ガルパン「コミカライズトークショー」でした。
昨夜の新宿バルト9でのガルパントークショーへお越しの皆様、ありがとうございました。
ミリタリーにまったく詳しくないことや人前での話がそんなに得意ではないので、
仕事をしつつ色々と想定問答を頭の中で何度もしてみたり、
週に一度も人と会って言葉を交わすことがなかったなんて生活をしているため
時折本当に声の出し方を忘れてしまうことがあるので
家で発声練習をして当日は臨みました。
蓋を開けたら野上&鈴木ブラザースの掛け合いが炸裂して、
会場は自分がいなくても十二分に楽しい雰囲気に。
老婆心から予め用意した話題の3割も喋る必要がなく、
横でニコニコしていればいいだけの30分でした。
お客様の反応的にはそれでよかったのかなと思ったり。
やはり戦車に詳しい人の描く人気作品の話題に興味があるものでしょう。
コミックスも出ていない自分の話などはオマケ程度のもの。
僕は宴席でも殆ど自分から話題をふることはせず、
相手の話に耳を傾けている影の薄いタイプなので、
すっかりそのモードになってしまい(登壇者なのに!)
あまりにも喋らないというか、
ビッグブラザースの会話に気おくれして絡めないままなので、
司会進行ではないはずの杉Pが心配して、話題の水を向けてくれるありさま。
それに応えてぽつりぽつり喋るのだけど、
場がしらけるのを危惧したビッグブラザースが絡むように話題を盛り上げて、
いつの間にかまた二人で喋ってるという展開にw
彼らはもはや芸人のようだ。
恐らく多くの参加者はああいう舞台上での展開に、
今のTVバラエティ的なスピード感やリズム、掛け合いを自然と求めるのだと思う。
ガルパンの関係者はその意味では弁が立ち芸達者な人が多いので脱帽です。
僕は自分のことを話そうとするとクドくて長いので、
ああいうテンポで会話のキャッチボールを求められる場は、
話したい本意に触れる前の導入部で、流れと筋道が寸断されてしまうので、
気圧されてどんどん寡黙になる。
(思ったことをしっかり言い切るには、周囲の圧に負けない強い気力や存在感が必要なのです)
昨夜参加されたお客様は「コイツは何が言いたいのか」と思われたのではないでしょうか。
難しいです。
本当にたくさん話すことを用意していたのです。
僕は連載のお話があった頃から、自分らしい作品を模索する意味で
ガルパン関係の漫画を一切読まないようにしているため、
他の漫画家さんと描かれている作品を話題にしたキャッチボールができないのです。
野上さんの「リボン」もアシスタントに入るときに
連載の数話分を読ませてもらう程度に過ぎません。
もの珍しいから自分に舞台へのお声がかかったけれど、
そんなだから皆のあてが外れてしまっていたのではないかなと思います。
そこを旧知の野上&鈴木さんに救われたという構図だった感じです。ありがたや。
プラウダ戦記の吉田創さんが
「野上先生もむらかわ先生も内部から様々な援助が得られて羨ましい」とつぶやかれていたそうですが、
僕は内部からの援助なんてまったくないので頭の中が?????と疑問符だらけ。
サンダース高校のキャラ設定もないからネットで画像検索して資料にしてたくらいなのに。
(あとでそれを哀れんだ才谷屋さんがくれた)
公式から貰ったのは初期プロット案の全ボツだけ。
何をもって様々な援助なのだろう。
それこそ吉田さんと違って戦車の知識や素養が素人以下で何にも無いから、
自分で図書館で調べたり、詳しい人に尋ねて必死に描いてるのだけれど。
昨夜、あまりに喋らなかったからそういう誤解が生まれるのかな。
というか寸断された話題の断片ばかりになってしまい
色んな人に誤解を与えた時間だったのかもしれません。
う~む。やっぱり人前に出て、自分のペースが掴めないままろくに何もできなくて、
華やかに場を盛り上げていける話術も話題も素養もある人を横目で見て、
ぽつねんとしているところを気遣われて、
無理して頑張ったあげく滑ってるっていうのは、
心の中をごっそり削られてしまって、
実際は相当に凹んでいるんだなと気づきました。
全部自分が悪いのか…orz
ありがとうございました というより
スミマセンでした ですね。
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