくれるところまではいったけれど、
「わかりやすさ」「売るため」しか連呼しなくて、
僕がどういうものを伝えたいのか、僕がどんな人間性なのかは
まったく関係なく、興味もなく、無視した議論が続くのは本当につらかった。
この悲しい議論の繰り返しに気持ち的に沈んでしまって、
原稿を描くのがつらく、休載したいくらい落ち込んでいた。
(角川は僕をそこまで追い込んで苦しめてるって気づいてはいないだろうな)
それじゃアカンので少しネットを徘徊したら、
5章グッズの真田×古代兄×新見さんのファイルに不思議に加熱している人が多いのに
描き手として元気付けられたり。
劇場は初日の10:20の回。
舞台挨拶を眺めて、そのあと楽屋で監督におめでとうございますと
公開初日のお祝いを告げてから、
昼食もとらないまま、茶道の稽古。
そして晩は模型雑誌にヤマトの模型の作例を寄せている方々と宴会。
仕事に集中する為に、外出するときは用事をまとめてしまうので慌しい。
宴会は、模型を眺めながらわいわいと過ごす。
僕には作れないものだから、羨望の眼差しとともに、
立体を色んな角度で見て、頭の中にイメージを記憶する。
色々とお話をして、思いついたネタや情報は
忘れないよう携帯から家のPCにメールで送っておく。
そんな楽しい席で、17時から呑みはじめて終電逃したw
四月の中で自分のための休日はこの日くらいだ。
翌日、やはりTVを観てから夕食の買出しにと外出すると、
マンションの管理人さんとバッタリ。
「観てるよ~、ガンダム!!」いや、違うから!
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