誕生日だったり
自転車を漕いでたら、花の蜜を吸っている蝶を見た。
もう多分今年最後の蝶だろう。
それよりなんだかそうした光景を街中では随分見ていなかったのでホッとした。
先日、新潟へ行った折に、食用菊を夕食にいただいた。
口中に菊の花の香りが膨らんで、幸せな気持ちになった。
花弁をお茶にしたり、オイルを採ったりということは他所の国でもあるけれど、
こうしてそのまま食す習慣を持つ国はどれくらいあるんだろう。
秋の花で僕は菊花の香りが一番好き。
青くてひんやりとして心地いい。冬の前触れを予感させるに相応しい切なさがある。
都内下町の自分の住まいの周りではあまり菊を見かけないけれど、
僕の育った村では畑の隅のちいさな隙間に農家の人がよく野菊を植えていた。
日が早く沈むようになって、家路に着くときには見えるものより香りが主張を強める。
冷えた空気の中で菊の香りは静かに存在を誇っているようだった。
そういう場に一人でいるのがとても好き。
そんな9月で、昨日は僕の誕生日だった。
歳をとるのが嬉しい年齢ではないけれど、
変な焦りはないものの、自分はイイ歳して何をやってるかなぁという、
落ち着きのない生活をしております。
誕生日からの1年も、
ありがたいことではありますが、きっと原稿を描いている生活だろうなと思います。
七転び八起きではなく、なんだか社長時代からこっち七転八倒で、
倒れることのほうが一つ多い感じでありますがw
今年は学生時代の仲間が病に倒れてしまうことも聞こえるようになって、
自分も気をつけないとと思ってます。
朝9時から夜中の3時まで机に向かってる生活なので
異常な運動不足は否めないのと、
だんだん目が悪くなってきていて、遠くのものがかすんできました。
ちまちま細かい絵を描くのには裸眼でも別に問題ないのですが、
以前より遠くがぼけるのはやっぱり不自由なものですね。
ずっと目が良かったので、そんな不自由が気になります。
ヤマトは今週末でいよいよTVでの最終回。
あっという間の半年でしたが、
僕が2011年の夏に参加してからまる2年。感慨深いです。
来年はヤマトの放映40周年だし、まだまだ話題はつきないで動いてくれるのかなと期待しつつ、
こちらは漫画を描いて参ります。
今は太陽祭の終盤。
アニメ本編とは違うルートをとるための布石をたくさん散りばめているところ。
イスカンダルにはまだまだ遠いですが、
たどり着けるようがんばります。
新年早々には4巻も出る予定なので
ヤマトの航海を支援するつもりで手に取ってくださいませw
ということで、仕事に戻ります。
ネームがあがったので、これから一人でこつこつ30頁…。
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