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2015年12月26日 (土)

年末のおしらせなど

12月に入って風邪をひいてしまい、伏せっていたものだから、
仕事の進行に深刻な影響が出てしまった。
でもなんとか脱稿。
心も身体も疲れた。とても疲れた。
https://gyazo.com/6fd1e6569f345edea426848ea71f7e78
(ビーメラ星上空・フィニッシュ後(上)と前(下) 森林限界、谷、雲の影、艦容の陰影、それをたしただけで表情は変わる。これまで生きてきて何を見て感じ考えてきたかで、絵に加えられる要素は異なる)

更新は年内・来週早々のはずなのだけど、
なぜかwebに記載された更新日は随分先の日程を示してあって、訳が分からない。
先月もそうだった。
不正確な記述が続いている。
懸命に描いているのに、相手はそんなことはお構いなしに
コイツは原稿遅いから保険でこのアタリの日付にしておけみたいな扱いなんだろうな。
僕のせいでそうなったのだと言えば済むし。
そんな真っ暗な気持ちを抱えたまま、
依頼のあった冬コミ(!)の原稿を手がけたりしている。

そう冬のコミケットが目前だ。
なんだか周囲から「冬コミ出ないんですね」って、何度も何度も何度も言われて、
不思議に思っていたんだけど、
サークルmsのwebカタログを見たら、
うちのサークルの[お気に入り]のリンクが消されているみたい。
過去に「お気に入り]にチェックしてあれば
サークルの更新情報とかメールに届いたりするし、
その便利さに安心していると、
リンク切れされたサークルは、冬コミに参加してないかのように、
気づかれない存在になっている。
リストに上がらないから、僕は今回不参加だと勘違いされているんだろうな。
ただでさえ、連載持ってる漫画家とは思えないと友人が驚くほど閑散とした
マイナーサークルなのに、どこまで閑古鳥を鳴かせようというんだろう。
意図したものではないと思うけど、これはもう悪質ないじめか情報戦の実験状態だよ。
どうしてリンクが切られてるって判ったのか?
それは、自分で自分のサークルを[お気に入り]登録してたから。
いつも淋しい自分のサークルをせめて自分だけでも登録してあげようって思っていたから。
だのに、その自分のマーキングが消えてる。本当に惨めな気持ちの上塗り。
サークルmsの[お気に入り]のリンク切れは、
僕自身の登録分では、僕、あびゅうきょ先生、氷川竜介さんの3サークルを発見。
そういうサークルは他にもたくさんあると思うので、
冬コミに参加される方は、注意したほうがいい。

そして僕の参加だけれど、
前述のような状況で身動きがとれず、自分の本は断念。
依頼のあった友人たちの本へ、時間が許す限り手がけたのだけど、
それでも依頼を断らざるを得ない不義理をしてしまった方もいて、
申し訳ないばかり。
で、自分が参加したものは
[1日目]
東:T-08a 日本晴 
 ここでは間に合えば、食戟のソーマの本と東郷隆先生の「定吉七番」本の装丁など
東:ニ-10a KIYO CLUB
 ルパン三世本 にイラストを寄稿
東:ニ-60b Factoryきゃの
 ヤマト講座本3 に表紙画など寄稿
東:ぺ34a
 クラッシャージョウ本 にイラストを寄稿
[3日目]
東:Y-07a MASHROOM
 YAT安心!宇宙旅行20周年記念本にイラストを寄稿 

お声掛けいただいたのに、練りこみの時間が不十分になってしまって、
今回は反省点の多い絵を提出してしまった後悔がある。情けない。

うち、ルパン本とヤマト講座本は
僕のスペースに委託という形で置かせていただく予定。
昨年冬は原稿の執筆で欠席、
この夏は原稿の執筆で昼で退席、
今回も新刊はなしという恥ずかしい状況ではあるけれど、
せめて3日目はちゃんと会場にいる予定。
本当に地味なマイナーサークルなので、
お立ち寄りいただけたら嬉しいです。
ということで、3日目に出ます!
東3ホール ウ-24a むらかわみちお党 にて。

Ymk3

 

ここより以降は暗い話。
もうずっと仕事をしていて、まともな休日もとれないので、
体力や免疫力も落ちているせいか、風邪の治りも悪い。
その一番症状の重いときに角川からは
「いいからそれでも描け」とのお達し。
コミックスを3月に出して決算期にからめるっていう発想は
そりゃ元社長としては理解はするけれど、
過労死してもおかしくないような状況で仕事させていて
何も助けてくれないまま、原稿の枚数だけは要求する。
僕の生死や漫画の内容や質は二の次で、決算に間に合わせることが重要。
そこまで追い込んでる自覚もないんだろうな。
昨日、友人から聞いて初めて知ったのだけど、
昨年あたりから、ヤマトファンの皆さんで僕に感想を届けようと、
以前はコミックスに挟まれていてweb連載になり無くなったアンケート葉書に
似せた書式で刷った物で編集部宛に投函をしてくれていたということ。
そしてそれは、まったく僕のところには届いていない。
何年か前に一度、まとめて渡された1回きりだ。(ゼロのプラモなどと一緒)

今日は一人でずーっと自分は愚かでクズで、絵も漫画も下手だって反芻し続けていて、
かなりグロッキーになっていたけど、一つ判ったことがある。
もちろん自分が駄目人間である前提は決して揺るがないけど、
こういう凹みって仕事があがってアシさんが引いたあと、いつもなってるってことだ。
漫画家であることを除いた僕個人は、結局誰もそばにいないから。
毎日毎日、朝から深夜まで机に向かって、
とうとう誰とも口をきかなかったな、家を出なかったなという日が
1年の大半を占める今の生活は、人間的じゃない。
ああ、駄目人間は人間以下だった。そうか。そうだよね。
たいそうな野心とか持っていないつもりなんだけど、
傍にいる人に感じる優しい気持ちを大切にできる場をもって、
その心でいろんなことをしてあげられたらいいなって願っているだけなのに、
どうして結局は一人なんだろうなぁ。
一番大切な願いはどんなに努力しても絶対手に入らないっていう僕のジンクスは、
そうやって人生を覆い続けていくのかな。

以前にどこかの漫画家さんが、孤独に耐えかねて
漫画家を辞した話題がネットに上がっていた。
この孤独の話題を改めて眺めると、
漫画家の階層というかスタイルの違いに触れている発言がないと思った。
「そんなことないよ頑張れ」みたいなことが言えるのは、
大手週刊漫画誌系で描いていたか、
そういう執筆環境や文化の中で描いてきたか描いている人。
日頃、アシさんに囲まれ、編集部のケアもあり読者も活発な人。
だけど、血を吐きそうに孤独に苦しんでいる人は、
零細で殆ど一人でこつこつ描いていて、
編集部もろくに相手もしてくれず、
ファンの存在すら感じられないまま、家の中に篭っている、そんな漫画家なんだ。
どちらもそれぞれの苦労はあるけど、
この孤独の意味も理解しないで「大丈夫」とか言ってくれるな!
そういう絶望的な孤独にある漫画家のほうが、
大所帯で描いてる漫画家の数十倍もいるんだから、
そちらのほうから、こちらのほうに、同情と哀れみで励ましてくれても、
ちっとも同情なんてシンパシーで繋がってない。
そこをもっと意識して、心を救っていく道筋を拓いていかないと意味がないんだよ。

僕はこの低所得者層が増えていく格差社会の流れの中で、
貧乏な人ほど結婚するべきと考えている。
それは生計や扶助など二人なら一人よりも楽になる事が多いから。
「貧乏で結婚できない」と言う発想を逆転させるべき。
その延長で、零細漫画家も結婚をしたら良いのになと思っている。
収入や扶助がどうのという前に
誰かと口をきける。その喜びが心をどれだけ救ってくれるか。
最近、周囲の漫画家さんの結婚が続いていて喜ばしい。
僕自身は不甲斐ない境遇でも、友人の幸福は我が事のようにとても嬉しい。
どうかどうか二人でいることの充足と幸せが人生の糧となりますように。
(なのでオイラも結婚したい。というオチか)

そして年の瀬の御挨拶。
みなさまどうぞ良いお年を。

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