« もうすぐ5月だ。 | トップページ | さぁ6月だ。 »

2013年5月 4日 (土)

新潟へ行ってきた!

日帰りでw

5月2日から新潟市の施設で「宇宙戦艦ヤマト2199」展が催され、
末席ながら自分も原稿を展示させていただいていることもあり、
仕事の隙をついて出かけてきた。
連載を脱稿してすぐにNA誌の6月発売号の表紙画を仕上げ、
今月分の連載原稿の脚本を書いて、編集部に送って、
ネームを練りながらの上越新幹線という感じ。
ただ、新幹線は自由席満席で越後湯沢を過ぎるまでは立っていたから、
道中、仕事はあまり進まなかったけど。

新潟駅から徒歩でまずはアニメ情報館の方へ。
寒い寒いと脅されていたので、ジャンパーを用意したけど、
結局はアロハで過ごした。12、3℃で寒いってのは感じない。
冬のアラスカや北海道・陸別で過ごしたことがあるから、
本当に寒いってなんだかは理解しているつもりなので、
10℃以上で雨風なければ大概は半袖で快適だ。
アニメ館は施設のオープン初日ということもあって華やか。
http://www.manganime-niigata.jp/jyohokan_ie.html
ここはアニメのヤマト2199の展示をしている。
館長から「招待券を送り忘れてスミマセン!」ってお詫びのメールも貰っていたので、
「アロハで行きますから顔パスにしてください」と冗談を返したら、
本当にそうなっていたw
常設の漫画やアニメの展示スペースは基本は子供が親しみ
将来に興味をつなげていくことをイメージした感じ。
僕は漫画をあまり読んで育ってないので、
高橋留美子さんたち有名作家のアトラクションがあってもピンとこないけど。
逆に「王立宇宙軍」のアフレコ体験は面白そう。
で、ヤマトの展示は、
ギリギリまで製作委員会とやり取りをしたとは聞こえているけれど、
いささか展示点数は少ない。
設定資料とかこの3倍は掲示してもいいのではと思うのに、残念。
600円のお金を取るには厳しいかな。
それでも僕の知っている限りでは、目新しいものもあって、それは収穫。
中でも注目なのは、
第9話「観測員9号の心」で使用されたイラストや、
デスラー執務室の天井画を手がけた草彅琢仁さんのイラスト原画。
肉筆の味わい深さに満ちていて、なにより美しい絵だ。
これだけで600円の価値を感じる人はいるだろう。
そして開会3日間だけではあるけれど、加藤直之さんのライブペインティング。
2013050214270000

以前に描かれた絵も壁いっぱいに飾られているけれど、
実際に描く姿と出来上がっていく絵はやはり感動的。
これでオツリがたくさんでるので
自分的だったら600円は惜しくないどころかお得。
加藤さんの描く姿は圧巻だったけれど、
BGMとしてかかっている曲が1曲をリピートし続けてて、
なんだか可哀想になってきたので、あとで館長さんに忠告したら、
色々曲は用意していたのにスタッフの配慮ミスだった様子。
二日目からは改善されているはず。

会場では設営スタッフの方々にやたら謝られて恐縮してしまう。
マンガ館の設営であれこれミスやトラブルがあったので、それについて。
僕は別に怒ってもいないし、どれも考えている以上にフォローをきちっとしてくれているので、
恐縮してしまう。
どこと仕事をしてもそうなのだけれど、
僕と組む仕事で冒険をしてもらっていいし、
それで失敗や間違いがあっても、別に僕の責任の範囲なら構わない。
その試みや失敗から相手の組織や人が経験を高め、熟慮をし、
これからに活かせるものが生まれるほうが
きっと将来を幸福にするので。
だから逆に保身や創意のない仕事をする人は大嫌いなんだけどね。
とにかく最初とはつまり冒険の連続で、
周到な準備をしても意外なことはある。
これからもっと良くなっていくといいな。

しかし少ないといった設定資料の中には
僕が持ってない物もあって、ヤマトはなかなかに奥深い…。
(あれがあれば漫画描くのに助かったのにー)

アニメ館を観た後は、自分の原画展をしている マンガの家へ移動。
当然徒歩。
というか公式のwebで地図は載っているけれど、公共交通機関の案内がいっさいない。
(と思ったら新潟市ではなく館の公式webにはあった。http://house.nmam.jp/
調べればバスが頻繁なのは分ったけど、知らない街を歩くのが好きなので歩く。
信濃川を渡り、古さと新しさが混在した懐の深い通りを進み、目的地へ。
元はアパレルが入っていたというスペースを利用したそれは、
なかなかカッコイイ雰囲気。
赤い揃いのジャケットを着た受付の皆さんも美人ばかりで素敵!
原画展のある2階へ昇る階段の踊り場には、
6章のチラシ用に描いた大判イラストがさらに巨大なタペストリーになって掛かっている。
いやはやこんなにデカい自分の絵を見たのは初めてだよ。
B4原稿を150枚飾れるスペースになっているけれど、
原画と完成データを並んで展示しているとか、カラー画もあるので、
展示的には5、60枚くらいだろうか。
来月には展示内容の差し替えをするので、その際には
少し方法を変えても良いかもとは館長さんには言っておいた。
誤解がないように触れておくと、
現在の僕はペン入れをしないで鉛筆画が漫画原稿になっていて、
それをスキャンして線を補強し、トーン作業をして完成という流れになっている。
なので掲示されている画稿は、下描きではなく、線画の完成版だ。
僕は下描きはしていない。いきなり紙にあれを描いている。
ネームを350%拡大して、トレス台で重ね、机上のライトでも照らして
薄く透かすことでアタリにして原稿を描いている。
トレスすると線の勢いが失われ、思考停止した絵になるからだ。
ネームは現物が展示されている。
2日目にシンポジウムのゲスト夏目房ノ介さんが、あまりに小さなそれを見て
「こんなネームは見たことない」と驚いていたそうだw
展示は僕だけはなく、単行本のカバー画を描いていただいている
玉盛さんのものもある。
だから「漫画の世界」展は僕と連名なのだ。
僕も大好きな彼の絵に多くの人が触れる機会ができるといいな。
2013050215590000
(艦内は撮影禁止ですw)

僕がアニメの方でお手伝いしたモニターグラフィックの設定も展示してある。
7、80枚はお渡ししてあるのだけど、
製作委員会さんのチェックで8枚しか掲示できないのが残念。

一通り眺めて、スタッフの女性と話しながら、
自分もスタッフまがいにお客様の流れを作っていたりしたら
(仕事で事務方が長かった癖だね)
角川書店社長様が来臨。ひー!
「仕事サボって来ましたが、日帰りします~」って言い訳を笑顔で告げる。(汗)
社長は翌日のシンポジウムなどあって新潟入りなのだ。
お客さまの殆どは描き手の僕がいるって気づかないので、
こちらは観ている人の反応が見られて楽しかった。
ひと心地ついたところで、奥の漫画教室のスペースでネーム作業。
そこへアニメ館から館長がいらして、宴席へ拉致られる。
宴席は役所の偉い方々、ProductionIGの社長さま、評論家の呉 智英さんといった
怖そうな方々。
加藤さんたちとお食事したかったなーとか思ったけど後の祭り。
呉さんは20年ほど前に仕事で講演をお願いしたこともあるので、随分久しぶり。
その時のことは当然ながら覚えていらっしゃらなかったけど、
漫画についてあれこれ楽しいお話が聞けた。
(長谷川法世の「がんがらがん」のこととか)
新潟の美味しい日本酒をたらふくいただいて、
21時半の新幹線に乗って、いざ東京へ!となったところで気がついた!

YRAラジオヤマトの取材に来てたはずの内田彩さんに会えなかった…orz

|

« もうすぐ5月だ。 | トップページ | さぁ6月だ。 »