もう10年以上続けているお仕事。国際金属労働組合協議会というジュネーブに本部のある組織の日本支部の季刊機関誌の表紙を描いている。
前任者の逝去に伴い僕が引き継いだので、終身仕事か?
当初はテーマを毎年変えていたけれど、8年ほど前に僕の出した企画が通って、加盟労組の会社の生産作業を描写し、同時に誌面で取材記事を載せるものになった。
記事は僕が書かないけれど、あちこちの工場を公認で見て廻れるのは楽しく、勉強になる。
最近は描く題材を指定されることが多いのが残念。構図的に厳しかったり、面白くなかったり、物凄く大変な機械を描かされたりするから。
複雑で描画が厳しいときは、パーツの大まかな位置をトレス台で押えて、あとはフリーで描き込む方法をとったりもするけど、人物は肉体的な勢いなどあるので、そのまま描いている。