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2016年4月

2016年4月30日 (土)

宇宙戦艦ヤマト研究会!!

仕事を少し抜け出して、
横浜の山手にある聖光学院の文化祭へ脚を運んだ。
なにかの噂で、日本で恐らく唯一の高校生による
宇宙戦艦ヤマトの研究会があるというのを聴いたので。
この学校、中高一貫校らしいけれど、
校舎の作りがモダンで、採光もよく練ってあるし、
なんだか羨ましい造りだ(男子校らしいが)。
高校の文化祭って、自分の母校である市立浦和高校は、
どんどん「文化」の要素が減って
研究展示や企画催しよりも、飲食やパーティ的なイベントばかりになって
訪れるたびにガッカリしていたものだけれど、
この学校はそうした研究活動展示がどこの部活動もしっかりとやっている。
(「氷菓」の神山高校のようだ)
地学部のプラネタリウムや物理部の実験実演など楽しみつつ
本命のヤマト研究会へ。
今日は初日ということで、まだ設営に追われている感じだったけれど、
手作りの1/100ヤマト、戦艦大和とか、

2016043013140000
なぜか、ダンボール製のイタリア戦車CV33がどーんと飾ってあった。

2016043013340000

ヤマト各シリーズやメカの解説なども掲示。
(だけど「永遠に」の解説文の後半が、別の壁に飛んで貼られてたw)

後継者がおらず、今年で会の活動を終えるそうだ。
尋ねたら現在は会員16名程度とのこと。
活動をねぎらうプレゼントとして、
名乗らずに同人イベント用に印刷してあったポストカードを置いてきた。
15枚しか持ってなかったらから、一人足りないがw
ヤマト2199はどうしても40~50代のファン層が多いという現実があるのだけど、
高校生が興味を持ってくれたって凄く嬉しいなぁ。

ということで1時間少々校内をウロウロして帰宅。
さぁネームネーム。

そして明日はヤマケットがあるのかぁ。
http://torilozi.com/page/ce/yamato.html
一度も行ったことがないんだよね。

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2016年4月24日 (日)

立ち方

月曜25日には今月分の連載の更新がされる予定。
コミックス9巻の巻頭口絵になるカラー4頁分のみになった。
前の日記でも触れたけれど、体調のせいではなく、
コミックスの進行の関係で、
先に9巻全部の脚本やネームをあげてしまおうという工程を組んでいるから。
今度の更新分は8巻末でカットした部分ではなく、
巻頭としての着想で描いたものなので、
お話を8巻で収めていたら表現できなかったろう。
これは本当に編集者との厳しい判断の中で得られた光明だと思う。
少ない頁数だけど、物語への大事な要素も入れたので、
そこから先を楽しみにしていただけたらと思う。

長野県上田市で開催された、『宇宙戦艦ヤマト2199にみる宇宙のすがた展』の
半田先生の講演を聴講してきた。
JRの駅に隣接した駐輪場に無料レンタサイクルがあるのを知ったので、
それを借りて会場まで30分ほど上田の町を移動した。
東京と違い空気がおいしい。花の香り、土の匂い、清々しい風。
農村で育ったので、こういう感じは大好き。
ただ、駅からの標高差が結構在ったので、上り坂には参ったけど、
山道を自転車で往復一時間は結構な運動になった。
半田先生御夫妻と御挨拶をしてから聴講。
何回か講義を受けているけれど、今回もまた違った内容で、
そしていつものように時間切れという濃さ。
いつかたっぷりの時間で完全版を聴きたいなと思う。
そして夕方の予定もあり、早々に僕は退散。日帰りで東京へ戻った。
歴史ものも大河ドラマもあまり興味ないので、
真田城とか翌日の真田祭りはまったくのスルーをしてしまった。
でももう少し街中を巡りたかったな。
どうしてこんな強行軍で上田へ行ったかと言えば、
「2199」の公式イベントはもうこれが最後なのかも知れないなと思ったから。
(新作が控えているしね)
ただ思いついた。
僕が公式に漫画原画展をやればいいのかもしれない。
僕の描いている漫画は2199マルシーなので。
確か、港区麻布十番で漫画家協会会員なら無料で借りられるギャラリーがあったはず。
昔の職場や茶道の教場にも物凄く近いし、そこでどうかな。
無料なら、あれこれグッズを売ったりする様なせわしいことも控えられるし。
新潟で展示をした際に、「他の場所でも」という声もあって、
北海道COMITIAでも生原稿の展示をしたけれど、
東京での実現を考えてもいいのかもしれない。

熊本の地震から1週間が過ぎた。
地震のことと言えばそうなのだが、
政治家も芸能人もTV局も色々と失敗をしているようだけれど、
何だかその失敗を許さないヒステリックな感じの方がおぞましい。
「失言したぞ、それ叩け」ってのは、
やっぱり浅ましいイジメの心理と同じだよ。
人間、失敗をいくつもして生きていくものなのに。
他人の隙に乗じて鬱憤晴らしするのではなく、
もしかしたら明日の自分の姿かもしれないと想像して、
そこから失言の奥の本意を汲み、失態をした人の後悔を思いやり、
失態から何を学び何を課題として救い上げるかではないのかな。
個人攻撃って企業内でもどこでも、個人の問題にして、
失敗の本質や対策への備えを疎かにしやすい典型的なものでしょう。
そもそも本当に被災地を思いやっているのかな。
失態をした人だけではなく、それを責め立てる自分もだ。
他人の不幸を快楽にするスイッチは誰でも心に潜んでいる。
そしていつの間にかONになっている。怖いこと。
ものごとは慌てず急いで正確に。
自分はどこに立って、何を見るのか。そこを忘れてはいけない。

個人の失態に関しては学んでいける、
反省できるものだと思うので、
余程の事でなければとやかく個人を責めようと思わないけど、
TV局のような組織は問題が大きいと思う。
学びや反省は組織の中でうやむやにされ、活かされることが少ないから。
地震報道を通じて思うのは、
ジャーナリズムの視点と、放送中継を撮影するクルーは
その規範がまったく重なっていないってこと。
民放は特にそうだけれど、ワイドショー化した報道では、
結局はスクープやゴシップ、衝撃映像なんていう見世物の視座が圧倒的で、
しかもその場限りで使い捨てのネタのように人も事件も扱い、すぐ次!だ。
現場に入ってそこの人の気持ちに心重ね、
事象の問題をじっくりと見据え、探り、語っていくジャーナリズムの基本は
TVでは特に軽視されてる。
TV局の報道部にはそれがあっても、
撮影クルーは業務的に分離されているから、
報道カメラマンとしての視座を養われていないのではなかろうか。
ただの撮影班なのだ。アナウンサーもしかり。
そして相変わらず、泣いている遺族にコメントを求め、
ウンカのようにヘリで高みの見物。
ストーカーかパパラッチのように他人の生活を覗き見する。
あげくは、自分達の仕事優先で被災者を押しのける。
その傲慢と驕りに気づきもしない。

昔からなんだろうけれど、
TV局の「撮ってやっている」「放送で採り上げてやった」という態度は、
報道だけではなく、旅番組などの収録でもすこぶる評判が悪い。
以前、仕事で懇意にしていた熱海の温泉ホテルの支配人から、
その横柄を随分聞かされた。
取材してやったんだからと宿泊費も飲食も無料が基本。
酔って深夜まで騒ぎ、暴れて施設を壊すのも平気。
迷惑だからTVになんて来て貰いたくないっていう観光施設は実は結構あるのだ。
「マスコミお断り」という飲食店は、店主が偏屈なわけではないのだ。

民放TV局は、ものの作り方、お金の流れ方、職業人としての心の持ち方、
全てを改めるときに来ていると思う。
元経営者として評すなら、組織もビジネススタイルもが老化し、
癒着と怠惰とルーチンにまみれ、
己の愚劣さを顧みず、老害と化した事実も認めない。
時代の流れとの齟齬を埋めるために動きもせず、最悪に腐っている状態だ。
今や広告収入をネットに脅かされ、存在が落ち込んできている中で、
このまま無駄な時間を垂れ流す骸に成り果てる気か。
僕は友達も少なく、子供の頃からTVっ子だったけれど、
今の民放テレビの番組の多くに見る価値を感じない。
人の心に寄り添い、大切な道や問題を広め、学び、考えていく場にしていこうという
気概と創意はどこにいってしまったんだろう。
これからTVはどこに立ちたいんだ?
政権政府の飼い犬か?
広告代理店とスポンサー企業の奴隷か?
イジメや醜聞を喜ぶ下種な人間の太鼓持ちか?
マスコミュニケーションってものの使命はそれだけで良かったんだっけ?


[追記]
う~ん。
http://news.livedoor.com/article/detail/11451719/

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2016年4月17日 (日)

ちょっと小休止

体調は悪いわけではなく、身体の機能が壊れてるので、
日々の生活に極端な低迷が起こったということではなく、
これまでの仕事の仕方、生活習慣が間違っていることを突きつけられただけ。
なので服薬をしながら、どのように生きていくのかを考え、
少しずつ行動を始めている。
自転車で行っていたところを歩いたり、
睡眠時間を1時間ほど増やしたり、
野菜を前よりちょっと多く食べたり、
一週間に半日ほどは休息をとったり、
そんなところから。
この数年の願いだった数ヶ月に1時間でもいいから
横になって昼寝をすることも、これで叶いそう。

熊本の地震。
かつて叔父一家が水前寺公園の近隣に住んでいた。
僕が中学生の時だから、大分昔のことだけど、
今も思い出す市電の走るお城の街の風景が失われていくのが悲しい。
震度7と聞いた時に、これはいけないと思った。
NHK総合のweb配信をかけて音声聞きながら仕事してると、憔悴してくる。
阪神の震災時にボランティアで現地に入っていたけど、全然違う。
6を超える余震があんなに。
これじゃ地震に嬲りものにされてるようだ。
義捐金を含め、自分でできることを考えよう。
こういう災厄のときでも安倍首相って
相変わらず誰に向かっているか分からない視線と口調で、
原稿丸読みしながら危機や人命を語る。
当たり障りの無い、誰でも言える言葉。現場ですでに徹底されている活動。
そんなことしか言わない。
それでもせめて対策室に集まっている人を見て喋ろうよ。
カメラの向こうにいるはずの、国民、被災者を見ようよ。
誰に向けてるの?心はどこにあるの?自己陶酔はもういいよ。気持ち悪い。
リーマンショックか震災なみの回避条件を出して消費増税を訴えているけれど、
その実、アベノミクスなる珍妙な名前の景気刺激策は低迷している。
増税回避の口実を本音では探しているとも言われている首相は、
この地震を、政権運営と政策と選挙にどう利用するのかな。
熊本の道路や橋、建築や文化財がどんどん被害を受けていく中で、
当然復興に関わる建設資材や工事に関わるマンパワーが必要になる。
東北の震災の再建も道半ば。
もう東京でのん気にオリンピックやるのは、物理的な負荷が高すぎる。
地震と東京は関係ない?
誘致の時に「東北の復興にも寄与できる」って嘘を言ってたね。
下らない自粛ムードからではなく、無理強いはおかしいと思う。
本当に人のためになることにお金も人も使おう。
御高名な方々の面子と癒着企業の利益はどうでもいいから。
五輪開催は返上して、もうやめようよ。

休み休みのようでいて、仕事はずっとしてる。
9巻一冊分の脚本は全部出来たので、今はネームをきっている。
角川としては、全頁のネームを一気に描いてしまって、
そこから原稿に仕立てようということで、その作業中。
なので今月はその最中ではあるけれど、少しでも更新をしようと、
巻頭の口絵になるカラー4頁を今月はアップする予定。
なのでとても頁が少ない。
体調を崩しているからというわけではなく、
仕事の進行上の理由なので。

小休止をしながら見たこと思ったこと。

ガトー・バルビエリ、2日に亡くなっていたのか。
「ラストタンゴ・イン・パリ」のサントラ作曲で有名なのだけど、
僕は「リベンジャー」のテーマだな。
JAZZを知る前、79年の映画音楽。
この濃すぎるサキソフォンの下品なラテン魂にしびれたのを今も思い出す。
ガトーのこの脂ぎったブロウは、
日本の刑事ドラマとかの劇伴、歌謡曲に凄く影響与えている。
男のかもす熱気と慟哭を象徴するような音。
ただこの熱さは日本からどんどん薄れていってしまうんだよな。
でも男にはこの温度が必要だと思うんだ!
合掌。

「シン・ゴジラ」の予告編が公開になった。
楽しそうだよ。
色々文句言っている人もいるけど、みんな厳しいなぁ。
今の特撮でできる創意を感じるし、
ギャレス版とは違う日本映画としての空気感を出そうとしてると思う。
表情のない白い空も良い。
庵野監督と日暮里でお酒呑んだとき、
ゴジラのイメージ作りのためって、
街の猥雑さの向こうに見える空の写真をたくさん撮っていらしたのを思い出す。
絵作りは見えたから、あとはどんな物語になるのか。
昔、僕もゴジラをテーマに漫画を描いたことがあった。だから興味津々。
日本という国と人と風景とゴジラの意味が見えてきたらいいな。

「ためしてガッテン」は山瀬まみがいなくなったんだね。
あの牢名主みたいな存在は番組の動脈硬化の原因の一つだったので良かった。
というか小野アナも志の輔さんも降板が望ましいのだが、激変緩和だろう。
ナレは山ちゃん。器用な人なので芸が細かくテンション高め。
まだ番組との慣らしが済んでない印象だけど、数ヶ月で定まるだろう。
良い人選だと思う。
長寿番組、好評な企画に変化を与えるのは勇気が要る。
でもそれをしないと老化していく。
編集者をしていた時は、人気連載は2年で切るようにしていた。
周囲は好評を理由に反対したけれど、
新しいものを考え、興していく力と、その責任感覚を養わないと
次代も企画も育てられない。

中国嫁日記の井上くんがアシスタントを募るという。
アシ経験もなく、川上である彼の仕事の遅れが問題の根本ならば、
人を入れてもさして変わらない。
というか他人の仕事を見たら、
いかに自分が甘えて描けなくなってるか気づかされるのではないだろうか。
というかどういう部分にアシストを入れるかだろう。
彼の場合、漫画の内容も演出も絵も特に興味なくて、
表現したいものが内にあるわけでもない。
金儲けの道具だから、自分が描かなくてもいいはず。
全部他人が描けば、劇的に量産が効くし、内容もよくなるかも。
うーん。ヤマトの連載してなければ手伝ってあげたかもw
https://gyazo.com/d1c3d7215e1214553a1b8a61dca12df9
(以前に僕が描いた中国嫁日記のパロディ)
彼はやっぱりTRPGデザインの人で、
そっちには愛情もこだわりも表現欲求もあるんだけどな。
今は「漫画のネタになること以外したくない」って言って、
生活や人を感受性で見るのではなく、
事象をだらだらレポートするルーチンの奴隷になってる。
日本に帰ってきたら、友人として色々言ってあげられるけれど、
今手にしている金と金づるを守るのにかなり必死で(売上げ激減してるのもある)、
色んなことに耳を塞いでいるっぽいから、
話を聞いてくれるかは分からないけれど。

待ち合わせまで少し時間があったので、
水道橋の大学の界隈をぐるりと歩いてみた。
思えば四半世紀もたっているわけで、
仲間の溜まり場だった喫茶店は敷地ごと跡形もなく、
旭屋書店は洋服の青山へ、
また全然変らない古本屋や雑居ビルなど、
色んな時間が交錯していて、
今見ている夜空の星がそれぞれ異なる時間のものだという感覚に似ていた。
で、大学のサークルの先輩や同期と会って、
戦艦や戦車のアニメの話をするってなんだろうねオイラたちは。
やっぱり遅れて届いたどこかの星の光のようだ。

やっぱりNHK-FMは夕方の時間帯をアイドルソング系で固める気なんだな。
http://www.nhk.or.jp/yupara/
アイドル系はことさら曲調が軽薄な流行やルーチンに偏るからしんどい。
あと司会進行を若い芸能人がやると喋り方が騒がしい。
昔から思うけど、
騒がなければ伝えられないものなんてたいしてない。
普通に話していれば十分なのに。ノリとかツッコミとかに毒されすぎ。
その上、話している内容に含蓄や趣味性が低いから、
音楽のフィールドや楽しみ方が広がらない。
同世代でバカ話しているのと、先輩を交えて話題を広げ導いてくれるのと、
そんな違いを感じる。
ヒャダインのガルポプとか岸田メルちゃんがDJだと
アイドルの曲も全然聴き方が変ってくるのに。
ラジオのDJや司会って、
番組の思想であり嗜好の根本を司る「牽引する者」として素養は大切。
だからこそ「Jockey」なのだ。
AMの投稿番組みたいにネタとバカ話だけで済ますことができるから、
音楽番組のDJができるというわけではない。
土曜の朝のNHK-FMが好き。
ピーター・バラカンの誘う音楽の扉がそこにある。
http://www4.nhk.or.jp/sunshine/
そのあとのゴンチチも良い。
http://www4.nhk.or.jp/kaiteki/
ピーターさん、次代のラジオDJを育てたかったとよく言っているけど、
日本には本当に少ない。
大滝詠一さんが亡くなり、欧米のPOPSをきちんとかつ楽しく語れるのは
日曜14時のFM東京の山下達郎の番組くらいだろうか。
クラシック番組なら、その思いも寄らない楽しみ方を提示してくれる「きらくら!」は秀逸。
http://www4.nhk.or.jp/kira/
クラシックの楽しみ方をユニークな視点で広げてくれる初心者の僕にも嬉しい番組。
クラシックを演歌と同類に見なす人がいるけど、それは誤りだ。
演歌の安寧を見出す保守性に対して、
これらの古典は当時の最先端の創意と野心に満ちていて、革新的だ。
防水Bluetoothスピーカーを買ったので、
http://www.amazon.co.jp/dp/B00KWS9G2S
これらのラジオ番組を聴きながらお風呂に浸かることができるようになった。
とてもいい。

朝のニュースの話題に違和感。
地方の労働力不足の深刻化で
中小企業が海外研修生っていう低賃金労働に頼ろうとするも、
勃興するアジア経済の関係で果たせず、
研修の来日期間短縮、150㎡で月1万の貸家、
食事やネット環境まで与える高待遇でやっと雇い入れ。
だけど、時給は最低賃金600円台とか、
なんだかもうどうかしてるんですけど。
それでも日本では、
派遣や契約社員やパート、バイトの非正規労働者が貧困にあえいで、
食事すらままならない家庭もあるって、
このミスマッチや労働力のまだら模様を、
国も経済界もどう改善するんだろうね。
地方の中小企業をもっと活用して就労環境のバランスと平準化を出来ないものかなぁ。
今でも中小企業の社長団体に所属しているけれど、
健全で優良な経営、勉強熱心な経営者がいても、
求人に苦労している例が多い。
働こうとしている人も
流行の業種や大企業の夢を追いかけるばかりでどこを見ているんだろう。

最近のGoogleMAPはパース表示が可能なので凄い。
で、実家の近所の 最 近 の 風景。
東京駅から30km圏内でこの状態。
今や希少な田園風景だけど、子供の頃、本屋がない寒村ってのがまんま残ってる。
https://gyazo.com/b55084a765e95eff05e543c8e9f47426
JR大宮駅からバスで東へ35分ほどなんだけど。
昔は1日に数本しかそのバスもなくて、町へ出るのは大変なことだった。
大宮は中山道の宿場で、氷川神社の一宮もある大昔から栄えた町なのに、
ここは見捨てられたように残されたスポット。
埼玉は南北にはしる街道を外れると、こういう寒村が多い。
そして心も文化も痩せている。

デザインという仕事から見ると、
ロゴというのは作品の体を表すもの。
人に対して、センスや技巧を用いて題材その理念や印象を伝え作って貰うかが大切。
だから淀みの多いデザインロゴを見ると、
そこからエゴや欲、固執、欺瞞が透けて見えてきて、本当に気持ち悪い。
また心が空っぽのロゴデザインを見ると、不安になる。
漫画のタイトルロゴとか、デザイン事務所がルーチンでやるので、
特に大手雑誌では酷いのが増えた。
デザインの現場にPCが入ってから、フォントを使ったお遊び程度のロゴが増えて、
作品を解釈し、体現しようというスタンスを無くしたものが目立つ。
デザイナーと称したオペレーターにはうんざりだ。
手塚、石森が活躍した時代は、この人の漫画だ!と感じるほどのロゴがあったし、
デザインもレタリングの手描きゆえに、そこまで踏み込んでいたのにな。
拙著「虚数霊」のロゴ。
https://gyazo.com/95e0c77c44de3a65ae12fc581f209cb0
左が幻冬舎から提案されたもの。
フォントのきわを削って霊のイメージだそうって作業だけ。
がっかり。
中央と右は僕が出した対案。
「霊」ではなく「虚」が大切なんだよというイメージで括ったもの。
それが解釈。

「お兄ちゃん、おっきろー」攻撃を先日の朝、妹から受けた。
あれこれと散らかった部屋の中をどんどん片付け、どんどん捨てていくのは圧巻。
ありがたい限りだけど、
その際に、爪きりが行方不明に。
なんでも捨てるなよ妹よ。ということで我が家は瓢箪やっとこ型が基本。
意外に売ってないのだ。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00HSE3WHE

谷村新司がKalafinaと歌う曲がリリースと知って聴いてみたけれど、
大味でどこ向いてるのか分からん歌詞にエッジのない曲調にがっかり。
僕が好きだった谷村は「昴」以降、どこかいい日に旅立ってしまったみたい。
ソロアルバム「引き潮」は詩も曲もガツンとくる感覚に溢れてるのにな。
「暗い桟橋」や「青空」は大好き。これもCD廃盤か…。
っていうか、この時の谷村は30代。
よく練られた仕事だなぁ。捨て曲がない。
僕は中学生だった。こういう曲を聴いた後、高校生になった80年代に
たのきんトリオとかアイドル路線全盛はありえなくなるんだよね。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005GM5D

「クロムクロ」観てみた。
http://kuromukuro.com/
尖がった性格のキャラの言葉尻がどうも不自然なのが気になるけど、
キャラデザインはPAの良いところを消化して、なおかつPAにとって新しい試みが見えて好印象。
ロボのCGは軽いけどロボは興味ないのでまぁどうでもいい。
背景美術の設計も凄く配慮がされてて見所が多い。
画面のパース感も良い。今後が楽しみ。
ただ岡村天斎監督って、出だしは力を出すけど、
途中でグダグダになるのが毎度なので、要注意。

「はいふり」観てみた。
雑な動画だな。普通の動きがつたなくて、媚びるところに無駄が多くてくねくねしすぎ。
横須賀のビルとか美術も安っぽい。
お話もピッチ上げて消化しすぎで落ち着かない。
キャラ紹介とかもっと上手くできないのかな。
気持ちを乗せていくドラマに仕上がってないよ。
でも、戦 艦 は 素 晴 ら し い。
猫のデザイン酷いね。ブサ猫とかではなく、酷い。
音楽もやすっぽい。吹奏楽とかならいいのに。
でも魚雷発射プロセスは良い。
そして、戦 艦 は 素 晴 ら し い。
2話は物語の展開が少ししかない所をアクションと専門用語で埋めてる印象。
でも物語が動かない分、1話よりまともにドラマの時間がとれててバランスは整っていた。
考証がしっかりしてるから、良い作品、面白い作品ではない。
それを活かした物語とドラマが編めているかだ。
これだけ人数出すなら、キャラデザで各人の個性を出そうよ。
人の区別が髪型と髪色だけで顔はほぼ同じではしんどい。
キャラデザでは減点。
ラブライブもしかり、Shirobakoしかり、
どうして同じ顔をいくつもだすのかなぁ。
というかアニメで、秋元康みたいな飾り窓に女の子並べて
男に金出させて儲ける女衒商売の真似するのはいい加減したらいいのに。
ただ、戦 艦 は 素 晴 ら し い。
そして劇場版アルペジオCadenzaのBDを流しながら仕事
http://www.amazon.co.jp/dp/B019KVD54M
ああ、戦 艦 は 素 晴 ら し い。
(タカオも好き)

戦艦大和の無人潜水探査機による詳細な調査が
呉市と大和ミュージアムが主体になって実施されるらしい。
NHKが入ってくれると機材もビジュアルも良くなるのだが、
画像は大和ミュージアム独占上映らしいので、それはなさそう。
武蔵も見つかったし、よい映像が撮れることに期待したい。
そういえば、アルペジオでは大和より武蔵タンが好き。
やはり、戦 艦 は 素 晴 ら し い。

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2016年4月 8日 (金)

身体を壊した

3月、コミックス8巻の脱稿ののち、
ヤマトの連載を始めてからだから3年ぶりに健康診断を受けた。
勤め始めてから漫画家になるまで、毎年健診を欠かさず、
骨髄バンクのドナー提供の手術を受けたときは
こんなに健康な人は珍しいと、移植に立ち会った東大のお医者さんに褒められた。
でもこの数年は、本当に寝る間もないほど忙しくて、
自分の身体のケアがまるでできなかった。
というか、誰にも愛されない、そして仕事も人格も劣った自分が嫌いで、
どんどん痛めつけるように働いていたから、
自暴自棄と言えばそうだったのかもしれない。
事情があって、ヤマトの連載もあちらこちらのストレスを
結局は僕にしわ寄せするような感じで、
大好きなヤマトを描いているのに、
悲しくなることも多かった。
原稿を描きながら、身体のあちこちが悲鳴を上げているのは感じていた。
3月は本当に久しぶりにお休みがいただけたので
(それでも書店特典や他の仕事でイラストを描いたりはしていたが)
健診を受けた。
胃カメラでは、随分と胃が荒れていることを指摘されたが、
結果を知らせる通知は、そんなことが笑えるほど
あちこちに赤信号黄信号がついていて、
早く医者にかかって加療するようにと注意されていた。
経年劣化に輪をかけたような生活習慣病だ。

血糖も血圧も、コレステロールも肝臓も滅茶苦茶。
幸い亡父のようにインシュリンを射つ生活になることは防げたものの、
これからあれこれと薬を飲んで生きていくことになった。
僕は殆どを家に篭って仕事をせざるをえない状況で、
1日30分の運動をと説かれても、
数ヶ月に1時間でいいから、横になって昼寝をしたいというのが望みなほどだし、
カロリー摂取を控えろと勧められても
1日1食半、昼に普通に食事をして、夜はヨーグルトや納豆程度しか食べてないから、
下手をすると糖尿病患者の1日摂取カロリーより低い。
お酒は仕事中は一切口にしないから、呑んでも月に3日程度。
でも肝臓もガタガタ。
それでも運動はろくに出来ず、
体重はさして増えないけど、筋肉と骨は衰え、脂肪に摩り替わるという悪循環。
だから、もう薬に頼るしかなさそうなんだ。

たった3年でここまで身体が壊れるとは思わなかった。
漫画家は本当に命を削る仕事なんだ。
8巻はお陰さまで、とても評判が好く、重版がすぐに決まった。
でも角川は続く9巻の発売日程を組んで
これまでと同じ調子で仕事をせざるを得ない日程を言ってくる。
外部の大人の事情はくみ取るのに、
過労で病気になって命削ってるこちらの事情には一切考慮をしてくれないのか
と怒ったら、謝罪の言葉はいただけた。
僕は仕事をサボる気はない。
いつもちゃんと働いているし逃げたりしない。
だからヤマトの航海が地球へ帰れるよう、
出版社には一緒に歩んでほしいと願う。

4月の頭にお花見をした。
うちのマンションには大きな庭があって、
そこに幾本も桜樹が植わっているので
そこで花見をしようということになった。
そもそもは鈴木小波さんの作品「燐寸少女」が実写映画化されるお祝いを
皆でしよう!というのが発端だったのだけれど、
それが花見と一緒になっちゃったのだ。

当日はいささか寒かったけれど、
15人近く集まって、賑やかにお酒と料理と桜を楽しんだ。
自分の家でやることになったゆえ、
自動的にというかいつのまにか幹事になったから、
朝から、場所取りや準備、料理などで忙しくしていた。
どんな席だったかは鈴木小波さんやそのお友達が
Twitterなどにアップしているようなので、
そちらを検索すればいいのかな?
ただ、僕の手料理についてはまったく誰も触れてないだろうから、
簡単なレシピを紹介

4/2MENU
■タコと野菜のソテー ブルーベリーソース和え
ボイルタコ+ソーセージ+セロリ+パプリカ赤&黄+キュウリ+新タマネギ
バター+オリーブ油
ブルーベリー酢+赤ワイン+醤油
*具材をバター炒めにし、ワイン+酢+醤油を少し煮詰めて絡ませる。
量は適当。

■刺身
ブリ+サーモン+ホタテ
醤油は刺身醤油

■春野菜とモツの汁物
モツ 900g
ニンジン+蕪+きのこ+菜の花
中華スープ+塩+ショウガ+唐辛子
*モツは3回茹でこぼし。蕪、モツを胡麻油で軽く炒め30分煮込む
菜の花は1分半レンジ加熱後、投入。

っていうか頑張った料理とか全部スルーされているのは、やっぱり少し淋しいな。
存在感が薄くて、どこでも無視されるのは、本当によくあることだけど。
いや、もしかしてこれは「黒子のバスケ」的な才能のアレなのかも!

4月にはもう健診の結果は出ていて、
ただ曜日の関係でまだお医者にかかっていなかったので、
これでのん気にお酒を呑めるのも最後かなと思いながらの席だった。
治療が進む中で、生活のスタイルが定まってくれば、
また安心して呑める日が来るのかもしれない。

さきほど9巻分の脚本が全部できた。
今月は150頁を越えるであろうそれのネームに充てていこう。
なので4月の更新頁数はまた少なくなる予定。お赦しを。
物語の骨子は同じなのに、言ってることの意味やドラマが全然違う。
ただ8巻より動静のバランスがいいし、面白くなりそう。
9巻はバラン星突破まで。

追:あ、ガルパンの劇場版お疲れ様本に寄稿したので5月ころには世に出るかも。
https://gyazo.com/97a174f8a0a052251e78b10659b1c963

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