サイクル
仕事は熾烈を極めることが見えていて、
登山で、ただでさえ厳しい冬山を登ってきて、
「これからあの北壁にアタックするんだな」っていうそそり立つ断崖が視界に入っている感じ。
今月の連載の更新をお休みしたことに触れ、
頑張ってきたから、ここでお休みをとってまた執筆に励んで欲しいという、
本当にありがたい言葉をネットで見かけたりして、涙が出るほど感謝してるけれど、
連載を休んだからって、仕事を休んでいるわけではなく、休めるわけもなく、
目標の日程での作業工程で、効率性を極限まで考えると、
更新をせずに一気に原稿を6巻最後まで描ききるしかないほど追い詰められているからだ。
なのでまったく休む時間などない。
それどころか今までにない苛烈な状況になっている。
こうなった理由は別に遊んでいたわけではない。
僕はゲームもやらないし、この数年、まともに新聞や書籍を読む時間もない、TVも見てない。
(アニメやドキュメンタリー、ニュースなど一部のTV番組は携帯のワンセグや録画で処理)
もう1年近くまともな休みもなく、1日18時間近く働いてきてもこの状態なのだ。
とっくに裁判所で認められる過労死レベルは超えたまま。
ただ、零細で一人こつこつ描いている漫画家は誰しもこんなものだと思う。
幸い体調も精神状態もは悪くはないけれど、
この仕事の山に普通に当たったら間違いなく身体を壊すような日程を組まれている。
なのでこれまでの生活サイクルをいじって、
健康や仕事の効率性、情報の収集や情緒の安定などを再検討していかないとと思う。
【現状】
曜日に関係なくただひたすらに繰り返している日常。
08:00 起床 朝食なし トイレ髭剃り、洗濯や風呂など
08:30 仕事開始
11:40-12:40 昼食、または昼食の買出し
12:40 仕事再開
14:00頃 食後の通例で1時間ほど意識が落ちるようにイスに座ったまま卒倒・仮眠をとっているらしい
15:00 仕事再開
19:00 軽食(納豆またはめかぶ、ヨーグルトなどどれか1品のみ) 1日に食事は1食半程度
19:20 仕事再開
03:30 就寝
アシスタントさんがスポットで入るときは緊張もするのか仮眠はない。食事は2回。
16時に休憩のお茶とおやつ。
仕事をしている間は基本FMかCDをMP3化した音源を聴いている。
10月からFMの番組編成が変わってしまい、
音楽番組では、Inter-FMのバラカンモーニングが終了してしまったり、
各局のJAZZ番組が相当数終了になってしまったので、
音楽習慣の激変があったため、音環境とニュースなどの情報収集の流れが壊れたまま。
ここも新しいサイクルを作っていかないとならないだろう。
あとは、睡魔に対するドーピングをどう実施するか。
カフェイン摂取を検討しているけれど、
ドリンク剤など殆ど飲んだことがないし、錠剤もよく分らない。
抹茶の濃茶のカフェイン合有はドリンク剤以上あるので、
ビタミン摂取も含めてやってみようとは思っているけれど(一応、茶道家だし)
生活サイクルを見直すことで睡魔という身体の反応に抵抗することなく利用するのも大切。
今、考えているのは、
午前1時半頃には寝て、午前6時に起床することで深夜の効率の悪さも克服しようというもの。
睡眠時間の4時間半はこの5年、続けてきてるので大きな問題にはなっていない。
こうして時間割を見直しながら、あと1ヶ月くらいで100頁を描くという異常事態を克服していきたい。
…orz
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