コミケット88など夏のあれこれ
現在、連載原稿の真っ盛り。
お盆などはさておき、執筆に勤しむ日々が続く。
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コミケット88が開催中で、冬コミには欠席をしてしまったので、
今回はなんとか顔を出そうと思っている。
スペースは日曜日 西 「し-10b」。
新刊はないので、諸々のお知らせを記した無料配布のカラーチラシを用意したのと、
寄稿をさせていただいたKIYO CLUBさんの新刊を委託でお受けしてお店を開く予定。
本は「ガルパン」なのだ。
あとは在庫の「アルペジオ」本を若干数。
前述したように、原稿の最中なので、お昼を過ぎたあたりで帰宅して
家で仕事をする予定。
このblogはそう訪問者はいないし、Twitterのアカウントは持っていないので、
訴求力は無きに等しいけれど、
そんな感じであわただしく参加をする予定。
抱えている原稿を脱稿したら、
コミックスの加筆修正作業などと並行させながら、
29、30日開催のSF大会に参加する予定をしている。
SF大会はこれまでまったく縁がなくて、初めての参加。
今回、ヤマト2199関係の企画が複数組まれている様子で、
招聘されたという感じ。(宿泊・交通費は自腹)
その企画に顔を出せということらしいのだけれど、
内容や構成についての事前の説明がまったくないので、
舞台にあがる必要があるのか、何か話をするのかも、
僕自身が理解していない。
準備をしない場当たり的なものは苦手なので、正直、弱っている。
壇上に登る以上は、お客様にちゃんと楽しんでいただける内容にするのが
責任なので、それを果たせるようにしたいのだけど。
会場は鳥取県米子市のコンベンションセンターと文化ホール。
山陰は大好きだけど、参加者からは遠いかもw
SF大会を利用して島根にある祖父母と大叔母の墓参りに行こうと思う。
そのことを知った妹から、手紙が届いた。
郵便で届く手書きの手紙ってなんだか久しぶりに貰う。
以前に彼女が帰省した際の島根情報が文とイラストでみっしり書いてある。
微笑ましい。
手紙の結びに、
潮の臭いと古い家々の臭いのせいか、
町が子供の頃に嗅いだ祖父の家と同じ空気に満ちていると書いてある。
楽しみだ。
僕ら兄妹と従弟妹たちにとって、
母の実家は特別な思い出のある場所。
大好きな人たちのいた場所。まさに僕達の夏の家だった。
末の従弟が馬鹿を言い出し、親族がその家をめぐりもめているけれど、
知らぬ振りして焼香と墓参に顔を出そう。
次はいつ訪れることができるかわからないから。
あの頃と同じように、おじいちゃんちへ。
祖父母と大叔母は、父親から蔑まれて居場所が見つけられなかった自分に、
僕には理解できないほどの、惜しみない愛情で接してくれた初めての存在で、
とても大切な人たち。
皆もう亡くなってしまったけれど、
社長になって会社から旅行を禁止されて以来、15年ぶり、やっとお墓参りにいける。
(勤め人の頃はほぼ毎年行っていた)
社長が旅行に出てはいけない理由は、
中小企業では自社の資金繰りに関して時に僕の実署名が必要になるから。
それが例えばこちらに瑕疵がなくても取引先がふっとんで、
資金の流れに問題が生じたときに、
僕が不在で関係書類に署名がなくて対処と実行できなければ
連鎖倒産になったりする。
そういうリスクを鑑みて、僕は国内の長距離移動は禁止されていた。
社畜なんて言葉があるけれど、
社長は、財産も命も行動の自由もすべて会社に差し出さないといけない
人権無視の奴隷と同じ。
そのために墓参にもいけないし、
遠方に住む恩人のお葬式にも出かけられない。
中国へ訪問したのも社運をかけた出張だったから。
その出張も、もしもに備え、会社の活動規模に合わせた
数億の生命保険に加入させられる。
僕の命や存在は、単なる金の担保なのだ。
なので、今度の墓参はしみじみ嬉しい。
レンタカーで片道4時間。国道9号、片側の日本海、片側の中国山地を眺めながら
山陰を堪能してこよう。
バラバラに描かれたかっこいいパーツを持ち寄って
パズルのように構成したイラストもどきは、
一枚絵としての練りや覚悟や見極めが不十分で、
魅力の乏しい姿になることが多々ある。
ようは芯がない。
過去の談話の用語を数多くパッチワークしたところで、
結局心のないパズルであれば、
そんなの誰の心も動かさない空虚な戯言だよ
自分の言葉でないもの、
人の言葉の引用に頼るものは、
自分で責任をとらない逃げ道を作っているようなものだ。
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