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2014年1月 1日 (水)

明けましておめでとうございます。

コミケット85、お疲れ様でした。 
コミケットの三日目。朝から野上武志さんのスペースでお手伝いをして、 
その打ち上げでお酒をいただいていたら、すっかり遅くなってしまって、 
数人のお仲間とそのまま近いお社で初詣に。 
年の瀬、そして新年に接して 
見知らぬ人と顔を合わせても、 
「良いお年を」 
「おめでとうございます」と 
言葉を交わせることのできることに、臆病な僕もちょっとうかれて、 
帰途に顔を合わせた人にも挨拶をしたりして。 
そんな年の始まり。 

二日目の僕のスペースにお越しになってくださった方々、ありがとうございます。 
冬コミの新刊になろうかなと もやもや思っていた企画は、 
ヤマトクルーさんのご厚意で、そちらで作ることになりましたゆえ、 
コミケ自体は在庫を持ち込んでという感じになってしまいました(しかも小部数)。 
それではあまりに寂しいので、web連載の宣伝用のカードを作って、 
その在庫や委託を受けた砲弾ぬいぐるみを購入いただいた方にオマケとして 
つけさせていただいた感じになりました。 
はやりの「艦これ」にちなんだ絵にしましたが、 
僕自身はまったくゲームをしない人間なので、特に強い興味があったわけではなく、 
構造と表現にのみ関心があったという感じです。 
ちなみに僕はカードゲームやボードゲーム、ビデオゲームの類までほとんどやりません。
やらないというより出来ないのです。 
理由はルールを知らないから。持っていないから。 
子供の頃はいじめにあっていて、友人はほとんどいませんでしたし、 
更に住まうところがゲーセンなど存在もしない寒村であったので、 
ゲームするどころか、誰かと何かをする機会が極めて少なかったのが理由です。 
(一人、いらない紙の裏に絵を描いたりする時間ばかりだった) 
良い友人に恵まれた今も、ゲームからは縁遠いままです。 
今はゲームどころか家事さえ疎かになるほど仕事に時間をとられるし。 
携帯に入っていたオセロゲームくらいはしますけど、 
これはまたちょっと別の理由があったりします。 

今回、艦これもどきの絵を描こうと、ほぼ1日、関連する公式の絵などを眺めて思案する中で、 
公式の絵描きさんたちにも、戦艦の構造を理解し咀嚼して描けてない人がいるなぁって驚かされました。 
例えデザインやフォルムを先行させた形でも、 
「艦」と称するための艦船へのすりあわせをしていく際に、 
この形状はどうしてこうなのだろうという理解がある程度必要だと思うのです。 
それが欠けている。 
僕はミリタリーの素養や興味はあまりない人間ですが(それこそ風景や草木を描くほうが好き)、 
野上武志さんの下でアシスタントとして戦艦三笠や大和を描く機会があったときに 
形の意味というものを調べ考えました。 
僕のような門外漢ですら手の届く知見からも欠けていると感じる 
そういう基礎的な要素を満たさないで、仕事として描いてしまう姿勢に驚いたのです。 
漫画と違い、1枚絵というものは、その1枚に多くのリソースを注ぎ込んでこその勝負だと思うのですが、 
そういう意識自体がもう古臭いものなのかもしれません。 
ただ僕には残念な心の絵として映るのです。 
ですが、オフィシャルに「艦これ」で戦艦大和や島風を描かれている方は 
絵が可愛いだけでなく、理解と発想の柔軟性に富んでいていいなぁって思います。 

閑話休題。 
コミケでは友人の作った砲弾ぬいぐるみも委託で販売。 
とっても大きくてスペースをほぼ占領してしまい、 
周囲のサークルさんにご迷惑をおかけしてしまった印象。 
とはいえ、砲弾はあっというまに売り切れ。 
普段の僕のサークルは、あまり人もこないし、まったりとしているのだけれど、
今回は異様にあわただしかった。 

自分嫌いの僕は自分のために誰かに何かをお願いすることが基本的に苦手なので、 
(僕の願い事なんて迷惑だろうという強迫観念が強くあるし) 
とうとうコミケの売り子のお手伝いを誰にもお願いすることが叶わず、 
独りで臨んだわけだったのですが、 
当日、たまたま友人が二人手伝ってくれたので、本当に助けられました。 
想定を超えた客足に多分、独りでは破綻していたと思います。 
おかげさまで砲弾も在庫も完売。(本は各10数冊しかなかったから) 
カードも気がついたら、僕の自宅分も2枚しか残ってない状態で、こちらはあとからあわてたり。 

大変疲れた一日だったけれど、 
普段家に篭って誰とも会わず、一言も話をしないような生活を送っているので、 
刺激的で楽しかったです。 

作年の日記を振り返って、〆切明けに時間を作ってやっと更新するような状況で、 
それこそ漫画を描く以外は仮眠をしているだけのような生活ですから、 
書いた内容もヤマトの事ばかりだなぁと言う印象です。 
もうちょっとなんとかできたらと思うのですが、どうかお許しください。 
今は次回の線画を描いているところ。 
お正月は元旦に実家へ顔を出して、 
小学生の甥にお年玉をあげたら帰って仕事という感じだし、 
基本は休みなしという予定。 
世間様の9連休とは大違いだw 

ともあれ、 
篭っている中で色々自分との対話が増えて、 
僕が人として周囲にどのような存在であるべきなのか、改めて意識することが多い1年でした。 
倫理や世間の常識を尊ぶモラリストのようなものとは全然違うところに 
そもそもの生きる目標と野心があったことを思い出せたのは 
作り手にある身として収穫でした。 
時々、自分嫌いが発作のように出て、己をいじめぬくような感じにはなりますが、 
基本は冗談も言わずにニコニコしているだけですので、
本年もどうぞよろしくお付き合いください。

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