2017年9月26日 (火)

Instagram始めてみた

前からやってみようと思っていたInstagramを始めた。
https://www.instagram.com/murakawa_michio/
異動前の角川の担当編集からは関係各所のOKが概ねとれていると聞いていたし、
今日が誕生日だったので、良い日かなと思って。

基本的な目論見は宇宙戦艦ヤマト2199、2202の応援で、
まぁ角川から僕の画集が出ることはないだろうし、
営利ではないし、
絵の全体を見せるのではなく、部分だけだし、
関係各位もあまりお怒りにはならないだろうとのことで。

イラストの部分とその執筆に関する注釈があるだけなので、
基本的に何かを主張したいわけではなく、
なので、コメント頂いてもあまり返事を返さない予定。

一週間に1枚くらい既存の絵を中心にアップしていくので、
このblogと並んで時折覗いていただければ嬉しいなと思うのです。

[追記]
少し誤解があるかもなので。
僕と角川との関係は良好です。
とんでもなく大変なスケジュールとか、こちらの気持ちを汲んでくれないとか、
そういうことは執筆のきったはったではありましたが、
2199のコミックはそれでも以前からずっと、2199製作委員会も含め、珍しいほど円満です。
2202が始動して、事情が色々変わってきた中で、
間に立って長い交渉をしてくれたのは角川と福井晴敏さんで、
ビジネスとして折り合いのつく道を見出していただけ、
今でもこうしてヤマトの仕事をしていることがそれを示しているものです。
先日の2202第3章試写会でお会いした福井さんと角川の編集長には、
そうした今を作っていただいたことにお礼を伝えておきました。
なので、一定の時期がきましたら、2199のコミックは再開しますよ!
それまで、お話を忘れないように、
10月は10巻に該当する部分のシナリオを書いておく予定です。

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2017年8月11日 (金)

夏来る。

仕事がやっとひと段落。
忙しくて先月は日記更新ができなかった。
やや遅れてしまったが、昨夜2202第12話のモニター設定を納品した。
第1話からここまで枚数にしてA4で60枚。
1枚に複数のモニターの設定を描いているから、
メーター数にして100以上は納めた感じだろう。
考えてみるとキャラ設定とかより圧倒的に多い点数だよね。
でも記録集とかまったく載らない。
そういう影の仕事。
イラストも沢山描いた。もっぱらコミケの寄稿の依頼に応えたもので、
なんだかとにかく沢山描いた。
ただそういう絵はお金を頂戴するものではないので、
ずーっと忙しくしていても、
7月から8月の今日までの収入は1万円。(6月は5万円)
社長をしているときに、経営不振の責任をとって、
手取り7万の収入で5年ほど暮らしたけれど、そのときより貧しい。
その5年間で貧しさにはすっかり慣れているので、
それほどの悲壮感はない。
ただ、こんなに忙しくているのに、どうしてここまで低収入なのかということは感じる。
経営していた会社を畳む決意をする前、父の代からお世話になっている会計士の先生に、
「貴方は社長をやっていてはいけない」と諭された。
それは僕が根本的にあまりお金に興味がないこと。
お金を稼ぐことに熱がないこと。
社長に必要なその執着と資質に欠けているので、
自分も親族も社員も不幸になるだけだと言われた。
僕は働くことは好きだ。
特に志を持った人の力になれるボランタリィなことが大好きで、
気がつくと、お金を頂戴する仕事よりも
無償の絵の依頼を山のように受けてしまって優先してる状態。
僕は、働くことと金銭収入を得るということを結び付けていく才に
欠けているのかもしれない。
ヤマトの連載は休載を余儀なくされ、
いただいたノベライズの仕事を進めていく予定であるけれど、
本の出版は10月だから、
年末まではこのまま、まとまった収入はなさそうだ。
まだ先であろう連載再開まで命をつないでいく努力をしていかないとと思う。
他の漫画を描く仕込みもしていこう。

今日から夏コミだ。
友人宅でコミケットカタログを久々に眺める機会があった。
色んな魅力的な絵が並んでいて、
今の流行の表情とか目ぢからとかデッサンバランスの中に、
こういう絵が描けたらなぁっていう欲求の高まりを感じる。
逆に巧くて個性的でも古かったりどこまでもニッチな絵があって、
豊かさと残酷さの総覧だなと思えてきた。
趣味や嗜好の豊かさを許されることは、何よりも素晴らしい。
でも同時に「商業絵描きとして、自分はどうありたいんだ?」と問いかけてくる。
「漫画の内容が面白ければ売れるはず」で止まってしまったら、
「じゃあなんで人気ないの?」っていう問題に切り込めない。
漫画は絵だ。
自分の絵に魅力が薄いのなら、そこに向き合わないといけない。
僕の尊敬する先達はそこへ果敢に挑戦してる人が多い。逃げてない。
固定読者はある意味で残酷で、
好きになってくれたから作家に寄り添ってくれ、
「面白いです」「絵が好きです」と認めてくれるけれど、
それがニッチな嗜好であるならば、
作家はその狭い市場に安心と安寧を見出し、錯覚して甘え、
自ら墓穴を掘ることにもなりかねない。
だから編集者が要るとも言えるのだけど、
それでもなかなか気づき、自分を変えていける人は少ない。
だからこそコミケとか漫画のイベントは、
描き手が自分を相対化したり、自分に足りないものを見極める機会として、
意義深いなと思う。
僕が二次創作同人誌の寄稿依頼を請け負うのは、
自分の普段描く絵とは違う理念の絵に、触れて描く機会を得られることと、
そうした沢山の絵が集まる即売会っていう場へ
自分を結び付けていく糸になるからだったりするから。
ただ、参加して面白い同人誌じゃないと気持ちが萎えちゃうので、
そういうドキドキも大切。
惰性で作っていたり、編集に意思や意図が薄弱な同人誌は、
もうこれからは距離をおこうと思う。

夏コミではあちこちに原稿を寄せた。
でも、あんまり描いたので
自分でも収拾がつかなくなっているかも。

12日は
小林治さんのFactoryきゃの(東ハ-53a)に
「超人ロックの世紀 50th Birthday book」にカラー画を寄せた。
聖先生が描かれるロックのイラストとは敢えて別の構成で組んでみた。
50周年って凄い。
僕は聖漫画に初めて触れたのは作画グループの「ダリウスの風」で、
しかも近所の人からいただいた週刊少女コミックの古本でだった。
(近所に本屋のない寒村だったので)

よしぞうおねえさまの伊太利堂(東ム-26b)では
斎木さんの御本「BT-42突撃砲写真集」の巻末にイラストを。
珍しく自分から何かお手伝いさせて下さいと無理を申し出て、拙作を掲載していただいた。
Finnish__2

うみうし一家・プロジェクトPSstory(東O-23b)へ
古代守と石津副長のイラストを1枚。
脱稿後に冗談で作った絵を「ノベルティに使いたい!」という要請で、
すでに破棄してしまっていた(一発ギャグだし)データをいちから作り直すという
手間を踏んだものが並んでいるはず。
Umiushi_kemofriend_2

KIYOさんのKIYOCLUB(東O-23a)にはなんだか沢山寄稿したw
まずはけもフレ本。イラスト2枚になぜか結果的に表紙デザインまで…。
そしてヤマト本。

Kiyo_h1_2
久々のお題というだけでなく、2202のみならずヤマト2や さらばも扱うので、
新作+過去絵加筆版=7枚も寄せてしまった。
それにエディトリアルや、素材撮影のお手伝いまで。
内容の構成をその際に拝見したけれど、攻めまくってる。
なんだかドエライ本になるぞこれは!
表紙も凄いが、ページをめくったとたん、波動砲級のショックで脳髄がしびれる。
これがファンジン、これが同人誌だ。好きこそものの狂気なれ。
うみうしさんのキーマン絵で蝉がでかいのも、実に攻めている。
執筆時に指摘したけど、縮小しない豪気。さすがは遠州灘のビッグママ。
これと同じ勢いが本全体に恐ろしい勢いを与えている。
全68Pが攻めてる。
この本は買った人が楽しめるだけでなく、
描いた人も参加させてもらったことに興奮を感じるはず。
さすがKIYOさんは同人レジェンドだぜ!

13日は
野上武志さんのFirstspear(東Z-16b)ではモノクロイラストを1枚。
同人誌で長らく連載展開してきた「蒼海の世紀」がいよいよ完結。
僕自身も長くお付き合いさせていただいたので、記念に1枚。
本当は本編のお手伝いもしたかったのに、
こちらの仕事があっぷあっぷで叶わず。ごめんなさい。

あとは自分のところ。(東こ-41b)
委託をお受けしているKIYOさんの新刊が2冊もあって、
本人がガンガンに売る気だから、
普段のマイナーサークルじゃなくて、
KIYOCLUBのダミーサークルみたいに見えるだろうな。
僕のところにも新刊があるのが申し訳なくなってくるというか、
みんな委託の本が目当てだろうし、
分相応に隅っこで小さくしていようって思っている。
Twitterとか人様の目に触れる媒体を有している方々が
「お品書き」と称して人通りのある所に看板を掲げられている。
それを見かけると、
自分の夏コミ初売りの新刊の宣伝はあまりしないようにしようと思う。
というかTwitterとかやっていないから、
そもそも宣伝力なんてものがないか!
見栄を張ってはいけないね。はははは。
自分はシャッター通りの更に奥の路地で看板出さずに営業している、
ありふれたラーメンを出すだけの中華店みたいなものに感じる。
身の程を知るのもコミケなのです。
Ks_ad

あとは、けもフレ本でコウテイを描いたり、
日本晴の幼女戦記本の表紙をやったり(中身はやってない)
ガルパンのクラーラの絵を描いたけど、
どこにどう並ぶのか、なんかよくわからん。

ともあれ、僕は自分のスペースに小さくなっていると思うので、
KIYOさんの本を買いにお立ち寄りいただいた際に、
ああ、あれだなと一瞥いただければと思います。

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2017年6月21日 (水)

色々と公開

この週末の24日から、ヤマト2202の第2章が劇場公開となる。
自分もモニター設定で参加をしているけれど、
僕は紙で描いて提出のスタイルをとっているから、
最終的にCGへ置き換わったものは、自分のイメージとやや異なるものになってる。
デザイン的なチェックに僕が関与するプロセスがないから致し方ないのだけど、
編集のエディトリアルではありえないが、
アニメ制作はこういうものなのかな。
ともあれ、関係者試写会で観たときは、そういう「違い」が気になって、
内容が頭に入ってこなかったので、
どこかでちゃんと劇場に足を運びたい。
初日は席がとれなかったし、
理事を拝命しているマンションの管理組合の会合が朝9時から入ったので、
家で仕事をしていることになろうと思う。
ヤマトの劇場公開で初日に行かないのは珍しいことかも。

24日は僕のコミカライズの2199が久々に更新になる。
(おそらく、ComicNewtype) https://comic.webnewtype.com/
1月には脱稿していたものだけど、
それを10頁以上にわたり修正と描き直しをすることでようやく掲載許可が出た。
https://gyazo.com/1e60a728a69016c4ecce2b7b4e9346a5
コミックスにまとまるときは、元の内容に戻してもらう約束にはなっている。
そこについては角川が尽力をしてくれたし、
異動になってしまった元の担当編集の助言もあってのことで、
感謝をしている。
ただ最終的には単行本に収録されない絵を描くのは、少し悲しかった。
それでも手を抜かず、力強い絵になるよう心がけたので、
久々の更新を見ていただけたらと切に思う。
その更新の際に、頁の末尾に色々お知らせが公開になる。
ヤマト2202の仕事や、連載の事情などもそこで触れていく予定。
多くの人は映画の公開初日だし、
そちらに気持ちがいってしまっているだろうけれど、
影で頑張っているのだ。

夏のコミケットは受かって、サークルガイドも到着。
三日目の13日(日曜) 東7の こ-41b
新刊もできているし、あちこちに寄稿もする予定。Ks_ad
相変わらず サークル.msのwebカタログでは
お気に入りのリストから毎度登録抹消されるので、
むらかわは落選したなと思う方も多いと思うけれど、
影で頑張っているのだ。

イベントといえば、11日に新潟COMITIAに行ってきた。
サークル参加ではなく一般入場で。
こじんまりとした規模ながら、サークルも参加者も温度が高くて、
漫画を楽しむ意気を感じるものだった。
大都市圏への集約、ネット販売の拡大、客層の変化と人口減。
地方の漫画イベントの再生を考えていこうというテーマを抱えて、
それら課題や逆に地方ならではの魅力などを踏まえて、
考える時間を現地の方にいただく中で、
元企業経営者として意見を交わした。
企業活動、そしてイベント設営も連綿と繰り返し続ける中で、
昨日を踏襲し、押し流されるばかりになり、
「自分とは何なのか」「自分はどうありたいのか」を見失い、
目標に掲げる姿や心が見えないから、
動くための方向も標も、歩くための骨も芯もなく、
マインドとは異なる数値目標が、ありたい姿になりすましたりする。
誠実に向き合っていても押し流されることはある。
だからこそ、理想、理念を言葉にしようと話した。
その言葉があれば、
自分が向かうべき先が意識できる。
今の姿との違いや、己の活動の誤りを発見できる。
新しい企画を見出せ、連携させる意味が強さになる。
理想のための忍耐もできる。
それは企業に限らず一個人でも同じだと思う。

新潟のイベントなどで時折お会いする方がいる。
僕と僕の描いた漫画について一所懸命話そうと努めてくれる。
ヤマトという作品が大好きな人で、
ヤマトはこういうファンのものであり、支えられているんだなと思う。
3月のガタケットに参加した折も訪ねてくださり、
「ヤマトを応援するためにTwitterを始めました」と話していらした。
僕はアカウントを持っていないけれど、友人から聞こえる話では、
RTや何かの受け売りではなく、批判を目的とせず、
大好きなヤマトについて自分の思っていること考えていることを
自分の言葉で熱心に発信されているとのこと。
ヤマトのファンの中でも共感される人が増えてきているそうだ。
https://twitter.com/tomoneko_2199
それは素敵なことだ。

でもそれとは逆に、
誰かの発したヤマトの新しい情報を
人より先に吹聴して回ることで
ヤマトファンの中で自分を大きく見せようとし、
それで自己顕示欲を満たしているような動きをしている
ファンの人もいるとやはり友人から知らされる。
自分の言葉ではなく、言葉のリスクも追わず、
自ら相手に確認もせず、
周囲を出し抜くことで己を誇る先に、
その人はどんな自分になりたいのかな。
なりたい自分を言葉にしたとき、
その姿と自らの言動は本当に同じ方向を向いているのかな。
その姿は我欲にまみれた業界ゴロでいいのかな。

現実主義をもって重用する人には理想論を軽んじる人がいるけど、
軽んじる人ほど、道を失った汚い現実や己を自己弁護するばかり。
言い訳を語る人が魅力的に見えることはない。

このblog以外にSNSを始めてみようかなと思い始めてる。
Twitterではなく
Instagramで、これまでに公式や個人的に描いたヤマトのイラストを
フレーミングして公開したらどうかなと。
僕の描いたヤマトの絵はイラスト集とかにまとまることはないだろうし、
ならば2202のエールになればいいかもと思って。
影で応援を頑張るのだ。

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2016年12月30日 (金)

年末の御挨拶

昼食を食べに寄ったインド料理店で流れてる民放TV。
今年の重大ニュース50を「放送時間数で算出」したランキング!
ってさもまっとうそうな数字を言うけど、
やっぱりゴシップが上位になることで、
自分の番組はどれだけ社会的に重要かよりも、
離婚や不倫や醜聞と犯罪ばかり扱ってきたかという
お里ががばれる見事なお馬鹿コーナーになってる。
報道とかジャーナリズムとかの名を使って公共の電波を用いた発信をする存在は、
どんなに小さな話題でも、自らの見識と哲学にしたがって、
社会の中の意味を問うスタンスを見失ったら、
単なる客ウケ狙いのゴシップちんどん屋だろ。
スポンサーが喜ぶように馬鹿話と珍妙な音でビラが配れればそれでよくなる。
事実と関係なしに自分で筋書きをこしらえる
最高の手抜きと無礼である
「感動レイプ」も横行するわけだ。
その中でSMAP解散にやはり触れて、
今日のクラウドファンドによる全面新聞広告を
ファンの心が彼らに伝わって喜んでいるだろうとか勝手にコメントしてる。
志しを受け取っても、何も出来なくなってしまった自分達を
悔やみ苦悩するとはまったく考えないんだな。
表現者がその大切な術を破壊された姿なのに。
そしていつか再結成をとか美談でまとめようとする。
それってメンバー達の心を無視したエゴだとは思わないのか。
呆れた。
スマスマは料理番組好きだから、バラエティが大嫌いな僕も結構観てた。
最終回はビデオ振り返りで新規収録の出演はなかった様子。
本人達の納得のいく形であれと願うけど、
マスコミは放送前でも有終の美を評価として吹聴するのは、誰の思惑なんだろうね。
どう観たって、バックのタレント事務所の
金と欲と保身に翻弄され引き裂かれた惨めで哀れな姿じゃないか。
事務所は猛省を示さなければならないはずなのに、
親心を口にして、責任を曖昧に誤魔化す汚らしさ。
あるいはそれも分からない老害なのか。
四半世紀も国民に愛された存在を、「大人の事情」で私物化し汚して傷つけ、
日本で最もみすぼらしい顛末を迎えた象徴としてさらした自覚をもって、
経営は全員退陣するのが道理ではないのか。
そこへ踏み込めないで、報道とか自称するのか。

昼食後に年始の食材を買出しにスーパーへ。
季節行事に用いる物以外の普通の食材も便乗か高騰してて買う気が起きない。
昨日一昨日まで100円以下だった青菜が今日は150円以上してる。
キャベツや白菜は数日前の安いときに買ってあるし、
正月らしい料理を食べたいわけでもないので、まぁいい。
仕事納めも済み、もう年末の休みのはずだが、
客層は高齢者ばかり。
よたよたと歩き、手にしたカゴへの配慮も忘れるから通路が塞がれ大渋滞。
レジでは小銭を出すのもおぼつかず、計算もろくにできない。
高齢化社会ってこれが普通になることなんだな。
僕は効率主義じゃないし、利益主義でもない。
でも普通にできることができなくなっていくことが常態化した社会は、
存在そのものが物凄く無価値で無意味なロスと無駄を抱えて動くことになる。
それは恐ろしいことなんだ。
レジの支払いで財布の小銭を数えてはやり直す老いた男と
それに連なる長蛇を見て寒気がするのは、
今が年の瀬だからばかりではない。

今年は、色々あって、原稿を描いても掲載できない事情になり、
長く交渉を続けるばかりの日々だったように思う。
角川はその中で、時折、頓珍漢なことはあっても
とても心強く支えてくれた。
深く感謝している。
まだまだ霧は晴れず、来年に課題は持ち越しになってしまったけれど、
漫画をちゃんと描いていける環境にしたいと切に願っている。
別にケンカをしているわけではない。
それぞれの思惑の違いをどう乗り越えていけるのか。
それがコミカライズという仕事の基本の一つでもあるのだから。

映画はあまり数を観られなかったけれど、
なんだかほぼ全部がアタリだった。
ガルパン劇場版に始まり、ユーフォニアム、シン・ゴジラ、
君の名は。、聲の形、この世界の片隅に、レミニセンティア。
実写が少ないなw
カラー10周年記念展は上京していた玉盛さんと観た。
そのまま一日連れ回してしまって、まるでデートだった。
(オッサン二人なのに)
桑島法子さんの宮沢賢治朗読会も行けた。
仕事が中断の間に、でも少しは人間的なことができた1年だったかもしれない。
アニメの設定もやってるし。

そして明日はコミケット91だ。
さっき、親しい編集者から電話がきて話していたら、
僕が3日目に出ているのを知らなかった。
今回もそうだけど、サークルmsのコミケwebカタログでは
僕のサークルは必ず「お気に入り」から削除される。
毎回だ。
だから登録したつもりの人は普通に
「ああ、落選してコミケに出てないんだな」と思うだろう。
それが見事に裏付けられた感じになる。
一応コミケ3日目に出る予定。
12月は漫画の執筆の合間に依頼された同人誌の寄稿をするのが精一杯で、
とうとうまた自分の本は作れなかった。残念。
それでも寄稿した「KIYO CLUB」さんの本を委託でお受けして
お店に並べることになっている。
他に寄稿したあびゅうきょ先生のガルパン本は東 j-35bで
ガルパン三世もまた参加したけど、3日目はどこも扱ってないのかな?
よく知らない。
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で、自分はというと
東7ホール d-02a 「むらかわみちお党」
で待っておりますので、
お暇なときにお越しいただければ、年末の御挨拶もできるし嬉しいです。
それ以外の方は、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年もよろしくお付き合い下さいますようお願いいたします。

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2016年12月17日 (土)

5週目出ますよ。

2202の公式webで告知されている来年2月の劇場公開の応援企画
「たっぷり7週ヤマトーク2199 〜road to 2202〜」。
もう既にスタートしており、
僕も2週目は客席に座り、懐かしいYRAの公録的な雰囲気を楽しませていただいた。
で、来る1月17日の第5週ヤマトークの登壇者の欄にある「他」ってのは
多分僕のこと。

そもそもこの連続ヤマトークの企画段階で
僕の登壇の依頼を郡司Pから受けたときに、
複数回予定される舞台の内容の相談をされたので、
それではと僕から9つ企画案を提出させていただいた。
そのうちの一つがこれ。
自分で出した企画なのに、何で名前が削除されてるんだ!?
紹介するwebニュースによっては
テーマから「漫画」すら削られていた。
ヤマトが大好きで誠実に努力をしてきたつもりなのに
そんなに嫌われていたのかなと
かなり凹んで苦しんだ。
嫌われているかもしれないのに自分の扱いを尋ねるってことは
どれだけ惨めなことかを察してもらえるだろうか。
それでもそれだけ追いつめられて、
製作委員会やMCの小林治さんに状況を尋ねたところ、
むらかわの出演で話は通ってるとのこと。
で、どうやら角川がwebへの出稿時に僕の出演を
勝 手 に 保 留 に し た ら し い
ということが分かってきた。
描いても描いても原稿を掲載してもらえない状況の中で
僕が関係各位に悪感情を持って出演拒否をするかとでも思ったのだろうか。
角川は事前に何度も何度も登壇の意志の確認を僕に直接してきたのに、
それでも疑心暗鬼のリスク管理を優先させたってのは
僕を信用していないってことだよね。
これも悲しいことだった。

ともあれ、2週目のヤマトークの際に楽屋へお邪魔して、
小林さんと話題の腹案など簡単な打ち合わせをさせていただいた。
1時間少々の時間の中だけれど、
メディアミックス作品の創作法や苦労、醍醐味などを
豊田さんと一緒に濃密にお話できたらいいなと思っている。

角川から僕の登壇がwebに追記されるのは
12月26日だと報告がきたけれど、
この日はチケットの発売日。(あと連載のComicNewtypeでの更新日)
宣伝戦略としてはもうアウトの絶望的タイミング。
公式webの担当にはもっと前倒しにしてもらう交渉をしたのか尋ねたけど
その気配はなく、鵜呑みで報告してきたっぽい。
この日程で了解しろというので、状況は理解したが了解はしないと拒否した。
それじゃどこまでも蔑ろにしてるじゃないか。
僕の対面ではなく、ヤマトークの参観者に事前に正確な情報が提示できない。
「交渉なくして妥結なし」昔の上司に教わった僕のモットー。
代替条件を述べて交渉に臨むよう要望をしたが、
あまり期待はできないかも。
ということでフライングかもしれないけれど、
損をする人は誰もいないので、
自分の日記くらいだが、告知をした次第。

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2016年11月12日 (土)

再開

連載が再開になった。
12日0時からComicNewtype
14日にはニコニコA
16日にComicWalkerでの配信だ。
7月から関係者間でずっと交渉を重ねている中にあって、
こちらは原稿を描いて納めているのに掲載・更新がされず、
「ヤマトの連載は更新も止まってるし、もう終わりだな」
「メンタルでもやられてダメになったんだろう」
なんて言葉もネットでは散見されるようになり、
悲しく虚しい想いを強いられてきた。
でも2199という漫画を自分の思うようにちゃんと最後まで描ききるために
今はかがんでいることが必要だったのだと思う。
別に争いをしているわけではない。
皆で未来を築こうとする意志において、
タイミングや思惑が交錯していく中で生じた課題への関係調整を
時間をかけておこなっていたのだ。

僕は漫画を描くことしか立場としては持てないがゆえ、
角川編集部が長い交渉に力を尽くしてくれたことへ深く感謝する。
かがんでいる間に失ったものは多い。
数ヶ月無収入だったというだけでなく、
漫画家としての信用、引いてはヤマトという作品への読者の温度も信用も。
ただ拓かれた可能性も大きい。
可能性を形にしていくことに、これからも努力をしていく所存だ。
ということでアニメの設定をしたり漫画の続きを粛々と描いている。
https://gyazo.com/310a66ede40fe5061778a1f89c145261

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2016年8月10日 (水)

夏のコミケは

連載の進行の山場に重なっていて、以前のようにお休みになるかもと思っていたけれど、
今月も編集部と一緒に諸事情への検討をすることになったので、
コミケには普通に顔が出せそうだ。
2ヶ月掲載がないと2ヶ月無収入ということで、
生活は厳しいけれど、
社長の時に酷い貧乏は経験しているので、怖くはない。

夏コミがもう目の前だ。
周囲の人はTwitterやPixiv、スマホサイズのお品書きとあの手この手。
なんだか周到に宣伝をすることに物凄く余念がない。
丸の内の広告代理店に勤めていたことのある僕だけど、
自分が好きじゃないから、
自分を宣伝するのは自画自賛みたいで吐き気がするから嫌い。
度を越して押し付けがましく広告を繰り返すのも苦手。

夏の暑い盛りに、遠来の友人が訪ねてくれる際に迷わないよう
道案内をするような感じで、お知らせができたらいいなと思う。

というのも、ネット上のサークル.msにあるhttps://portal.circle.ms/
コミケットwebカタログでは、
コミケ開催毎にいつも、僕のサークルを含め分かっているだけで数サークルが
「お気に入り」の設定がリセットされて、
一見すれば、「今回は不参加なのか」と思われるような
音信不通の状態にさらされているから。
この夏の更新でもそうなっていた。
道案内の札を外されているような状況が続くゆえ、
せめて自分では案内をして、
心留め置いていただいている方に不義理を重ねないようにしないとなので。

参加は8月14日(日曜)西2ホール ち-08a
「むらかわみちお党」
というのは相変わらずで、でもここしばらく新刊は出せていない。
イワエもんにも「年に1冊は新刊を」って言われてたのにゴメンなさい。
今回も親しい人のところに寄稿をしたので、
その新刊を委託でお預かりしてお店に並べる予定。
うちのサークルでお買い上げの方には、特製ポストカードを進呈するです!

まずは、KIYO CLUBの「昭和魔女っ子図鑑」。
KIYOさん、そうとう熱心に周知を図っているのでネットでは注目の新刊っぽい。
西館では、うちの所だけの販売になる様子。
ドレミやプリキュア、魔法少女の前の時代に、
愛と希望を振り撒いた魔女っ子たちを総覧したイラスト本になっているらしい。
参加執筆者では年長組に入る僕は、「魔法使いサリー」を描かせていただいた。
入稿したら、いつの間にか表紙画に採用されていた。
フルカラー48Pで1000円で頒布とのこと。
凄くお値打ちな価格で驚いた。

0148_2016b
つづいてはヤマトークの司会等で御馴染みの小林治さんの新刊「ヤマト講座の本4」。
こちらもお預かりする予定。売価は500円。
ここにも寄稿させていただいた。
3と違い、表紙画ではないので、中身は買ってお楽しみ下さい。
2202の制作も進む中、2199テーマの本はこれで一端おしまいだそうで、
多くの方々の寄稿が集まった様子。
僕も楽しみ。
(新刊以外に既刊の「3」も並びます)
当日は小林さんに売り子をお手伝いいただいているので、
小林さんファンは、うちへお越し下さい!

僕の在庫もいくらかは持参する予定なので、興味があればどうぞ。

初日に出展するサークルの幾つかにも寄稿をしたのだけど、
サークル名とかスペースとか曖昧なので、スミマセン。

「プロジェクトPS.STORY」さんは 12日(金)西-k-18b とのこと。
古代守にいさんの絵でも描いたら喜んでもらえるかなと思っていたら、
自作に出るオリキャラを描いて!という気骨のある言葉に感服。

いつもの「日本晴」は、ガルパン三世とのことで、
表紙画やらなんやら色々と。
中身は殆ど あさりよしとう大先輩の個人集みたいな出来で、看板に偽りあり?
追記:日本晴は金東メ46aとのこと。
ただし3日目西ま13aのよしぞうおねえさまのスペースにも委託があるらしい)

あぽろ弦さんの新刊にもこちらから押し付けがましく寄稿したけど、
場所もサークル名も分からん。ゴメン。

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ということで新作アニメの設定仕事を抜け出して、当日は1日会場にいる予定。
漫画の感想などお聞かせいただければ幸甚です。

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2016年3月20日 (日)

8巻がでます。

3月末、Amazonや書店の発売日がなぜか異なるので、
月末というような言い方になってしまうけれど、
「宇宙戦艦ヤマト2199」コミックス第8巻が並びます。
見本はもう手元に届いているので、印刷は完了しているということで、
早いところは23日に入庫、24日に店頭へ出るかもしれません。

Yamato2199_08cover2
今のところ特典は御馴染みのコミックZINと丸善・お茶の水店になります。
ZINは桐生さんのポストカード。
http://buff.ly/1pq0OyX
8巻では桐生さんをビーメラ4降下班に入れたので、出番があるゆえ。
というか他のヤマト側の女性キャラは大概、特典用に描いてしまったので、
あとは、イスカンダルとガミラス組になってしまうため。

Kiryu
丸善は伊東のポストカードと森雪のペーパーが同梱されます。
以前少し試した画面処理をポストカードでは施してあるので、
絹本に描いたように感じてもらえるはず。
もう少し彩色を淡く水彩調に出来たらよかったのだけど、
ちょっとしくじったw
図案は丸善・お茶の水のTwitterなどでオープンになることでしょう。

サイン本は書店から角川への依頼があれば、署名するつもりです。

今回の本の進行は、本当に厳しかった。
角川の3月決算に間に合うように出版することを大前提に、
最初から交渉の余地がないまま、
進行が厳しくなっても
「事故案件」扱いをちらつかせて予定を変えず、執筆を強制されて、
1日25.5時間ないと終わらないような(当然睡眠時間は含まれない換算)ペースを
示される中で、ひたすらに描き続けた。
執筆中に、胸に鋭い痛みが何度も走って、
仕事中に心筋梗塞で机で倒れて亡くなった父親を思い出したり、
睡眠時間を4時間半から3時間に減らして朦朧とした日々を
3月の頭は送っていた。
そうした都合で、毎月の更新にタイミングを合わせられずに、
掲載頁数が少ないことになり、それに対する苦言ばかりが聞こえ、
もう何十頁も描いているのに、それは読者には判らないことと、
悔しさ悲しさに胃の痛みが増していった。
僕は20代の頃は小心者であることや
職場の先輩のY氏に執拗なイジメを受けていたこともあって、
(今なら訴訟になるレベル)
胃潰瘍・十二指腸潰瘍を患い、
胃痙攣で救急へということもあったから、
間違いようのない痛みだ。
〆切を限界まで延ばし、それでも残された時間が足りなすぎる状況で
編集部へ発売の4月への延期を懇願したが、聞き届けられず、
逆に提案を受けたのが、物語最終部分16頁分のカットだった。
印刷工程で頁は4の倍数、8、16、32が単位になり、
16は1折と言われる技術的なパッケージ量だ。
「ネームを見て言っていますか?」
「いいえ」
電話でのそういうやり取り。
これまで、ヤマトのコミックは1冊の読後感というものを大切に描いてきた。
それが作品の満足度や意味に繋がるよう計らってきた。
そういう作り手の心や作品性とはまったく関係ない
決算期に間に合わせる都合を優先させろということだ。
実は6巻の時、やはり映画公開に合わせろという角川の指定による
スケジュールの逼迫でも、まったく同じ提案をされた。
これは断固として拒絶した。
それはカットする位置がまずくて、お話や演出が成立しない状態になるからだった。
そう。つまり僕は提案を頭ごなしに否定するのではなく、
検討検証をして答えている。
そして8巻のネームを検証した結果、
演出的にここでカットは可能であると判断し、提案を受け入れた。
(それでも入稿まで苦しい日程なのは変わらない状況)
なので、ヤマト側の反乱編の顛末まですべて完結できるよう
物語、ネームは完成していたのに、
それは次巻送りになったということだ。
https://gyazo.com/6f7141b4c5a1ff776084e4fef7c863e4
そのためデザインが入る必要で、先行で描いて納めてあった8巻の最終頁は
描き直しの差し替えになり、
使われることは無くなった。

Y43_85
残念ではある。
でも、そもそもが3月に刊行という急なピッチを求められたがゆえに
十分に盛り込めなかった演出や描写を
再度盛り込めたものに仕立て直せるので、
カットになったとはいえ、より良いものに仕上げられるという
機会を与えられたようにも考えている。
その意味では、16頁カットの提案は、必ずしもマイナスではなく
プラスに働くきっかけを作ってくれたのだ。
漫画家は自分の作品に呑まれているからこそ
踏み込めない判断もある。
その検討の機会を作ってくれたという意味で、
編集にはお礼を述べた。
なので、8巻は「引き」で9巻へ続く。
それでも楽しんで読んでもらえるものにはなっていると思う。
手にとっていただけたら嬉しい。

9巻はバラン星突破までを描く予定。もうプロットに入っている。

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2015年12月26日 (土)

年末のおしらせなど

12月に入って風邪をひいてしまい、伏せっていたものだから、
仕事の進行に深刻な影響が出てしまった。
でもなんとか脱稿。
心も身体も疲れた。とても疲れた。
https://gyazo.com/6fd1e6569f345edea426848ea71f7e78
(ビーメラ星上空・フィニッシュ後(上)と前(下) 森林限界、谷、雲の影、艦容の陰影、それをたしただけで表情は変わる。これまで生きてきて何を見て感じ考えてきたかで、絵に加えられる要素は異なる)

更新は年内・来週早々のはずなのだけど、
なぜかwebに記載された更新日は随分先の日程を示してあって、訳が分からない。
先月もそうだった。
不正確な記述が続いている。
懸命に描いているのに、相手はそんなことはお構いなしに
コイツは原稿遅いから保険でこのアタリの日付にしておけみたいな扱いなんだろうな。
僕のせいでそうなったのだと言えば済むし。
そんな真っ暗な気持ちを抱えたまま、
依頼のあった冬コミ(!)の原稿を手がけたりしている。

そう冬のコミケットが目前だ。
なんだか周囲から「冬コミ出ないんですね」って、何度も何度も何度も言われて、
不思議に思っていたんだけど、
サークルmsのwebカタログを見たら、
うちのサークルの[お気に入り]のリンクが消されているみたい。
過去に「お気に入り]にチェックしてあれば
サークルの更新情報とかメールに届いたりするし、
その便利さに安心していると、
リンク切れされたサークルは、冬コミに参加してないかのように、
気づかれない存在になっている。
リストに上がらないから、僕は今回不参加だと勘違いされているんだろうな。
ただでさえ、連載持ってる漫画家とは思えないと友人が驚くほど閑散とした
マイナーサークルなのに、どこまで閑古鳥を鳴かせようというんだろう。
意図したものではないと思うけど、これはもう悪質ないじめか情報戦の実験状態だよ。
どうしてリンクが切られてるって判ったのか?
それは、自分で自分のサークルを[お気に入り]登録してたから。
いつも淋しい自分のサークルをせめて自分だけでも登録してあげようって思っていたから。
だのに、その自分のマーキングが消えてる。本当に惨めな気持ちの上塗り。
サークルmsの[お気に入り]のリンク切れは、
僕自身の登録分では、僕、あびゅうきょ先生、氷川竜介さんの3サークルを発見。
そういうサークルは他にもたくさんあると思うので、
冬コミに参加される方は、注意したほうがいい。

そして僕の参加だけれど、
前述のような状況で身動きがとれず、自分の本は断念。
依頼のあった友人たちの本へ、時間が許す限り手がけたのだけど、
それでも依頼を断らざるを得ない不義理をしてしまった方もいて、
申し訳ないばかり。
で、自分が参加したものは
[1日目]
東:T-08a 日本晴 
 ここでは間に合えば、食戟のソーマの本と東郷隆先生の「定吉七番」本の装丁など
東:ニ-10a KIYO CLUB
 ルパン三世本 にイラストを寄稿
東:ニ-60b Factoryきゃの
 ヤマト講座本3 に表紙画など寄稿
東:ぺ34a
 クラッシャージョウ本 にイラストを寄稿
[3日目]
東:Y-07a MASHROOM
 YAT安心!宇宙旅行20周年記念本にイラストを寄稿 

お声掛けいただいたのに、練りこみの時間が不十分になってしまって、
今回は反省点の多い絵を提出してしまった後悔がある。情けない。

うち、ルパン本とヤマト講座本は
僕のスペースに委託という形で置かせていただく予定。
昨年冬は原稿の執筆で欠席、
この夏は原稿の執筆で昼で退席、
今回も新刊はなしという恥ずかしい状況ではあるけれど、
せめて3日目はちゃんと会場にいる予定。
本当に地味なマイナーサークルなので、
お立ち寄りいただけたら嬉しいです。
ということで、3日目に出ます!
東3ホール ウ-24a むらかわみちお党 にて。

Ymk3

 

ここより以降は暗い話。
もうずっと仕事をしていて、まともな休日もとれないので、
体力や免疫力も落ちているせいか、風邪の治りも悪い。
その一番症状の重いときに角川からは
「いいからそれでも描け」とのお達し。
コミックスを3月に出して決算期にからめるっていう発想は
そりゃ元社長としては理解はするけれど、
過労死してもおかしくないような状況で仕事させていて
何も助けてくれないまま、原稿の枚数だけは要求する。
僕の生死や漫画の内容や質は二の次で、決算に間に合わせることが重要。
そこまで追い込んでる自覚もないんだろうな。
昨日、友人から聞いて初めて知ったのだけど、
昨年あたりから、ヤマトファンの皆さんで僕に感想を届けようと、
以前はコミックスに挟まれていてweb連載になり無くなったアンケート葉書に
似せた書式で刷った物で編集部宛に投函をしてくれていたということ。
そしてそれは、まったく僕のところには届いていない。
何年か前に一度、まとめて渡された1回きりだ。(ゼロのプラモなどと一緒)

今日は一人でずーっと自分は愚かでクズで、絵も漫画も下手だって反芻し続けていて、
かなりグロッキーになっていたけど、一つ判ったことがある。
もちろん自分が駄目人間である前提は決して揺るがないけど、
こういう凹みって仕事があがってアシさんが引いたあと、いつもなってるってことだ。
漫画家であることを除いた僕個人は、結局誰もそばにいないから。
毎日毎日、朝から深夜まで机に向かって、
とうとう誰とも口をきかなかったな、家を出なかったなという日が
1年の大半を占める今の生活は、人間的じゃない。
ああ、駄目人間は人間以下だった。そうか。そうだよね。
たいそうな野心とか持っていないつもりなんだけど、
傍にいる人に感じる優しい気持ちを大切にできる場をもって、
その心でいろんなことをしてあげられたらいいなって願っているだけなのに、
どうして結局は一人なんだろうなぁ。
一番大切な願いはどんなに努力しても絶対手に入らないっていう僕のジンクスは、
そうやって人生を覆い続けていくのかな。

以前にどこかの漫画家さんが、孤独に耐えかねて
漫画家を辞した話題がネットに上がっていた。
この孤独の話題を改めて眺めると、
漫画家の階層というかスタイルの違いに触れている発言がないと思った。
「そんなことないよ頑張れ」みたいなことが言えるのは、
大手週刊漫画誌系で描いていたか、
そういう執筆環境や文化の中で描いてきたか描いている人。
日頃、アシさんに囲まれ、編集部のケアもあり読者も活発な人。
だけど、血を吐きそうに孤独に苦しんでいる人は、
零細で殆ど一人でこつこつ描いていて、
編集部もろくに相手もしてくれず、
ファンの存在すら感じられないまま、家の中に篭っている、そんな漫画家なんだ。
どちらもそれぞれの苦労はあるけど、
この孤独の意味も理解しないで「大丈夫」とか言ってくれるな!
そういう絶望的な孤独にある漫画家のほうが、
大所帯で描いてる漫画家の数十倍もいるんだから、
そちらのほうから、こちらのほうに、同情と哀れみで励ましてくれても、
ちっとも同情なんてシンパシーで繋がってない。
そこをもっと意識して、心を救っていく道筋を拓いていかないと意味がないんだよ。

僕はこの低所得者層が増えていく格差社会の流れの中で、
貧乏な人ほど結婚するべきと考えている。
それは生計や扶助など二人なら一人よりも楽になる事が多いから。
「貧乏で結婚できない」と言う発想を逆転させるべき。
その延長で、零細漫画家も結婚をしたら良いのになと思っている。
収入や扶助がどうのという前に
誰かと口をきける。その喜びが心をどれだけ救ってくれるか。
最近、周囲の漫画家さんの結婚が続いていて喜ばしい。
僕自身は不甲斐ない境遇でも、友人の幸福は我が事のようにとても嬉しい。
どうかどうか二人でいることの充足と幸せが人生の糧となりますように。
(なのでオイラも結婚したい。というオチか)

そして年の瀬の御挨拶。
みなさまどうぞ良いお年を。

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2015年9月30日 (水)

久々の日記更新

あんまり間が開くと日記ではなく月誌とかになってしまう。
コミケット以降、すぐに連載の〆切、業界誌表紙の取材、SF大会(鳥取県米子市)、
帰宅して9月は単行本作業、連載の執筆、ネーム集の執筆編集、
大阪でのヤマト講座、書店特典と休む間がなく、
落ち着いて日記を書く時間もとれなかった。
親しい人とお酒を呑む機会がなかったとは言わないけれど、
疲れているのか、少ない量で酔いが廻ってグロッキーがしばしば。
出渕監督と新宿でお酒を呑んだ日も、
気づいたら自宅の玄関を上がった床に倒れていて記憶がない。
こわいこわい。というかとんだ失態。
要注意だなぁ。

あれこれ書きたいことはあるけれど、
公的な報告とお知らせを中心に。

8月末のSF大会は初めての参加で、分からないことも多かったけれど、
とても良い出会いに恵まれて、楽しく過ごすことができた。
僕はもっぱらヤマト関係の企画などに召集がかかっていたのでそこを中心に。
でも金田伊功さんの作画についての講座や
加藤直之さんの電子画集の紹介、板橋克己さんのメカ講演など
興味深く、またとても勉強になった。
そして「宇宙戦艦ヤマト2199・星巡る方舟」が星雲賞を受賞して、
会場にいた出渕監督を始めとした関係者はみな大喜び。
米子の夜に祝杯をあげた。
メカデザイナーの山根公利さんは隣の島根県在住で、
監督に「飲みにおいでよー」と非常呼集をかけられ参加。
初めてお会いしたのだけれど、僕の母が島根出身で、
しかも山根さんと同じ市内であることが判明。
なんだかとても仲良しになれた。嬉しい。

米子からの帰宅後、コミックスは加筆修正も済み、無事に入稿。
追加頁は2枚、口絵もカラー化。トーン追加や加筆は殆どの頁で行っている。
玉盛さんのカバー画も、ドメラーズと次元潜行艦の雄姿がかっこいい。
コミックス7巻の発売は10月10日土曜。
流通の関係で数日早い発売の店もあるかもしれない。
そろそろ見本も刷り上るはずだけど、まだ未見。楽しみ。
内容は、前の6巻もそうだったけれど、アニメとはお話を組み替えて、
流れを維持しながらドメルの描いた戦略を2つの戦いで一気に見せていく。
ドラマのほうも違う印象のものを織り交ぜて、肉付けを。
物語が後半へと向かっていく段階で、プロットやキャラの方向性に
僕の思惑が明確になるにつれ、違和感を抱かれる人が出るのは覚悟のうえ。
アニメのまんま漫画にしたら意味がない。
終盤の徳川機関長の言葉は、
若い人よりも仕事で中堅以上の年代の人なら、感じるものがある。
そう願ってのもの。
これは違うと言う人がいてもいい。
でも僕はそういう解釈をし、想いを描きたかったのだから。そういう漫画。

2015100111290000
追記:届いた!(10/1)

7巻の発売に合わせて、ネーム集の第3弾も刊行される。
今回も2集と同じく、ヤマトクルーさんからの発行で、
コミックスの5巻6巻のネームと、その全頁の解説が載っている。
表紙はこんな感じ。
Rf3
内容は巻頭カラー8頁にモノクロ本文96頁。
各々こんな感じになる予定。

Rf03_0

ヤマトクルーでの予約期間は終了してしまっているけれど、
今回部数限定で、ComicZINの店頭販売がされる予定。
http://www.comiczin.jp/info/comic/index.cgi?no=5040
webで告知も出ると思うけれど、コミックス7巻と同時発売のはずなので、
予約されていない方で秋葉原や新宿のZINで見かけたなら
手にとっていただけたらと願う。
またZINにはコミックスの通常の特典としてポストカードの付録つき。
西条さんにしました。島根県出身なので大好き(そこかよ)。
Postcard_zin7

丸善・御茶ノ水店でもポストカードとペーパーが付く予定。
絵柄はカードの方はお店から男性キャラでとのことで、フラーケンとハイニ。
Postcard_maruzen07
ペーパーは新見さんにした。https://gyazo.com/8b14fcac99b1e86b0e9be230b3e0a60a
7巻ってあんまり女性が活躍していないので、誰を描こうかなと思ったら、
お話でお局様全開だった新見さんの、可愛い感じを描いてあげようと思い立ちまして。
いつかカラー画にしてみようかな。

27日の日曜日はヤマト講座in大阪だった。
会場の雰囲気も良く、
ゲストの堺三保さん、大本海図さんのご協力で
終始にぎやかで、笑みに溢れ、
自分も楽しい時間として過ごすことができた。
というか普段より陽気なくらいで、あとで赤面。
今回はなんだか僕の漫画を解剖するような内容だったので
参加されたお客様に楽しんでいただけるのか
甚だ不安だったのだけれど、
和やかな雰囲気にすっかり調子にのってしまったんだな。
ともあれ、ありがとうございました。
当日の特別メニューは僕の方でレシピを考えたものだったので、
ここに備忘録的にメニューを掲載。
********MENU**********
【ドリンク】
◆「太田の寝酒」(ワイン)
大阪産のワイン
大阪はワインの産地なので、地場のワインを調達。赤白どちらでも可。

◆「大都督の祝杯」(カクテル)
ズブロッカとアップルタイザーを1:1で。
そこに薄い輪切りの生キュウリを数枚(またはスティック状)。
グラスには氷。度数高め。

◆「沢村の穴」(カクテル)
梅酒とホッピーを1:1で、あとは氷。
肉体労働に疲れた労働者のお酒w

◆「惑星間弾道弾」
黒ビールのみのデカ生ビール。
◇桐生さんのお茶の時間(ソフトドリンク)
トワイニングの「レディグレイ」を購入し、アイスティに。
これは自分が好きな香りだから。

【フード】
●「青虫のソテー・ガトラン風」
ひき肉をオリーブオイルで軽く炒め、そこに
食べやすいサイズに切ったホウレンソウ(多めに)とナスを合わせて
さらに炒める(ここでは味はつけない)。
そこに、プレーンヨーグルト+塩+ニンニクすり身(チューブ)で仕上げたトルコ風ソースをかけて完成。

●「ククルカン麺」
既存メニューのネギ塩豚丼の具材に、賽の目に切った生の水ナスと、スパゲティの麺をあわせたもの
●「デスバーテーター」(実現ならず)
食パンを斜めに切り、その上にカニカマ、たらこ(チューブ可)、スライスタマネギを敷き、
マヨネーズを軽くかけ、とろけるチーズを乗せてトーストする。

●「クリーム・メルヒ」
クリームチーズとアボカドを1:4程度で和えて、カイワレ大根を少々乗せ、
ワサビドレッシングをかけて完成。
ドレッシングは市販品で可。ワサビ強めが良い。

●シャンブロウ
梨を入れた牛乳寒天。仕上げにミントの葉を1枚。
スイーツとして。作りおき出来るので便利。

翌日はヤマトの連載の更新だった。
いよいよ反乱編。
新幹線の中でもアイディアを練りながらで、
まだお話が固まってこないけれど、
アニメ本編とは違った印象の漫画版ならではの話になるよう頑張ろう。

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