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2015年2月20日 (金)

次回の更新はかなり少なめ

6巻が発売されて約一ヶ月。
これまで概ね好意的な声が届くことが多くて胸を撫で下ろしている。
(Amazonの書評とか、いただいたメッセージを拝読するのが主だけれど)
このまま連載を続けていけるのかという心配の声も聞こえるけれど、
手にとっていただけることが連載継続の力のすべてであることは変わりなく、
僕のできることは楽しんでもらえる漫画を地道に描き進めるだけなのが現実で、
喜んで読んでいただいた方の声には感謝ばかり。

6巻の読後感で、駆け足という人と、14話だけで1巻とはボリュームかけ過ぎという人がいる。
でも実際は、12話部分+14話+17話部分で計2話分。
つまりいつもと同じペースで進めている。
ただいつもと異なるのは、連載という形で自分の演出やリズム、スピード感で
描き貯めたものを1冊にまとめて上梓するという方法ではなく、
劇場版公開のタイミングに沿わせる形で、「いつまでに何頁描け」という出版社の意思で
数ヶ月カンヅメの描き下ろしに近いスタイルだったこと。
枠の中に納めてしまったという意味では
物語後半にお話を畳み込むためにピッチが早まってしまったので
この「駆け足」という印象になるのだと思う。
自分でもあと4頁ほど余裕があればと思ったけれど
紙面も時間も限界だったのだ。
また、玲ちゃんのブラコン設定は気持ち悪いとか言うのに、
古代兄弟はちゅーしろとか言う女性ファンの心理は分からないっす!w
角川的には妹モノはもう1ジャンルなので、(百合もね)
許してつかーさい。
17話「記憶の森から」の話を今回持ってきたので、
漫画での17話相当がさらっと流されるかと思う方もいるだろうけど、
そこでは真田さんの罪の意識をたっぷりやる予定なので、
まだまだドロドロしますw
(月面遊園地の話はどうするか思案中)

そして次回更新からいよいよフラーケン+ドメル回。
まだプロットを練っていたりするのだけれど、
異次元空間って何だろう?って調べ始めたら頭がハングアップしてしまったので
半田せんせいに質問のお手紙を書いてみようかと思ったり。
で、来週火曜に更新なのだけれど、
恥ずかしながら頁数はたったの4頁…orz
普通に描く予定で、脚本も用意してあったのだけれど、
5月発売の「方舟」のBDに関係するお仕事の依頼がきて、
連載よりそちら優先というお達しで仕込みとか打ち合わせをしていたら、
ノロウィルスによる胃腸炎にかかってしまい、
嘔吐と下痢と高熱でダウン。
BDの打ち合わせもキャンセルして熱でうなされながら寝込んでいたら、
角川から電話。
BDの仕事が止まっているなら、何頁でもいいから連載の原稿を出すべしと。
そもそも今月はBDの関係で掲載なしも視野にあったはずなのに、
角川はある意味で偉いけど、ある意味で困りものだ。
なので復調半ばで机に向かうことになり、
話の切れ目と〆切の関係で4頁に。
それでもバラン鎮守府は描いても描いても画面が埋まらん!
小林誠さんの設定というか背景原図は
結局は他人が描くことを前提としていないからあれがあるのであって、
いやここに描く者がおりますよ!という悲しい状態。
(6巻もこれ全部一人で絵を描いたんだなと振り返ると感慨深い)
(郡司Pには「これ一人で描いてるんですか!?」と驚かれるし)
で、胃腸炎も治りきらず、ぶり返して再びフラフラの脱水症状(今ここ)。

ただ、web連載というものは、毎月更新をすることが大切とのことで、
来月増頁で対応すればいいじゃんとか思うものだけれど、
そこは雑誌とはアプローチが異なるらしい。
そして今月描いた頁は、
コミックスではカラーにしちゃうところなので、
モノクロで読めるのはある意味、貴重。
ということで、平にご容赦を。

腹痛と頭痛と熱にさいなまれながら、
YRAを聴こうとしたら、もうサイト自体が音泉のTOPから消えてた。
番組ページのhtmlは残ってるけど、http://www.onsen.ag/program/yra2/
音源は聴けない。淋しい。
やはりCD第5弾を待つしかないのか。
ということでCDのジャケット画は入稿済み。
テーマは「生えてくる百合亜(・8・)」。
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あ、ちなみに音泉やヤマトの公式webにある最終回収録時の記念撮影で2階席にいる青いのはオイラw

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