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2013年8月12日 (月)

夏コミとか

目下三日目進行中なれど、コミケお疲れ様でしたw
準備会スタッフの友人によると、
屋内にコミケ雲が発生したのは20年ぶりくらいかということで、極限に置かれた会場でした。
僕自身も随分長く参加していますが、
傍らを車椅子で運ばれていく熱中症の参加者の数のあまりの多さに驚きました。
ただ僕のスペースはもちろん暑いながらもピークは一時で
開始時は涼しかったし、他は普通の夏コミだった印象。

夏コミの新刊は表紙のカラー印刷の色の悪さを除けば
ちゃんとした形で出来ていたので一安心。
350部ほどは売れたと思う。
(50部ほどはお友達にあげちゃってる)
不思議なことだけれど、前回の冬コミに出した「ヤマトのネーム本」よりも出足が良い。
まぁ廉価であることも大きいのだろう。
どちらにせよ小さな差に過ぎず、
所謂「壁サークル」のお友達が数千部売っているのと比して
このマイナーっぷりはやっぱり自分らしくて納得。
売れ残った分は、コミックZINさんが預かりますって言ってくれたので、
数日後には店頭に並ぶはず。
ZINでの販売は特典つき。
ニコニコエースへの移籍の宣伝用に自分で刷ったポストカード。
角川がwebコミックに対して宣伝費などあまりかけてくれないで、
印刷関係費用や物流費が減って利益出た、なんて調子だと怖いから、
とりあえず自分で出来る宣伝をと、
岸田メルさんや野上武志さん、西川伸司さんのスペースに
無料配布で置かせてもらっていたものをZINの特典にという流れ。
このカード、
「日本晴」の新刊に描いたイラストを流用させて貰ったのだけれど、
時間が切迫した急な印刷を受けてくれた緑陽社さんに感謝。
しかもその新刊のカラーより段違いに質がいいのも流石。
自分のスペースでも複数購入してくれた方にはつけていたりしたので、
手にした人もいるかも。

Postcard_murakawa1
宣伝目的なので、
僕のスペースに来る人はニコニコへの移籍を知っている人が多かろうということで
宣伝の必要がないから積極的にはつけない。
日本晴のヤマト本は委託だから、僕とは関係ないので、それだけ購入の人にはつけない。
とかいう感じで、そもそも手元には数十枚しか置いてなかったから、
お渡ししていない人も相当数いるはず。
(逆にメルさんや野上さんのところには数百枚置いて貰っていた)

そういえばウチの新刊。
表紙は田辺青蛙さんの小説「烏人鳥」につけたイラストを流用したものだけれど、
本の中味の半分以上は希有馬っちの「中国嫁日記」のパロディ漫画が占めている。
酷い内容を描いてあるが、作者公認という二次創作。
昨日、彼にこの本を謹呈したら、「中味は殆ど嫁日記じゃん。なんで表紙はそうしなかった?」
と問うので、
「そういう便乗商売は好きじゃないので、あえて看板に偽りアリでやった」と答えて
二人で大笑いした。

暑さのせいもあって
会場はあまり巡ることはせずに、親しい人への挨拶だけにほぼ止めてしまった。
脱力しててKURONEKO・WORK’sの山本玲(たま)本を買い損ねた…orz
迂闊。

夜は野上武志さんところの宴会に参加。
前日に不安に駆られて急遽 幹事を拝命したのだけれど、
やっぱりエライことになっていた。
努力はしたつもりだけれど、そもそもに正確な情報の伝達がないことや
混乱が付いて回ってとうとう設営を掌握しきれなかった。
残念でならない。

そうして今日からは通常運行。
午後からは連載の脚本を書いていこう。
単行本4巻は太陽祭だけでお話を構成して
それだけドラマの温度を上げておく必要があるのかもしれないと思い始めている。
ともあれまずは自分の思うシーンをしっかりと文章にしてみることだ。
そこからもう一度俯瞰してみないとならないだろう。

話かわって、
月初に家に届いたヤマトの公式設定資料集。
この編集を手がけたスタッフはヤマトのことなんて特に好きでもなく興味もないんだろうなと
思うことの多い出来上がりに感じた。
まず誌面構成は設定を1枚とか4枚とか、ペッタリと誌面にレイアウトしただけの
作業ルーチンが先行して、
そこにどの資料が大判で見せる価値があるかという吟味が弱い。
その簡単な例を示そう。
165pと166pのユキカゼの設定。
166はすでに165に小さく収められているのに、
わざわざ大きく掲示する価値がどの程度あると思うか。
107pのコスモゼロ。
ディティールの細かい絵の方を小さく掲載する発想って何?
もう少し配慮と読み込みがあれば、掲載できた資料も増えたろうに。
そしてあとは3人のインタビューが載ってお終いって単純な構成。
まるでやっつけ仕事みたいだ。
昔の徳間のロマンアルバムのような多様な構成をとまでは言わないけれど、
要所要所にはデザインした人がその設定へのコメントを添えるとか
クリエィティブにもっと密接できる視点を加えても良かったはずだ。
そして、知人が指摘していて自分も気づいたのだけど、
この本の背表紙。

2013081011290000
こういう看板のミスってふつうはありえないよね。
本当に興味がない人でなければやらかせないレベルだとオイラ思うのw
設定資料集みたいなムックは売れないからやらないって考えが出版界の主流を占める中で、
マッグガーデンから発売されたそれはAmazonの一般書籍でも5位6位を維持する好成績。
売れないって常識の中でこうしてヤマトの本が出る喜びはかみ締めるものの、
せめてもうちょっと丁寧で創意と愛情のある仕事であればと願うのは欲ばりなのかな。

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