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2016年4月 8日 (金)

身体を壊した

3月、コミックス8巻の脱稿ののち、
ヤマトの連載を始めてからだから3年ぶりに健康診断を受けた。
勤め始めてから漫画家になるまで、毎年健診を欠かさず、
骨髄バンクのドナー提供の手術を受けたときは
こんなに健康な人は珍しいと、移植に立ち会った東大のお医者さんに褒められた。
でもこの数年は、本当に寝る間もないほど忙しくて、
自分の身体のケアがまるでできなかった。
というか、誰にも愛されない、そして仕事も人格も劣った自分が嫌いで、
どんどん痛めつけるように働いていたから、
自暴自棄と言えばそうだったのかもしれない。
事情があって、ヤマトの連載もあちらこちらのストレスを
結局は僕にしわ寄せするような感じで、
大好きなヤマトを描いているのに、
悲しくなることも多かった。
原稿を描きながら、身体のあちこちが悲鳴を上げているのは感じていた。
3月は本当に久しぶりにお休みがいただけたので
(それでも書店特典や他の仕事でイラストを描いたりはしていたが)
健診を受けた。
胃カメラでは、随分と胃が荒れていることを指摘されたが、
結果を知らせる通知は、そんなことが笑えるほど
あちこちに赤信号黄信号がついていて、
早く医者にかかって加療するようにと注意されていた。
経年劣化に輪をかけたような生活習慣病だ。

血糖も血圧も、コレステロールも肝臓も滅茶苦茶。
幸い亡父のようにインシュリンを射つ生活になることは防げたものの、
これからあれこれと薬を飲んで生きていくことになった。
僕は殆どを家に篭って仕事をせざるをえない状況で、
1日30分の運動をと説かれても、
数ヶ月に1時間でいいから、横になって昼寝をしたいというのが望みなほどだし、
カロリー摂取を控えろと勧められても
1日1食半、昼に普通に食事をして、夜はヨーグルトや納豆程度しか食べてないから、
下手をすると糖尿病患者の1日摂取カロリーより低い。
お酒は仕事中は一切口にしないから、呑んでも月に3日程度。
でも肝臓もガタガタ。
それでも運動はろくに出来ず、
体重はさして増えないけど、筋肉と骨は衰え、脂肪に摩り替わるという悪循環。
だから、もう薬に頼るしかなさそうなんだ。

たった3年でここまで身体が壊れるとは思わなかった。
漫画家は本当に命を削る仕事なんだ。
8巻はお陰さまで、とても評判が好く、重版がすぐに決まった。
でも角川は続く9巻の発売日程を組んで
これまでと同じ調子で仕事をせざるを得ない日程を言ってくる。
外部の大人の事情はくみ取るのに、
過労で病気になって命削ってるこちらの事情には一切考慮をしてくれないのか
と怒ったら、謝罪の言葉はいただけた。
僕は仕事をサボる気はない。
いつもちゃんと働いているし逃げたりしない。
だからヤマトの航海が地球へ帰れるよう、
出版社には一緒に歩んでほしいと願う。

4月の頭にお花見をした。
うちのマンションには大きな庭があって、
そこに幾本も桜樹が植わっているので
そこで花見をしようということになった。
そもそもは鈴木小波さんの作品「燐寸少女」が実写映画化されるお祝いを
皆でしよう!というのが発端だったのだけれど、
それが花見と一緒になっちゃったのだ。

当日はいささか寒かったけれど、
15人近く集まって、賑やかにお酒と料理と桜を楽しんだ。
自分の家でやることになったゆえ、
自動的にというかいつのまにか幹事になったから、
朝から、場所取りや準備、料理などで忙しくしていた。
どんな席だったかは鈴木小波さんやそのお友達が
Twitterなどにアップしているようなので、
そちらを検索すればいいのかな?
ただ、僕の手料理についてはまったく誰も触れてないだろうから、
簡単なレシピを紹介

4/2MENU
■タコと野菜のソテー ブルーベリーソース和え
ボイルタコ+ソーセージ+セロリ+パプリカ赤&黄+キュウリ+新タマネギ
バター+オリーブ油
ブルーベリー酢+赤ワイン+醤油
*具材をバター炒めにし、ワイン+酢+醤油を少し煮詰めて絡ませる。
量は適当。

■刺身
ブリ+サーモン+ホタテ
醤油は刺身醤油

■春野菜とモツの汁物
モツ 900g
ニンジン+蕪+きのこ+菜の花
中華スープ+塩+ショウガ+唐辛子
*モツは3回茹でこぼし。蕪、モツを胡麻油で軽く炒め30分煮込む
菜の花は1分半レンジ加熱後、投入。

っていうか頑張った料理とか全部スルーされているのは、やっぱり少し淋しいな。
存在感が薄くて、どこでも無視されるのは、本当によくあることだけど。
いや、もしかしてこれは「黒子のバスケ」的な才能のアレなのかも!

4月にはもう健診の結果は出ていて、
ただ曜日の関係でまだお医者にかかっていなかったので、
これでのん気にお酒を呑めるのも最後かなと思いながらの席だった。
治療が進む中で、生活のスタイルが定まってくれば、
また安心して呑める日が来るのかもしれない。

さきほど9巻分の脚本が全部できた。
今月は150頁を越えるであろうそれのネームに充てていこう。
なので4月の更新頁数はまた少なくなる予定。お赦しを。
物語の骨子は同じなのに、言ってることの意味やドラマが全然違う。
ただ8巻より動静のバランスがいいし、面白くなりそう。
9巻はバラン星突破まで。

追:あ、ガルパンの劇場版お疲れ様本に寄稿したので5月ころには世に出るかも。
https://gyazo.com/97a174f8a0a052251e78b10659b1c963

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