2016年12月30日 (金)

年末の御挨拶

昼食を食べに寄ったインド料理店で流れてる民放TV。
今年の重大ニュース50を「放送時間数で算出」したランキング!
ってさもまっとうそうな数字を言うけど、
やっぱりゴシップが上位になることで、
自分の番組はどれだけ社会的に重要かよりも、
離婚や不倫や醜聞と犯罪ばかり扱ってきたかという
お里ががばれる見事なお馬鹿コーナーになってる。
報道とかジャーナリズムとかの名を使って公共の電波を用いた発信をする存在は、
どんなに小さな話題でも、自らの見識と哲学にしたがって、
社会の中の意味を問うスタンスを見失ったら、
単なる客ウケ狙いのゴシップちんどん屋だろ。
スポンサーが喜ぶように馬鹿話と珍妙な音でビラが配れればそれでよくなる。
事実と関係なしに自分で筋書きをこしらえる
最高の手抜きと無礼である
「感動レイプ」も横行するわけだ。
その中でSMAP解散にやはり触れて、
今日のクラウドファンドによる全面新聞広告を
ファンの心が彼らに伝わって喜んでいるだろうとか勝手にコメントしてる。
志しを受け取っても、何も出来なくなってしまった自分達を
悔やみ苦悩するとはまったく考えないんだな。
表現者がその大切な術を破壊された姿なのに。
そしていつか再結成をとか美談でまとめようとする。
それってメンバー達の心を無視したエゴだとは思わないのか。
呆れた。
スマスマは料理番組好きだから、バラエティが大嫌いな僕も結構観てた。
最終回はビデオ振り返りで新規収録の出演はなかった様子。
本人達の納得のいく形であれと願うけど、
マスコミは放送前でも有終の美を評価として吹聴するのは、誰の思惑なんだろうね。
どう観たって、バックのタレント事務所の
金と欲と保身に翻弄され引き裂かれた惨めで哀れな姿じゃないか。
事務所は猛省を示さなければならないはずなのに、
親心を口にして、責任を曖昧に誤魔化す汚らしさ。
あるいはそれも分からない老害なのか。
四半世紀も国民に愛された存在を、「大人の事情」で私物化し汚して傷つけ、
日本で最もみすぼらしい顛末を迎えた象徴としてさらした自覚をもって、
経営は全員退陣するのが道理ではないのか。
そこへ踏み込めないで、報道とか自称するのか。

昼食後に年始の食材を買出しにスーパーへ。
季節行事に用いる物以外の普通の食材も便乗か高騰してて買う気が起きない。
昨日一昨日まで100円以下だった青菜が今日は150円以上してる。
キャベツや白菜は数日前の安いときに買ってあるし、
正月らしい料理を食べたいわけでもないので、まぁいい。
仕事納めも済み、もう年末の休みのはずだが、
客層は高齢者ばかり。
よたよたと歩き、手にしたカゴへの配慮も忘れるから通路が塞がれ大渋滞。
レジでは小銭を出すのもおぼつかず、計算もろくにできない。
高齢化社会ってこれが普通になることなんだな。
僕は効率主義じゃないし、利益主義でもない。
でも普通にできることができなくなっていくことが常態化した社会は、
存在そのものが物凄く無価値で無意味なロスと無駄を抱えて動くことになる。
それは恐ろしいことなんだ。
レジの支払いで財布の小銭を数えてはやり直す老いた男と
それに連なる長蛇を見て寒気がするのは、
今が年の瀬だからばかりではない。

今年は、色々あって、原稿を描いても掲載できない事情になり、
長く交渉を続けるばかりの日々だったように思う。
角川はその中で、時折、頓珍漢なことはあっても
とても心強く支えてくれた。
深く感謝している。
まだまだ霧は晴れず、来年に課題は持ち越しになってしまったけれど、
漫画をちゃんと描いていける環境にしたいと切に願っている。
別にケンカをしているわけではない。
それぞれの思惑の違いをどう乗り越えていけるのか。
それがコミカライズという仕事の基本の一つでもあるのだから。

映画はあまり数を観られなかったけれど、
なんだかほぼ全部がアタリだった。
ガルパン劇場版に始まり、ユーフォニアム、シン・ゴジラ、
君の名は。、聲の形、この世界の片隅に、レミニセンティア。
実写が少ないなw
カラー10周年記念展は上京していた玉盛さんと観た。
そのまま一日連れ回してしまって、まるでデートだった。
(オッサン二人なのに)
桑島法子さんの宮沢賢治朗読会も行けた。
仕事が中断の間に、でも少しは人間的なことができた1年だったかもしれない。
アニメの設定もやってるし。

そして明日はコミケット91だ。
さっき、親しい編集者から電話がきて話していたら、
僕が3日目に出ているのを知らなかった。
今回もそうだけど、サークルmsのコミケwebカタログでは
僕のサークルは必ず「お気に入り」から削除される。
毎回だ。
だから登録したつもりの人は普通に
「ああ、落選してコミケに出てないんだな」と思うだろう。
それが見事に裏付けられた感じになる。
一応コミケ3日目に出る予定。
12月は漫画の執筆の合間に依頼された同人誌の寄稿をするのが精一杯で、
とうとうまた自分の本は作れなかった。残念。
それでも寄稿した「KIYO CLUB」さんの本を委託でお受けして
お店に並べることになっている。
他に寄稿したあびゅうきょ先生のガルパン本は東 j-35bで
ガルパン三世もまた参加したけど、3日目はどこも扱ってないのかな?
よく知らない。
Galupin2cover_rgb
で、自分はというと
東7ホール d-02a 「むらかわみちお党」
で待っておりますので、
お暇なときにお越しいただければ、年末の御挨拶もできるし嬉しいです。
それ以外の方は、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年もよろしくお付き合い下さいますようお願いいたします。

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2016年12月17日 (土)

5週目出ますよ。

2202の公式webで告知されている来年2月の劇場公開の応援企画
「たっぷり7週ヤマトーク2199 〜road to 2202〜」。
もう既にスタートしており、
僕も2週目は客席に座り、懐かしいYRAの公録的な雰囲気を楽しませていただいた。
で、来る1月17日の第5週ヤマトークの登壇者の欄にある「他」ってのは
多分僕のこと。

そもそもこの連続ヤマトークの企画段階で
僕の登壇の依頼を郡司Pから受けたときに、
複数回予定される舞台の内容の相談をされたので、
それではと僕から9つ企画案を提出させていただいた。
そのうちの一つがこれ。
自分で出した企画なのに、何で名前が削除されてるんだ!?
紹介するwebニュースによっては
テーマから「漫画」すら削られていた。
ヤマトが大好きで誠実に努力をしてきたつもりなのに
そんなに嫌われていたのかなと
かなり凹んで苦しんだ。
嫌われているかもしれないのに自分の扱いを尋ねるってことは
どれだけ惨めなことかを察してもらえるだろうか。
それでもそれだけ追いつめられて、
製作委員会やMCの小林治さんに状況を尋ねたところ、
むらかわの出演で話は通ってるとのこと。
で、どうやら角川がwebへの出稿時に僕の出演を
勝 手 に 保 留 に し た ら し い
ということが分かってきた。
描いても描いても原稿を掲載してもらえない状況の中で
僕が関係各位に悪感情を持って出演拒否をするかとでも思ったのだろうか。
角川は事前に何度も何度も登壇の意志の確認を僕に直接してきたのに、
それでも疑心暗鬼のリスク管理を優先させたってのは
僕を信用していないってことだよね。
これも悲しいことだった。

ともあれ、2週目のヤマトークの際に楽屋へお邪魔して、
小林さんと話題の腹案など簡単な打ち合わせをさせていただいた。
1時間少々の時間の中だけれど、
メディアミックス作品の創作法や苦労、醍醐味などを
豊田さんと一緒に濃密にお話できたらいいなと思っている。

角川から僕の登壇がwebに追記されるのは
12月26日だと報告がきたけれど、
この日はチケットの発売日。(あと連載のComicNewtypeでの更新日)
宣伝戦略としてはもうアウトの絶望的タイミング。
公式webの担当にはもっと前倒しにしてもらう交渉をしたのか尋ねたけど
その気配はなく、鵜呑みで報告してきたっぽい。
この日程で了解しろというので、状況は理解したが了解はしないと拒否した。
それじゃどこまでも蔑ろにしてるじゃないか。
僕の対面ではなく、ヤマトークの参観者に事前に正確な情報が提示できない。
「交渉なくして妥結なし」昔の上司に教わった僕のモットー。
代替条件を述べて交渉に臨むよう要望をしたが、
あまり期待はできないかも。
ということでフライングかもしれないけれど、
損をする人は誰もいないので、
自分の日記くらいだが、告知をした次第。

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2016年11月12日 (土)

再開

連載が再開になった。
12日0時からComicNewtype
14日にはニコニコA
16日にComicWalkerでの配信だ。
7月から関係者間でずっと交渉を重ねている中にあって、
こちらは原稿を描いて納めているのに掲載・更新がされず、
「ヤマトの連載は更新も止まってるし、もう終わりだな」
「メンタルでもやられてダメになったんだろう」
なんて言葉もネットでは散見されるようになり、
悲しく虚しい想いを強いられてきた。
でも2199という漫画を自分の思うようにちゃんと最後まで描ききるために
今はかがんでいることが必要だったのだと思う。
別に争いをしているわけではない。
皆で未来を築こうとする意志において、
タイミングや思惑が交錯していく中で生じた課題への関係調整を
時間をかけておこなっていたのだ。

僕は漫画を描くことしか立場としては持てないがゆえ、
角川編集部が長い交渉に力を尽くしてくれたことへ深く感謝する。
かがんでいる間に失ったものは多い。
数ヶ月無収入だったというだけでなく、
漫画家としての信用、引いてはヤマトという作品への読者の温度も信用も。
ただ拓かれた可能性も大きい。
可能性を形にしていくことに、これからも努力をしていく所存だ。
ということでアニメの設定をしたり漫画の続きを粛々と描いている。
https://gyazo.com/310a66ede40fe5061778a1f89c145261

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2016年8月10日 (水)

夏のコミケは

連載の進行の山場に重なっていて、以前のようにお休みになるかもと思っていたけれど、
今月も編集部と一緒に諸事情への検討をすることになったので、
コミケには普通に顔が出せそうだ。
2ヶ月掲載がないと2ヶ月無収入ということで、
生活は厳しいけれど、
社長の時に酷い貧乏は経験しているので、怖くはない。

夏コミがもう目の前だ。
周囲の人はTwitterやPixiv、スマホサイズのお品書きとあの手この手。
なんだか周到に宣伝をすることに物凄く余念がない。
丸の内の広告代理店に勤めていたことのある僕だけど、
自分が好きじゃないから、
自分を宣伝するのは自画自賛みたいで吐き気がするから嫌い。
度を越して押し付けがましく広告を繰り返すのも苦手。

夏の暑い盛りに、遠来の友人が訪ねてくれる際に迷わないよう
道案内をするような感じで、お知らせができたらいいなと思う。

というのも、ネット上のサークル.msにあるhttps://portal.circle.ms/
コミケットwebカタログでは、
コミケ開催毎にいつも、僕のサークルを含め分かっているだけで数サークルが
「お気に入り」の設定がリセットされて、
一見すれば、「今回は不参加なのか」と思われるような
音信不通の状態にさらされているから。
この夏の更新でもそうなっていた。
道案内の札を外されているような状況が続くゆえ、
せめて自分では案内をして、
心留め置いていただいている方に不義理を重ねないようにしないとなので。

参加は8月14日(日曜)西2ホール ち-08a
「むらかわみちお党」
というのは相変わらずで、でもここしばらく新刊は出せていない。
イワエもんにも「年に1冊は新刊を」って言われてたのにゴメンなさい。
今回も親しい人のところに寄稿をしたので、
その新刊を委託でお預かりしてお店に並べる予定。
うちのサークルでお買い上げの方には、特製ポストカードを進呈するです!

まずは、KIYO CLUBの「昭和魔女っ子図鑑」。
KIYOさん、そうとう熱心に周知を図っているのでネットでは注目の新刊っぽい。
西館では、うちの所だけの販売になる様子。
ドレミやプリキュア、魔法少女の前の時代に、
愛と希望を振り撒いた魔女っ子たちを総覧したイラスト本になっているらしい。
参加執筆者では年長組に入る僕は、「魔法使いサリー」を描かせていただいた。
入稿したら、いつの間にか表紙画に採用されていた。
フルカラー48Pで1000円で頒布とのこと。
凄くお値打ちな価格で驚いた。

0148_2016b
つづいてはヤマトークの司会等で御馴染みの小林治さんの新刊「ヤマト講座の本4」。
こちらもお預かりする予定。売価は500円。
ここにも寄稿させていただいた。
3と違い、表紙画ではないので、中身は買ってお楽しみ下さい。
2202の制作も進む中、2199テーマの本はこれで一端おしまいだそうで、
多くの方々の寄稿が集まった様子。
僕も楽しみ。
(新刊以外に既刊の「3」も並びます)
当日は小林さんに売り子をお手伝いいただいているので、
小林さんファンは、うちへお越し下さい!

僕の在庫もいくらかは持参する予定なので、興味があればどうぞ。

初日に出展するサークルの幾つかにも寄稿をしたのだけど、
サークル名とかスペースとか曖昧なので、スミマセン。

「プロジェクトPS.STORY」さんは 12日(金)西-k-18b とのこと。
古代守にいさんの絵でも描いたら喜んでもらえるかなと思っていたら、
自作に出るオリキャラを描いて!という気骨のある言葉に感服。

いつもの「日本晴」は、ガルパン三世とのことで、
表紙画やらなんやら色々と。
中身は殆ど あさりよしとう大先輩の個人集みたいな出来で、看板に偽りあり?
追記:日本晴は金東メ46aとのこと。
ただし3日目西ま13aのよしぞうおねえさまのスペースにも委託があるらしい)

あぽろ弦さんの新刊にもこちらから押し付けがましく寄稿したけど、
場所もサークル名も分からん。ゴメン。

Ad_comicket90
ということで新作アニメの設定仕事を抜け出して、当日は1日会場にいる予定。
漫画の感想などお聞かせいただければ幸甚です。

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2016年3月20日 (日)

8巻がでます。

3月末、Amazonや書店の発売日がなぜか異なるので、
月末というような言い方になってしまうけれど、
「宇宙戦艦ヤマト2199」コミックス第8巻が並びます。
見本はもう手元に届いているので、印刷は完了しているということで、
早いところは23日に入庫、24日に店頭へ出るかもしれません。

Yamato2199_08cover2
今のところ特典は御馴染みのコミックZINと丸善・お茶の水店になります。
ZINは桐生さんのポストカード。
http://buff.ly/1pq0OyX
8巻では桐生さんをビーメラ4降下班に入れたので、出番があるゆえ。
というか他のヤマト側の女性キャラは大概、特典用に描いてしまったので、
あとは、イスカンダルとガミラス組になってしまうため。

Kiryu
丸善は伊東のポストカードと森雪のペーパーが同梱されます。
以前少し試した画面処理をポストカードでは施してあるので、
絹本に描いたように感じてもらえるはず。
もう少し彩色を淡く水彩調に出来たらよかったのだけど、
ちょっとしくじったw
図案は丸善・お茶の水のTwitterなどでオープンになることでしょう。

サイン本は書店から角川への依頼があれば、署名するつもりです。

今回の本の進行は、本当に厳しかった。
角川の3月決算に間に合うように出版することを大前提に、
最初から交渉の余地がないまま、
進行が厳しくなっても
「事故案件」扱いをちらつかせて予定を変えず、執筆を強制されて、
1日25.5時間ないと終わらないような(当然睡眠時間は含まれない換算)ペースを
示される中で、ひたすらに描き続けた。
執筆中に、胸に鋭い痛みが何度も走って、
仕事中に心筋梗塞で机で倒れて亡くなった父親を思い出したり、
睡眠時間を4時間半から3時間に減らして朦朧とした日々を
3月の頭は送っていた。
そうした都合で、毎月の更新にタイミングを合わせられずに、
掲載頁数が少ないことになり、それに対する苦言ばかりが聞こえ、
もう何十頁も描いているのに、それは読者には判らないことと、
悔しさ悲しさに胃の痛みが増していった。
僕は20代の頃は小心者であることや
職場の先輩のY氏に執拗なイジメを受けていたこともあって、
(今なら訴訟になるレベル)
胃潰瘍・十二指腸潰瘍を患い、
胃痙攣で救急へということもあったから、
間違いようのない痛みだ。
〆切を限界まで延ばし、それでも残された時間が足りなすぎる状況で
編集部へ発売の4月への延期を懇願したが、聞き届けられず、
逆に提案を受けたのが、物語最終部分16頁分のカットだった。
印刷工程で頁は4の倍数、8、16、32が単位になり、
16は1折と言われる技術的なパッケージ量だ。
「ネームを見て言っていますか?」
「いいえ」
電話でのそういうやり取り。
これまで、ヤマトのコミックは1冊の読後感というものを大切に描いてきた。
それが作品の満足度や意味に繋がるよう計らってきた。
そういう作り手の心や作品性とはまったく関係ない
決算期に間に合わせる都合を優先させろということだ。
実は6巻の時、やはり映画公開に合わせろという角川の指定による
スケジュールの逼迫でも、まったく同じ提案をされた。
これは断固として拒絶した。
それはカットする位置がまずくて、お話や演出が成立しない状態になるからだった。
そう。つまり僕は提案を頭ごなしに否定するのではなく、
検討検証をして答えている。
そして8巻のネームを検証した結果、
演出的にここでカットは可能であると判断し、提案を受け入れた。
(それでも入稿まで苦しい日程なのは変わらない状況)
なので、ヤマト側の反乱編の顛末まですべて完結できるよう
物語、ネームは完成していたのに、
それは次巻送りになったということだ。
https://gyazo.com/6f7141b4c5a1ff776084e4fef7c863e4
そのためデザインが入る必要で、先行で描いて納めてあった8巻の最終頁は
描き直しの差し替えになり、
使われることは無くなった。

Y43_85
残念ではある。
でも、そもそもが3月に刊行という急なピッチを求められたがゆえに
十分に盛り込めなかった演出や描写を
再度盛り込めたものに仕立て直せるので、
カットになったとはいえ、より良いものに仕上げられるという
機会を与えられたようにも考えている。
その意味では、16頁カットの提案は、必ずしもマイナスではなく
プラスに働くきっかけを作ってくれたのだ。
漫画家は自分の作品に呑まれているからこそ
踏み込めない判断もある。
その検討の機会を作ってくれたという意味で、
編集にはお礼を述べた。
なので、8巻は「引き」で9巻へ続く。
それでも楽しんで読んでもらえるものにはなっていると思う。
手にとっていただけたら嬉しい。

9巻はバラン星突破までを描く予定。もうプロットに入っている。

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2015年12月26日 (土)

年末のおしらせなど

12月に入って風邪をひいてしまい、伏せっていたものだから、
仕事の進行に深刻な影響が出てしまった。
でもなんとか脱稿。
心も身体も疲れた。とても疲れた。
https://gyazo.com/6fd1e6569f345edea426848ea71f7e78
(ビーメラ星上空・フィニッシュ後(上)と前(下) 森林限界、谷、雲の影、艦容の陰影、それをたしただけで表情は変わる。これまで生きてきて何を見て感じ考えてきたかで、絵に加えられる要素は異なる)

更新は年内・来週早々のはずなのだけど、
なぜかwebに記載された更新日は随分先の日程を示してあって、訳が分からない。
先月もそうだった。
不正確な記述が続いている。
懸命に描いているのに、相手はそんなことはお構いなしに
コイツは原稿遅いから保険でこのアタリの日付にしておけみたいな扱いなんだろうな。
僕のせいでそうなったのだと言えば済むし。
そんな真っ暗な気持ちを抱えたまま、
依頼のあった冬コミ(!)の原稿を手がけたりしている。

そう冬のコミケットが目前だ。
なんだか周囲から「冬コミ出ないんですね」って、何度も何度も何度も言われて、
不思議に思っていたんだけど、
サークルmsのwebカタログを見たら、
うちのサークルの[お気に入り]のリンクが消されているみたい。
過去に「お気に入り]にチェックしてあれば
サークルの更新情報とかメールに届いたりするし、
その便利さに安心していると、
リンク切れされたサークルは、冬コミに参加してないかのように、
気づかれない存在になっている。
リストに上がらないから、僕は今回不参加だと勘違いされているんだろうな。
ただでさえ、連載持ってる漫画家とは思えないと友人が驚くほど閑散とした
マイナーサークルなのに、どこまで閑古鳥を鳴かせようというんだろう。
意図したものではないと思うけど、これはもう悪質ないじめか情報戦の実験状態だよ。
どうしてリンクが切られてるって判ったのか?
それは、自分で自分のサークルを[お気に入り]登録してたから。
いつも淋しい自分のサークルをせめて自分だけでも登録してあげようって思っていたから。
だのに、その自分のマーキングが消えてる。本当に惨めな気持ちの上塗り。
サークルmsの[お気に入り]のリンク切れは、
僕自身の登録分では、僕、あびゅうきょ先生、氷川竜介さんの3サークルを発見。
そういうサークルは他にもたくさんあると思うので、
冬コミに参加される方は、注意したほうがいい。

そして僕の参加だけれど、
前述のような状況で身動きがとれず、自分の本は断念。
依頼のあった友人たちの本へ、時間が許す限り手がけたのだけど、
それでも依頼を断らざるを得ない不義理をしてしまった方もいて、
申し訳ないばかり。
で、自分が参加したものは
[1日目]
東:T-08a 日本晴 
 ここでは間に合えば、食戟のソーマの本と東郷隆先生の「定吉七番」本の装丁など
東:ニ-10a KIYO CLUB
 ルパン三世本 にイラストを寄稿
東:ニ-60b Factoryきゃの
 ヤマト講座本3 に表紙画など寄稿
東:ぺ34a
 クラッシャージョウ本 にイラストを寄稿
[3日目]
東:Y-07a MASHROOM
 YAT安心!宇宙旅行20周年記念本にイラストを寄稿 

お声掛けいただいたのに、練りこみの時間が不十分になってしまって、
今回は反省点の多い絵を提出してしまった後悔がある。情けない。

うち、ルパン本とヤマト講座本は
僕のスペースに委託という形で置かせていただく予定。
昨年冬は原稿の執筆で欠席、
この夏は原稿の執筆で昼で退席、
今回も新刊はなしという恥ずかしい状況ではあるけれど、
せめて3日目はちゃんと会場にいる予定。
本当に地味なマイナーサークルなので、
お立ち寄りいただけたら嬉しいです。
ということで、3日目に出ます!
東3ホール ウ-24a むらかわみちお党 にて。

Ymk3

 

ここより以降は暗い話。
もうずっと仕事をしていて、まともな休日もとれないので、
体力や免疫力も落ちているせいか、風邪の治りも悪い。
その一番症状の重いときに角川からは
「いいからそれでも描け」とのお達し。
コミックスを3月に出して決算期にからめるっていう発想は
そりゃ元社長としては理解はするけれど、
過労死してもおかしくないような状況で仕事させていて
何も助けてくれないまま、原稿の枚数だけは要求する。
僕の生死や漫画の内容や質は二の次で、決算に間に合わせることが重要。
そこまで追い込んでる自覚もないんだろうな。
昨日、友人から聞いて初めて知ったのだけど、
昨年あたりから、ヤマトファンの皆さんで僕に感想を届けようと、
以前はコミックスに挟まれていてweb連載になり無くなったアンケート葉書に
似せた書式で刷った物で編集部宛に投函をしてくれていたということ。
そしてそれは、まったく僕のところには届いていない。
何年か前に一度、まとめて渡された1回きりだ。(ゼロのプラモなどと一緒)

今日は一人でずーっと自分は愚かでクズで、絵も漫画も下手だって反芻し続けていて、
かなりグロッキーになっていたけど、一つ判ったことがある。
もちろん自分が駄目人間である前提は決して揺るがないけど、
こういう凹みって仕事があがってアシさんが引いたあと、いつもなってるってことだ。
漫画家であることを除いた僕個人は、結局誰もそばにいないから。
毎日毎日、朝から深夜まで机に向かって、
とうとう誰とも口をきかなかったな、家を出なかったなという日が
1年の大半を占める今の生活は、人間的じゃない。
ああ、駄目人間は人間以下だった。そうか。そうだよね。
たいそうな野心とか持っていないつもりなんだけど、
傍にいる人に感じる優しい気持ちを大切にできる場をもって、
その心でいろんなことをしてあげられたらいいなって願っているだけなのに、
どうして結局は一人なんだろうなぁ。
一番大切な願いはどんなに努力しても絶対手に入らないっていう僕のジンクスは、
そうやって人生を覆い続けていくのかな。

以前にどこかの漫画家さんが、孤独に耐えかねて
漫画家を辞した話題がネットに上がっていた。
この孤独の話題を改めて眺めると、
漫画家の階層というかスタイルの違いに触れている発言がないと思った。
「そんなことないよ頑張れ」みたいなことが言えるのは、
大手週刊漫画誌系で描いていたか、
そういう執筆環境や文化の中で描いてきたか描いている人。
日頃、アシさんに囲まれ、編集部のケアもあり読者も活発な人。
だけど、血を吐きそうに孤独に苦しんでいる人は、
零細で殆ど一人でこつこつ描いていて、
編集部もろくに相手もしてくれず、
ファンの存在すら感じられないまま、家の中に篭っている、そんな漫画家なんだ。
どちらもそれぞれの苦労はあるけど、
この孤独の意味も理解しないで「大丈夫」とか言ってくれるな!
そういう絶望的な孤独にある漫画家のほうが、
大所帯で描いてる漫画家の数十倍もいるんだから、
そちらのほうから、こちらのほうに、同情と哀れみで励ましてくれても、
ちっとも同情なんてシンパシーで繋がってない。
そこをもっと意識して、心を救っていく道筋を拓いていかないと意味がないんだよ。

僕はこの低所得者層が増えていく格差社会の流れの中で、
貧乏な人ほど結婚するべきと考えている。
それは生計や扶助など二人なら一人よりも楽になる事が多いから。
「貧乏で結婚できない」と言う発想を逆転させるべき。
その延長で、零細漫画家も結婚をしたら良いのになと思っている。
収入や扶助がどうのという前に
誰かと口をきける。その喜びが心をどれだけ救ってくれるか。
最近、周囲の漫画家さんの結婚が続いていて喜ばしい。
僕自身は不甲斐ない境遇でも、友人の幸福は我が事のようにとても嬉しい。
どうかどうか二人でいることの充足と幸せが人生の糧となりますように。
(なのでオイラも結婚したい。というオチか)

そして年の瀬の御挨拶。
みなさまどうぞ良いお年を。

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2015年9月30日 (水)

久々の日記更新

あんまり間が開くと日記ではなく月誌とかになってしまう。
コミケット以降、すぐに連載の〆切、業界誌表紙の取材、SF大会(鳥取県米子市)、
帰宅して9月は単行本作業、連載の執筆、ネーム集の執筆編集、
大阪でのヤマト講座、書店特典と休む間がなく、
落ち着いて日記を書く時間もとれなかった。
親しい人とお酒を呑む機会がなかったとは言わないけれど、
疲れているのか、少ない量で酔いが廻ってグロッキーがしばしば。
出渕監督と新宿でお酒を呑んだ日も、
気づいたら自宅の玄関を上がった床に倒れていて記憶がない。
こわいこわい。というかとんだ失態。
要注意だなぁ。

あれこれ書きたいことはあるけれど、
公的な報告とお知らせを中心に。

8月末のSF大会は初めての参加で、分からないことも多かったけれど、
とても良い出会いに恵まれて、楽しく過ごすことができた。
僕はもっぱらヤマト関係の企画などに召集がかかっていたのでそこを中心に。
でも金田伊功さんの作画についての講座や
加藤直之さんの電子画集の紹介、板橋克己さんのメカ講演など
興味深く、またとても勉強になった。
そして「宇宙戦艦ヤマト2199・星巡る方舟」が星雲賞を受賞して、
会場にいた出渕監督を始めとした関係者はみな大喜び。
米子の夜に祝杯をあげた。
メカデザイナーの山根公利さんは隣の島根県在住で、
監督に「飲みにおいでよー」と非常呼集をかけられ参加。
初めてお会いしたのだけれど、僕の母が島根出身で、
しかも山根さんと同じ市内であることが判明。
なんだかとても仲良しになれた。嬉しい。

米子からの帰宅後、コミックスは加筆修正も済み、無事に入稿。
追加頁は2枚、口絵もカラー化。トーン追加や加筆は殆どの頁で行っている。
玉盛さんのカバー画も、ドメラーズと次元潜行艦の雄姿がかっこいい。
コミックス7巻の発売は10月10日土曜。
流通の関係で数日早い発売の店もあるかもしれない。
そろそろ見本も刷り上るはずだけど、まだ未見。楽しみ。
内容は、前の6巻もそうだったけれど、アニメとはお話を組み替えて、
流れを維持しながらドメルの描いた戦略を2つの戦いで一気に見せていく。
ドラマのほうも違う印象のものを織り交ぜて、肉付けを。
物語が後半へと向かっていく段階で、プロットやキャラの方向性に
僕の思惑が明確になるにつれ、違和感を抱かれる人が出るのは覚悟のうえ。
アニメのまんま漫画にしたら意味がない。
終盤の徳川機関長の言葉は、
若い人よりも仕事で中堅以上の年代の人なら、感じるものがある。
そう願ってのもの。
これは違うと言う人がいてもいい。
でも僕はそういう解釈をし、想いを描きたかったのだから。そういう漫画。

2015100111290000
追記:届いた!(10/1)

7巻の発売に合わせて、ネーム集の第3弾も刊行される。
今回も2集と同じく、ヤマトクルーさんからの発行で、
コミックスの5巻6巻のネームと、その全頁の解説が載っている。
表紙はこんな感じ。
Rf3
内容は巻頭カラー8頁にモノクロ本文96頁。
各々こんな感じになる予定。

Rf03_0

ヤマトクルーでの予約期間は終了してしまっているけれど、
今回部数限定で、ComicZINの店頭販売がされる予定。
http://www.comiczin.jp/info/comic/index.cgi?no=5040
webで告知も出ると思うけれど、コミックス7巻と同時発売のはずなので、
予約されていない方で秋葉原や新宿のZINで見かけたなら
手にとっていただけたらと願う。
またZINにはコミックスの通常の特典としてポストカードの付録つき。
西条さんにしました。島根県出身なので大好き(そこかよ)。
Postcard_zin7

丸善・御茶ノ水店でもポストカードとペーパーが付く予定。
絵柄はカードの方はお店から男性キャラでとのことで、フラーケンとハイニ。
Postcard_maruzen07
ペーパーは新見さんにした。https://gyazo.com/8b14fcac99b1e86b0e9be230b3e0a60a
7巻ってあんまり女性が活躍していないので、誰を描こうかなと思ったら、
お話でお局様全開だった新見さんの、可愛い感じを描いてあげようと思い立ちまして。
いつかカラー画にしてみようかな。

27日の日曜日はヤマト講座in大阪だった。
会場の雰囲気も良く、
ゲストの堺三保さん、大本海図さんのご協力で
終始にぎやかで、笑みに溢れ、
自分も楽しい時間として過ごすことができた。
というか普段より陽気なくらいで、あとで赤面。
今回はなんだか僕の漫画を解剖するような内容だったので
参加されたお客様に楽しんでいただけるのか
甚だ不安だったのだけれど、
和やかな雰囲気にすっかり調子にのってしまったんだな。
ともあれ、ありがとうございました。
当日の特別メニューは僕の方でレシピを考えたものだったので、
ここに備忘録的にメニューを掲載。
********MENU**********
【ドリンク】
◆「太田の寝酒」(ワイン)
大阪産のワイン
大阪はワインの産地なので、地場のワインを調達。赤白どちらでも可。

◆「大都督の祝杯」(カクテル)
ズブロッカとアップルタイザーを1:1で。
そこに薄い輪切りの生キュウリを数枚(またはスティック状)。
グラスには氷。度数高め。

◆「沢村の穴」(カクテル)
梅酒とホッピーを1:1で、あとは氷。
肉体労働に疲れた労働者のお酒w

◆「惑星間弾道弾」
黒ビールのみのデカ生ビール。
◇桐生さんのお茶の時間(ソフトドリンク)
トワイニングの「レディグレイ」を購入し、アイスティに。
これは自分が好きな香りだから。

【フード】
●「青虫のソテー・ガトラン風」
ひき肉をオリーブオイルで軽く炒め、そこに
食べやすいサイズに切ったホウレンソウ(多めに)とナスを合わせて
さらに炒める(ここでは味はつけない)。
そこに、プレーンヨーグルト+塩+ニンニクすり身(チューブ)で仕上げたトルコ風ソースをかけて完成。

●「ククルカン麺」
既存メニューのネギ塩豚丼の具材に、賽の目に切った生の水ナスと、スパゲティの麺をあわせたもの
●「デスバーテーター」(実現ならず)
食パンを斜めに切り、その上にカニカマ、たらこ(チューブ可)、スライスタマネギを敷き、
マヨネーズを軽くかけ、とろけるチーズを乗せてトーストする。

●「クリーム・メルヒ」
クリームチーズとアボカドを1:4程度で和えて、カイワレ大根を少々乗せ、
ワサビドレッシングをかけて完成。
ドレッシングは市販品で可。ワサビ強めが良い。

●シャンブロウ
梨を入れた牛乳寒天。仕上げにミントの葉を1枚。
スイーツとして。作りおき出来るので便利。

翌日はヤマトの連載の更新だった。
いよいよ反乱編。
新幹線の中でもアイディアを練りながらで、
まだお話が固まってこないけれど、
アニメ本編とは違った印象の漫画版ならではの話になるよう頑張ろう。

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2015年8月15日 (土)

コミケット88など夏のあれこれ

現在、連載原稿の真っ盛り。
お盆などはさておき、執筆に勤しむ日々が続く。
https://gyazo.com/5eebe309b7a8ae9edb53894dee453809
https://gyazo.com/6bd97f98e848dfe33b58fbf2a7267934
コミケット88が開催中で、冬コミには欠席をしてしまったので、
今回はなんとか顔を出そうと思っている。
スペースは日曜日 西 し-10b」。
新刊はないので、諸々のお知らせを記した無料配布のカラーチラシを用意したのと、
寄稿をさせていただいたKIYO CLUBさんの新刊を委託でお受けしてお店を開く予定。
本は「ガルパン」なのだ。
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あとは在庫の「アルペジオ」本を若干数。
前述したように、原稿の最中なので、お昼を過ぎたあたりで帰宅して
家で仕事をする予定。
このblogはそう訪問者はいないし、Twitterのアカウントは持っていないので、
訴求力は無きに等しいけれど、
そんな感じであわただしく参加をする予定。

抱えている原稿を脱稿したら、
コミックスの加筆修正作業などと並行させながら、
29、30日開催のSF大会に参加する予定をしている。
SF大会はこれまでまったく縁がなくて、初めての参加。
今回、ヤマト2199関係の企画が複数組まれている様子で、
招聘されたという感じ。(宿泊・交通費は自腹)
その企画に顔を出せということらしいのだけれど、
内容や構成についての事前の説明がまったくないので、
舞台にあがる必要があるのか、何か話をするのかも、
僕自身が理解していない。
準備をしない場当たり的なものは苦手なので、正直、弱っている。
壇上に登る以上は、お客様にちゃんと楽しんでいただける内容にするのが
責任なので、それを果たせるようにしたいのだけど。
会場は鳥取県米子市のコンベンションセンターと文化ホール。
山陰は大好きだけど、参加者からは遠いかもw

SF大会を利用して島根にある祖父母と大叔母の墓参りに行こうと思う。
そのことを知った妹から、手紙が届いた。
郵便で届く手書きの手紙ってなんだか久しぶりに貰う。
以前に彼女が帰省した際の島根情報が文とイラストでみっしり書いてある。
微笑ましい。
手紙の結びに、
潮の臭いと古い家々の臭いのせいか、
町が子供の頃に嗅いだ祖父の家と同じ空気に満ちていると書いてある。
楽しみだ。
僕ら兄妹と従弟妹たちにとって、
母の実家は特別な思い出のある場所。
大好きな人たちのいた場所。まさに僕達の夏の家だった。
末の従弟が馬鹿を言い出し、親族がその家をめぐりもめているけれど、
知らぬ振りして焼香と墓参に顔を出そう。
次はいつ訪れることができるかわからないから。
あの頃と同じように、おじいちゃんちへ。
祖父母と大叔母は、父親から蔑まれて居場所が見つけられなかった自分に、
僕には理解できないほどの、惜しみない愛情で接してくれた初めての存在で、
とても大切な人たち。
皆もう亡くなってしまったけれど、
社長になって会社から旅行を禁止されて以来、15年ぶり、やっとお墓参りにいける。
(勤め人の頃はほぼ毎年行っていた)
社長が旅行に出てはいけない理由は、
中小企業では自社の資金繰りに関して時に僕の実署名が必要になるから。
それが例えばこちらに瑕疵がなくても取引先がふっとんで、
資金の流れに問題が生じたときに、
僕が不在で関係書類に署名がなくて対処と実行できなければ
連鎖倒産になったりする。
そういうリスクを鑑みて、僕は国内の長距離移動は禁止されていた。
社畜なんて言葉があるけれど、
社長は、財産も命も行動の自由もすべて会社に差し出さないといけない
人権無視の奴隷と同じ。
そのために墓参にもいけないし、
遠方に住む恩人のお葬式にも出かけられない。
中国へ訪問したのも社運をかけた出張だったから。
その出張も、もしもに備え、会社の活動規模に合わせた
数億の生命保険に加入させられる。
僕の命や存在は、単なる金の担保なのだ。
なので、今度の墓参はしみじみ嬉しい。
レンタカーで片道4時間。国道9号、片側の日本海、片側の中国山地を眺めながら
山陰を堪能してこよう。
 

バラバラに描かれたかっこいいパーツを持ち寄って
パズルのように構成したイラストもどきは、
一枚絵としての練りや覚悟や見極めが不十分で、
魅力の乏しい姿になることが多々ある。
ようは芯がない。
過去の談話の用語を数多くパッチワークしたところで、
結局心のないパズルであれば、
そんなの誰の心も動かさない空虚な戯言だよ
自分の言葉でないもの、
人の言葉の引用に頼るものは、
自分で責任をとらない逃げ道を作っているようなものだ。

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2015年3月24日 (火)

今月は更新ないのです。

月末の火曜、今月で言えば31日、普段なら今頃には
ニコニコエースやComicwalkerで更新になるのですが、
今月は休載であります。
先月も4Pしか描いてないじゃん!というお叱りは覚悟の上。
といいますか、先月はノロウィルスに感染して倒れておりましたが、
今月はヤマトBDの特典のお手伝いをしており、
先月から続いた30枚以上のカラー画を描いたりしておりますゆえ、
漫画の休載を角川にお願いした次第。
そもそも普段は白黒原稿で月30枚程度で連載しておりますので、
カラー30枚となるともうオーバーフロー。
アシさんたちに協力いただきながらイラストと格闘しています。

ともあれ、BDの発売に先行してお披露目もできると思いますゆえ、
どうぞそちらを楽しみにしてください。
「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」BDは本編のリテイクも進行中。
(ゆえにアニメスタッフではなく、オイラが特典に駆り出される)
満足度の高いものになると思います。
発売をお待ちください。

来月はちゃんと漫画描きます!

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2015年2月20日 (金)

次回の更新はかなり少なめ

6巻が発売されて約一ヶ月。
これまで概ね好意的な声が届くことが多くて胸を撫で下ろしている。
(Amazonの書評とか、いただいたメッセージを拝読するのが主だけれど)
このまま連載を続けていけるのかという心配の声も聞こえるけれど、
手にとっていただけることが連載継続の力のすべてであることは変わりなく、
僕のできることは楽しんでもらえる漫画を地道に描き進めるだけなのが現実で、
喜んで読んでいただいた方の声には感謝ばかり。

6巻の読後感で、駆け足という人と、14話だけで1巻とはボリュームかけ過ぎという人がいる。
でも実際は、12話部分+14話+17話部分で計2話分。
つまりいつもと同じペースで進めている。
ただいつもと異なるのは、連載という形で自分の演出やリズム、スピード感で
描き貯めたものを1冊にまとめて上梓するという方法ではなく、
劇場版公開のタイミングに沿わせる形で、「いつまでに何頁描け」という出版社の意思で
数ヶ月カンヅメの描き下ろしに近いスタイルだったこと。
枠の中に納めてしまったという意味では
物語後半にお話を畳み込むためにピッチが早まってしまったので
この「駆け足」という印象になるのだと思う。
自分でもあと4頁ほど余裕があればと思ったけれど
紙面も時間も限界だったのだ。
また、玲ちゃんのブラコン設定は気持ち悪いとか言うのに、
古代兄弟はちゅーしろとか言う女性ファンの心理は分からないっす!w
角川的には妹モノはもう1ジャンルなので、(百合もね)
許してつかーさい。
17話「記憶の森から」の話を今回持ってきたので、
漫画での17話相当がさらっと流されるかと思う方もいるだろうけど、
そこでは真田さんの罪の意識をたっぷりやる予定なので、
まだまだドロドロしますw
(月面遊園地の話はどうするか思案中)

そして次回更新からいよいよフラーケン+ドメル回。
まだプロットを練っていたりするのだけれど、
異次元空間って何だろう?って調べ始めたら頭がハングアップしてしまったので
半田せんせいに質問のお手紙を書いてみようかと思ったり。
で、来週火曜に更新なのだけれど、
恥ずかしながら頁数はたったの4頁…orz
普通に描く予定で、脚本も用意してあったのだけれど、
5月発売の「方舟」のBDに関係するお仕事の依頼がきて、
連載よりそちら優先というお達しで仕込みとか打ち合わせをしていたら、
ノロウィルスによる胃腸炎にかかってしまい、
嘔吐と下痢と高熱でダウン。
BDの打ち合わせもキャンセルして熱でうなされながら寝込んでいたら、
角川から電話。
BDの仕事が止まっているなら、何頁でもいいから連載の原稿を出すべしと。
そもそも今月はBDの関係で掲載なしも視野にあったはずなのに、
角川はある意味で偉いけど、ある意味で困りものだ。
なので復調半ばで机に向かうことになり、
話の切れ目と〆切の関係で4頁に。
それでもバラン鎮守府は描いても描いても画面が埋まらん!
小林誠さんの設定というか背景原図は
結局は他人が描くことを前提としていないからあれがあるのであって、
いやここに描く者がおりますよ!という悲しい状態。
(6巻もこれ全部一人で絵を描いたんだなと振り返ると感慨深い)
(郡司Pには「これ一人で描いてるんですか!?」と驚かれるし)
で、胃腸炎も治りきらず、ぶり返して再びフラフラの脱水症状(今ここ)。

ただ、web連載というものは、毎月更新をすることが大切とのことで、
来月増頁で対応すればいいじゃんとか思うものだけれど、
そこは雑誌とはアプローチが異なるらしい。
そして今月描いた頁は、
コミックスではカラーにしちゃうところなので、
モノクロで読めるのはある意味、貴重。
ということで、平にご容赦を。

腹痛と頭痛と熱にさいなまれながら、
YRAを聴こうとしたら、もうサイト自体が音泉のTOPから消えてた。
番組ページのhtmlは残ってるけど、http://www.onsen.ag/program/yra2/
音源は聴けない。淋しい。
やはりCD第5弾を待つしかないのか。
ということでCDのジャケット画は入稿済み。
テーマは「生えてくる百合亜(・8・)」。
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あ、ちなみに音泉やヤマトの公式webにある最終回収録時の記念撮影で2階席にいる青いのはオイラw

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